スマートロックのメリットとは?賃貸にも導入できる?
スマートロックの導入が進んでいるのは、そのさまざまなメリットが広く知られるようになってきたからです。加えて、14,000〜25,000円程度と費用が手頃なこともその一因でしょう。
スマートロックの9つのメリット
・鍵を持ち歩く必要がないため、紛失のリスクもなくなる
・仮想キーのため偽造される心配がない
・家族や信頼できる人と容易に鍵をシェアできる
・万が一鍵を締め忘れて外出しても、出先からロックが掛けられる
・出入室の管理がスマホアプリで簡単にできる
・外出していても子供など家族の帰宅が確認できる
・スマホの充電が切れても、IDや暗証番号を使って解錠できる
・もちろん従来の物理キーでも施錠・解錠できる
・こうしたメリットがわずか20,000円前後の初期費用で得られる
実際に体験してみると分かるのですが、鍵を持ち歩く必要がないというだけで圧倒的に生活が便利になります。玄関先で鍵を探す必要もありませんし、出先で紛失してしまうリスクもなくなります。
賃貸にも導入できる
「うちは賃貸だから…」と諦めていませんか?確かに賃貸物件の場合、設備を交換したり穴をあけるなど加工したりするのは簡単にはできませんよね。ですが、スマートロックは賃貸でも導入できます。詳しくは後述しますが、穴あけなどの工事不要で玄関ドアに簡単に取り付けできるスマートロックを選べばよいのです。
スマホの電池が切れたら?スマートロックを賃貸に取り付ける際の注意点
賃貸に限ったことではありませんが、スマートロックを取り付けるにあたっていくつか知っておきたいポイントがありますので、お伝えします。
スマホを家に置き忘れないように気をつける
スマートロックとスマホが通信することで施錠・解錠が可能になります。そのスマホを家に置き忘れて外出してしまうと、締め出しをくらう恐れがあるため注意が必要です。
スマホが電池切れになったときに開けられるか確認しておく
当然、スマホのバッテリーがなくなり電源が落ちてしまえば通信ができません。物理キーを持ち歩いていればよいのですが、それではスマートロックを導入した意味がありませんよね。コンビニにモバイルバッテリーを慌てて買いに行くことにならないよう、IDや暗証番号などを使って解錠できるか確認しておきましょう。
スマートロック側の電池切れにも気をつける
一般的に、スマートロックは電池駆動です。コンビニなどで手に入るタイプが主流ですが、スマホがフル充電でもスマートロックの電池が切れていれば通信できませんので、電池切れには気をつけましょう。
玄関付近の通信状態は事前に確認しておく
玄関付近の通信状態は事前に確認しておきましょう。滅多にあることではありませんが、通信状態が悪く反応しないということも考えられます。
賃貸OKのスマートロックの選び方とおすすめ紹介
賃貸に取り付けできるスマートロックの選び方や、おすすめを紹介します。なお参考価格は2020年8月9日時点で確認できたものです。最新情報はメーカーや通販サイトなどをご確認ください。
取り付け方法は?
賃貸の場合は取り付け方法が重要です。強力な両面テープなどで玄関のドアに貼り付けるタイプなら、取り外す際も剥がせばよいだけなので賃貸でも安心です。
施錠・解錠方法は?
スマホをポケットに入れたままでも、ドアに近づくだけで開閉できるタイプが便利です。スマホすら取り出す必要がないので、両手がふさがっていても安心です。
電池残量できる?
スマートロックの電池残量が少なくなったときに通知をくれるタイプを選びましょう。
緊急時に解錠できる?
緊急避難時などに慌ててしまい、うまく鍵が開けられないといった状況も想定できます。スマートロックではなく物理的に解錠できるかどうかも確認しておきましょう。
おすすめのスマートロックは?
Qrio「Qrio Rock」参考価格25,300円
ドアに近づくだけでOKのハンズフリー解錠、締め忘れを防ぐオートロックのほか、合鍵共有やスマートスピーカーを使った音声操作による状況確認および施錠・解錠、Apple Watchで解錠などとにかく機能が盛りだくさんのスマートロックです。強力な両面テープで取り付けるだけなので賃貸でも安心です。
CANDY HOUSE「セサミ スマートロック」参考価格14,800円
画像引用元:https://jp.candyhouse.co/collections/frontpage/products/sesame
同じく両面テープで取り付けるだけの、賃貸におすすめのスマートロックです。iOSをお使いの方は、スマホをノックするだけで解錠できます。ポケットから取り出す必要はありません。締め忘れても安心のオートロックや合鍵シェア、スマートスピーカーによる音声操作など、Qrio Lockに匹敵する多機能性が魅力です。
こうしたポイントさえ押さえておけば、賃貸にお住まいの方でもすぐに、スマートロックのある暮らしを始められますよ。
スマートロックの導入は賃貸経営者にもメリットがある
スマートロックは、賃貸入居者だけでなく経営者にもメリットがあります。
鍵の管理や紛失を防ぐことができる
賃貸経営者の方は鍵の管理が大変ですよね。紛失といったヒューマンエラーも想定されます。スマートロックにすることで、アプリひとつで管理できるうえ紛失などのリスクがなくなります。
内見予約に立ち会わずに済むため業務効率化が図れる
賃貸物件の内見を希望する方には、合鍵シェア機能を使いましょう。シェアした鍵の有効日時や権限なども設定できます。貸し出し・返却や現場立会といった負担がなくなり、業務効率化が図れます。
何より入居者の満足度が高い
スマートロックを導入している賃貸物件というだけで借り手がつく確率が高まります。お金をかけて自分で購入する必要がありませんし、最初から利便性の高い賃貸物件に入居できるわけですから、入居者は非常に魅力を感じるはずです。
お伝えしてきたように、賃貸にスマートロックを取り入れるのは簡単です。すでに賃貸にお住まいの方はもちろん、経営者の方もぜひこの機会にスマートロックを検討してみてはいかがでしょうか?
こちらの記事では、スマートロックの基本からメリット・デメリット、さらにさまざまなスマートロックを比較しています!ぜひご参考ください。