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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2020.06.10
2020.06.12

Appleの忘れ物防止タグ「AirTag」、2020年6月にいよいよ発表か

財布や鍵をよくなくしてしまう人にぜひ使ってほしいIoT製品「スマートタグ」が、Appleからも発売されるかもしれません。Appleの「AirTag」は他社のスマートタグとは一味違うものになりそうです。

記事ライター:iedge編集部

Appleが開発中と噂の「AirTag」

AirTagは、Appleが開発中であると2019年から噂されているスマートタグです。iPhoneユーザーにはおなじみの「iPhoneを探す」の機能が、一つの独立したデバイスになると考えるとイメージしやすいかもしれません。

 

スマートタグとは、スマートフォンとBluetooth接続で連動し、忘れ物や落とし物を防止するためのデバイスです。キーホルダーやカード型のものが多く、なくしたくない物に取り付けて使用します。タグから音を鳴らして場所を知らせたり、スマートフォンと一定以上の距離が離れたときにスマートフォンアプリから通知を送ったり、紛失した場所を特定したりという機能を持つものが一般的です。

 

有名なのがアメリカ発のスマートタグ「Tile」シリーズで、世界230ヶ国で利用されています。

 

AirTagに関する噂

デザイン

テクノロジー系情報サイトZONEofTECHがYouTubeに投稿した動画を見てみましょう。動画内で紹介されているAirTagのモックアップは、薄い円盤型のシンプルなデザインです。

 

チェーンを付けられるストラップホールはなく、また、財布に入れるには少し厚いように見えます。シールで貼り付ける形になるのか、あるいはケースに入れてぶらさげるのか、現段階では様々な憶測が飛び交っています。

 

UWBを採用

既存のスマートタグの多くは通信方式にBluetooth Low Energyを使用していますが、AirTagはどうやら違います。

 

Apple製品のリーク情報に関して「最も当たる」とも言われている台湾人アナリスト、Ming-Chi Kuo氏によると、AirTagはUWB(超広帯域無線通信)を採用しているということです。

 

UWBは非常に広い周波数帯域を使用し、障害物による影響が少ない通信方式です。近距離において非常に高精度な測距・測位が可能という特徴を持ちます。100メートル〜200メートル程度の範囲内であれば、数センチ単位での測位が可能となり、Bluetooth Low EnergyやWi-Fiよりも遥かに高い精度です。

 

AirTagがUWBを採用するのであれば、他社のスマートタグより高い精度でアイテムの位置を特定できると考えられます。

 

電池交換可能

AirTagはコイン電池(CR2032)で動作する可能性が高いという予想があります。

 

他社のスマートタグは電池交換不可で、使い続けるには製品ごと買い換えなくてはならないものが少なくありません。AirTagが電池交換可能なら、製品を長く使うことができ、経済的かつ環境にも優しいのが嬉しいですね。

 

ただし、Apple Watchのようなマグネットでの充電方式が採用されるという異なった情報も存在しています。

 

完全防水仕様

AirTagは完全防水使用であると予想している専門家もいます。しかし電池交換が可能なら、カバーを取り外しすることになるため、完全防水を実現するのは難しいでしょう。

 

マグネットでの充電方式が採用され完全防水であるならば、自転車やスーツケースに取り付けるといった使い方も想定できます。

 

AirTagはいつ発表される?

Apple製品のリーク情報で有名なJon Prosser氏は、「2020年のWWDCでAirTagが発表される」とツイートしています。

 

 

WWDC(Worldwide Developers Conference)とは、AppleがmacOSやiOSの開発者を対象に毎年開催しているイベントで、2020年は6月22日にオンラインで開催されることが決定しています。WWDC 2020では、iOS14をはじめとするソフトウェアの発表に加えて、新製品としてAirTag、新型MacBook Pro、オーバーイヤーヘッドフォンが発表されるのではないかと予想されています。

 

WWDC 2019のイベント参加は抽選で、当選した際の参加費は1599ドル(約18万円)でした。オンライン開催の2020年は、すべての開発者が無料で参加できるということです。

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