iPhone SE(第2世代)の基本情報
iPhone SE(第2世代)は、通常のiPhoneシリーズより安価なモデルとして2016年に発売されたiPhone SEの後継機です。iPhone 8の筐体、iPhone 11シリーズのチップを使用しています。
iPhone SE(第2世代)の価格やスペックを、iPhone 11と比較しながら見てみましょう。
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iPhone SE(第2世代)
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iPhone 11
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ストレージ容量と価格(税抜) |
64GB:44,800円 |
64GB:74,800円 |
128GB:49,800円 |
128GB:79,800円 |
256GB:60,800円 |
256GB:90,800円 |
カラー |
ホワイト、ブラック、(PRODUCT)RED |
ホワイト、ブラック、グリーン、イエロー、パープル、(PRODUCT)RED |
ディスプレイ |
4.7インチRetina HDディスプレイ |
6.1インチLiquid Retina HDディスプレイ |
解像度 |
1,334 x 750 ピクセル |
1,792 x 828 ピクセル |
カメラ |
シングルカメラ
最大5倍のデジタルズーム |
デュアルカメラ
2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム
ナイトモードあり |
バッテリー |
1,821mAh(iPhone 8と同等の駆動時間) |
3,110mAH(iPhone XRより最大1時間長い駆動時間) |
ロック解除 |
Touch ID(指紋認証) |
Face ID(顔認証) |
搭載チップ |
A13 Bionic チップ |
A13 Bionic チップ |
耐水性能 |
水深1メートルで最大30分間(IP67) |
水深2メートルで最大30分間(IP68) |
重量 |
148g |
194g |
サイズ |
高さ138.4mm
幅67.3mm |
高さ150.9mm
幅75.7mm |
iPhone SE(第2世代)のレビュー
iPhone SE(第2世代)は、現在iPhone 8を使用しているユーザーの買い替え先として想定されていると言われています。iPhone 8とiPhone SE(第2世代)は同じ筐体を使用しているため、解像度やレンズの数、Touch ID搭載など、多くの部分が共通しています。
iPhone 8を使っていてそろそろ買い替えたいけれど、Face IDをはじめとする最新の機能は必要ないというユーザーにとって、特に満足度が高いようです。
iPhone SE(第2世代)を使用している人々のレビューを見ると、そのコストパフォーマンスの高さを高く評価している人が多い印象です。レビューに多く見られたメリット・デメリットを紹介します。
メリット:iPhone 11と同じチップ搭載でサクサク動く
iPhone SE(第2世代)は、iPhone 11や11 Proと同じA13 Bionicチップを搭載しています。A13 Bionicチップは、前世代のA12に比べて20%高速なグラッフィクス性能、40%の省電力を実現しています。低価格モデルでありながら、最新のハイエンドモデルと同じチップを搭載しているとは驚きです。
ウェブやSNSの閲覧はもちろんのこと、ゲームや画像・動画編集もサクサクと快適に楽しむことができるというレビューが多いです。
メリット:とにかく価格が安い
iPhone SE(第2世代)は、iPhone 11と比較すると、どのストレージ容量を選んでも3万円安い価格となっています。最新のチップを搭載したiPhoneであるにも関わらず、5万円以下で手に入るのは大変魅力的です。価格が決め手となってiPhone SE(第2世代)を選んだユーザーが多いようです。
メリット:十分な画質
iPhone SE(第2世代)のディスプレイはiPhone 8と同じRetina HDディスプレイです。iPhone 11シリーズにはスペックこそ劣るものの、通常の使用においては目に見える違いはほぼないと言っていいでしょう。
あるユーザーのレビューでは、Super Retina XDRディスプレイを搭載しているiPhone 11 Proと同時に使っても、画質の低さが気になることは全くないとのことでした。
メリット:小さくて持ちやすい
最近のiPhoneは大きすぎると感じている方も多いのではないでしょうか。
iPhone 11 シリーズは片手で使用するには大きくて重く、さらにケースを付けるとずっしりして持ちづらいという声も少なくない一方で、iPhone SE(第2世代)はiPhone 8と同じ小型サイズ・軽量なので、片手で使うことができて便利というレビューが多く見られました。ポケットに入れやすい点も好評です。
メリット:マスク生活でTouch IDが便利
iPhone SE(第2世代)は顔認証Face IDではなく、指紋認証Touch IDを搭載しています。新型コロナウイルス対策でマスクを着用することが増えた現在は、Face IDよりTouch IDの方が便利だというレビューが多く寄せられています。
デメリット:カメラの機能が少ない
iPhone SE(第2世代)は次世代スマートHDRに対応していて、明暗差が激しい写真も美しく仕上げることができます。iPhone 8と比べるとカメラの性能は飛躍的に向上しています。しかし、iPhone 11シリーズと比較するとやはり物足りないと感じているユーザーが少なくありません。
まず、iPhone 11 Pro、Pro Maxに搭載されている超広角レンズがiPhone SE(第2世代)にはありません。暗い場所でも綺麗な写真が撮れるナイトモードも非搭載です。
背景をぼかして撮影するポートレートモードは搭載していますが、対応しているのは人物のみで、物やペットを被写体にすることはできません。さらに、iPhone 11シリーズのポートレートモードはデュアルカメラを活かしてボケを作るのに対し、iPhone SE(第2世代)はソフトウェア処理でボケを表現するため、仕上がりが劣ります。
iPhone SE(第2世代)はカメラにこだわりがなければオススメ、というレビューが目立ちました。
デメリット:バッテリー容量が少ない
本体が小さいので仕方がないとも言えますが、バッテリーの持ちは良くないと感じている人が多い印象です。
iPhone SE(第2世代)のバッテリー容量及び駆動時間は、iPhone 8と同等です。ビデオ再生時間は13時間で、これはiPhone 11シリーズと比べると4〜7時間短く、さらにiPhone 6 Plus、7 Plusなどにも劣ります。
iPhone SE(第2世代)でスマート家電を操作できる?
iPhone SE(第2世代)は、他のiPhoneシリーズと全く同じようにSiriを使ってスマート家電の操作をすることができます。
iPhoneに最初からインストールされているスマートホーム専用アプリ「HomeKit」に対応している家電であれば、アプリに登録することで音声で操作したり、条件に応じて自動で作動する用に設定(ホームオートメーション)したりすることが可能です。
ただし、照明やテレビのオンオフといった単純な操作でなく、複雑な命令をしたいときは、Siriで対応できないこともあります。その場合はアプリを開いて操作をする必要があります。
iPhone SE(第2世代)は、カメラにこだわりはないが最新のiPhoneを持ちたい!という人にイチオシのスマートフォンです。スマート家電を取り入れている人にも問題なくおすすめすることができます。買い替えを検討している方はぜひチェックしてみて下さい。