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スマホとの連携を強化したBDレコーダー「おうちクラウドDIGA」が発売

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「おうちクラウドDIGA」とは?

パナソニックは従来の「DIGA」または「全自動DIGA」のカテゴリで製品を開発・販売してきましたが、ユーザーの利用環境が“スマホのみ”や“PCレス”に傾倒してきたことを踏まえて、時代に合うスマホ連携強化を目指して開発されたのが今回の「おうちクラウドDIGA」です。

録画した番組や音楽、写真に動画まですべて「おうちクラウドDIGAにためてスマホで楽しむ」というコンセプト通り“ためる”機能が大幅に向上し、スマホでそれらのコンテンツを楽しむことができる“ホームサーバー”として登場したのが「おうちクラウドDIGA」という訳です。

現在のラインナップは4機種です。

DMR-UBZ2030

・3チューナー

・Wi-Fi内蔵

・HDD容量2TB

・Ultra HD Blu-ray再生対応

・オープン価格79,217円~131,328円

DMR-UBZ1030

・3チューナー

・Wi-Fi内蔵

・HDD容量1TB

・Ultra HD Blu-ray再生対応

・オープン価格72,050円~90,698円

DMR-BRT1030

・3チューナー

・Wi-Fi内蔵

・HDD容量1TB

・オープン価格64,704円~103,680円

DMR-BRT530

・3チューナー

・Wi-Fi内蔵

・HDD容量500GB

・オープン価格54,704円~89,748円

なお、価格はいずれも参考です。

 

おうちクラウドDIGAの特徴や性能

まずは上位モデル「DMR-UBZ2030」と「DMR-UBZ1030」のみに搭載された機能「Ultra HD Blu-ray対応」について簡単にご紹介します。

Ultra HD Blu-rayとは4Kに対応した次世代ブルーレイディスクの規格のことです。

高い解像度や高輝度で質感あふれる表現、色の高い再現性などが特徴で、精細感、立体感、鮮やかな色調、なめらかな動きによる美しい映像を楽しむことができます。

その他、全モデルに共通の機能や特徴として、従来のDIGAにおいて番組予約や視聴アプリとして運用されてきた「Media Access」の機能はほとんどそのまま継承し、「おうちクラウドDIGA」ではスマホとの連携強化にあたって新たに、

・音楽転送/再生

・写真や動画の転送/取り込み

に対応するアプリ「どこでもディーガ」が開発されました。

*現在のところ、どこでもディーガの動作環境はAndroid 4.4以降、iOS 9.3以降となっています。

これにより、DIGAに録画した番組を通勤中やベッドの中などでスマホまたはタブレットで視聴できるほか、音楽番組を再生しながらメールチェックなども可能です。ネットワークに接続されていれば海外で再生することもできます。

新アプリであるどこでもディーガでは、

・放送予定番組の録画予約

・録画番組の再生

・番組内容や出演者情報の確認

・DIGAに保存された録画番組をスマホにダウンロードして持ち出し

・どこでもディーガに配信される新番組情報からそのまま番組予約

などができ、より一層番組視聴を楽しむための様々な機能が搭載されました。

また、音楽再生ではDIGAに保存してある楽曲をストリーミング再生ができるほか、アルバム名やアーティスト名で整理して表示したり、DIGAで作成したプレイリストを表示したりすることもできます。

番組視聴と同様に「おうちクラウドDIGA」に保存されている楽曲をスマホにダウンロードして持ち出すことももちろん可能です。1曲ずつ、アルバムごとなど選ぶことができますので、自分だけのプレイリストが簡単に作成できます。

なお、「おうちクラウドDIGA」ではWAVまたはFLAC形式で音楽CDのリッピングが可能で、同時にスマホ用に128kbpsのAACファイル(mp4)も作成してくれますので「どこでもディーガ」を使えばスマホではAACファイルの音楽再生が楽しめます。

そのほか、写真や動画をDIGAに転送して大画面テレビなどで楽しむこともできます。

スマホ内に保存されている写真や動画を、SNSにアップするような感覚ですぐに転送し、撮影時の画質を保持したまま「おうちクラウドDIGA」に保存することができます。DIGA内に保存されている写真や動画も同様に、外出先で見たりスマホにダウンロードして持ち出したりすることも可能です。

 

おうちクラウドDIGAではバックアップ機能も強化されている

データを取り扱う際に最も気になるのが「バックアップ」です。

せっかく保存したコンテンツも何らかの原因で消滅してしまっては悔やんでも悔やみきれません。

その点、「おうちクラウドDIGA」では、従来のBDやSeeQVault対応のHDに加えて、USB HDにも対応しました。

・写真や音楽用のフォーマットが必要

・録画とは混在させられない

・スマホからDIGAに送るコンテンツには内蔵HDDへの取り込みが必要

などいくつか制限はありますが、これまでよりもバックアップの面で強化されていると言えます。

いつでもどこでも自分のお好みのコンテンツが楽しめる「おうちクラウドDIGA」、一度使ったら手放せなくなりそうです。