「一度使ったらスマホに戻れなくなる」Amazonエコーって何者?
「知らなかった!」
という方のために、Amazonエコーがどういうモノなのかについて解説したいと思います。
Amazonエコーはいわゆる「スマートスピーカー」で、近年話題沸騰中のスマートホーム向けIoTデバイスです。
2015年6月にアメリカ、2016年9月にイギリス、10月にドイツでそれぞれ販売が開始されました(2014年11月にはAmazonプライム会員と招待者限定で先行販売されています)。
Wi-FiとBluetoothによる接続が可能で、OSにはAmazonが制作したAndroidベースの「Fire」が搭載されています。
特にアメリカにおいては文字通り「爆発的」な人気を博し、販売開始からすでに500万ユニット以上を売り上げています。
つまり単純計算で500万世帯にAmazonエコーが設置されている、ということになります。
「一度使えばスマホには戻れない」とまで言わしめたスマートスピーカーAmazonエコー。
その特徴や多彩な機能をご紹介します。
Amazonエコーの特徴とは
「Ok Google」や「Hey Siri」などはご存知の方も多いことと思いますが、それと同様の音声認識サービスで、「Alexa、~」でコマンドを伝えることができます。
AI搭載のため、ユーザーと会話をすればするほどその声の特徴や傾向などを学習し、コマンドに対するより的確なレスポンスを示してくれるようになります。 Amazonエコーでできることは、例えばこのようなことです。
「Alexa、ノリの良い音楽をかけて照明を派手にして」
「Alexa、今日の天気や渋滞情報は?」
「Alexa、4人分の肉じゃがを作りたいんだけど砂糖の量は?」
「Alexa、カーテンを閉めて照明を暗めにして」
「Alexa、~を買いたいんだ」
「Alexa、○○のライブ映像を見せて」 など、
Amazonエコーに対応しているIoTデバイスを登録しておくことで、音声一つであらゆる家電製品を制御できるようになります。
また、Amazonのメインであるショッピングはもちろん、Amazon Kindleの書籍の読み上げ、ニュースやスポーツ情報のチェック、知りたい情報の検索、ピザの出前を頼んだり、タクシーを呼んだりなども音声によるコマンドで行うことができます。
さらに、ドア開閉センサーやスマートロック、セキュリティカメラなどと連携させれば、 「Alexa、誰が訪ねて来たの?」 と問いかければ玄関のモニターを映してくれたり、寝る前にうっかり鍵をかけ忘れたことを思い出したりしても、 「Alexa、玄関の鍵を閉めて」 で玄関のドアが施錠されます。 こうしてユーザーと様々な家電製品やIoTデバイスなどを「音声」で繋いでくれるのがAmazonエコーなのです。
*上記の「Alexa、〜」に続くコマンドはあくまで例ですので実際には異なる場合があります。
Amazonエコーシリーズをご紹介!
Amazonエコーには「Amazon Echo」「Echo Dot」「Amazon Tap」「Echo Lock」「Echo Show」など様々なシリーズが発売されています(今後さらに増える可能性もあります)。
残念ながら大人気の「Amazon Echo」は品切れ状態が続いています。
Amazon Echo(参考価格179.99ドル)
「Echo Dot」はAmazon Echoのスピーカー機能を最小限に抑えて小型化し、自宅のスピーカーと接続して使うことができますので、高音質のスピーカーを持っているという方にはもってこいのデバイスかも知れません。
Echo Dot(参考価格49.99ドル)
「Amazon Tap」がAmazon Echoと似ていますが、タップするボタンが付いているというのが大きな違いです。
もちろん「Alexa、~」で呼び出すこともできますし、バッテリーを内蔵していますので持ち運びも可能です。
Amazon Tap(参考価格129.99ドル)
「Echo Lock」はカメラ搭載のデバイスで、通常のEchoとして使用できるほかセルフィーに対応したり、ファッションチェックのアドバイスを行ってくれたりするといった理由から、特に若い女性に人気のようです。
Echo Lock(参考価格199.99ドル)
最後にご紹介する「Echo Show」は2017年5月に発売されたばかりのデバイスで、Alexa搭載のタッチディスプレイ端末です。価格帯も通常のEchoとそれほど変わらないため、こちらがスタンダードになるのではないかと言われています。
Echo Show(参考価格229.99ドル)
日本での発売が本当に待ち遠しい!
日本語への対応がクリアできれば、すぐにでも発売されるのではないかと言われています。
もしかすると本当に年内に日本でも見かけるようになるかも知れませんね。ただ、アメリカで大人気だったように、日本でも一気に話題に上って売り切れ続出!となってしまう可能性もあります。 気になる方はこまめに動向をチェックしておくことを忘れないようにしましょう。