スマートホームとは?まずは基礎知識を簡単に解説!
スマートホームとはそもそもどういった住宅を指すのか、なんとなくイメージは湧くものの、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。スマートホームについて簡単にまとめたので、まずは基礎知識を身につけていきましょう。
「スマート」の意味について
スマートホームの「スマート」は「インターネットにつながる」と考えましょう。お使いのスマートフォンはインターネットにつながる電話、ということになります。鍵ならスマートキー、照明ならスマート照明(ライト)などとなります。
転じてスマートホームとは、インターネットにつながる住宅と捉えることができます。ただし住宅そのものがインターネットにつながるのではなく、家電や家具、住宅設備や各種機器などが、それぞれインターネットにつながっている住宅と考えるのが一般的です。
スマートホームとは
インターネットに接続されたモノ(デバイスと言います)たちが、そこで暮らす人にとって便利で快適な、そして豊かな生活を実現してくれる住宅、それがスマートホームです。
デバイスにはセンサーやカメラ、GPS、無線通信技術(Wi-Fi、Bluetooth等)が組み込まれています。スマホや音声によってデバイスをコントロールできるようになるほか、センサーやカメラがユーザーの動きを検知して自動で動いてくれるようにもなります。
ただし家電や家具、住宅設備や各種機器が個々にインターネットにつながっており、それぞれが勝手に作動していては家中大混乱を招いてしまうことがあります。スマートホームとは、個々にインターネット接続されたデバイスたちと、それらを一括制御する管理システムに大別されます。
デバイスと管理システムの違いとは
デバイスは、インターネットにつながった個々の「モノ」を指します。たとえばスマート照明なら、スマホアプリでオン・オフしたり音声で色や照度を調整したりできます。
ただ、1つ2つのデバイスならよいのですが、デバイスが増えてくると1つずつアプリを立ち上げてコントロールするのは現実的ではありませんよね。逆に時間を取られ、利便性とは真逆の暮らしになってしまいます。
そんなときに役立つのが管理システムです。
分かりやすい例では、Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」があります。Amazon EchoにはAI音声アシスタント「アレクサ」が搭載されています。「アレクサ、◯◯」と話しかけるだけで、連携している各種デバイスをコントロールできるようになります。
「アレクサ、おはよう」と話しかければカーテンが開き、照明とテレビがオンになり、コーヒーメーカーがコーヒーを作り始める…1つずつアプリを立ち上げて操作しなくても、こうした一括コントロールが可能になります。
デバイスを個々に導入することで実現できるスマートホーム、そのスマートホームをより便利で快適なものにしてくれるのが管理システムなのです。