スマートホームのメーカー選びの基準
スマートホームは大手のメーカーが数多くの製品を売り出しています。この手の商品開発が大手になるのは、どうしてもスマートホームが大掛かりな仕事になるからです。
中小メーカーだとスマートホームやIoTを根本的に自宅導入するのにリソースが足りない点も多く、消費者側も大手なら安心ということで大手メーカーに依頼が集中しがちです。
もちろん、好みのIoT製品をひとつひとつ選ぶことも良いのですが、基本はメーカーの信頼性を基準にして、メンテナンスや新規の製品に対応しているかどうかを見つつ選んでいくと良いでしょう。
スマートホームのメーカーにはどんなところがある?
スマートホームを提供しているメーカー・デベロッパーを見ていきましょう。有名なのは、大和ハウス工業、積水ハウス、住友林業、セキスイハイム、パナホーム、ミサワホームなどで、どれも聞いたことがある企業だと思います。
これらはどれも日本を代表する企業のため、好みで選ぶと良いでしょう。スマートホームメーカーとしてそれほど大差はありませんし、互換性がある場合もあるので、どれか選ぶのであれば、本当に好みです。
しかし、メーカーの動向に良くないニュースがないかなどは、一応見ておいたほうが良いでしょう。たとえば、スマートホームのメーカーが倒産してしまっては、デバイスが一切動かなくなってしまいます。メーカーがなくなっても動作だけはするかもしれませんが、それでもディベロッパーがなくなった場合、メンテナンスができなくなる危険性があります。
大きなメーカーほど大掛かりなスマートホームを展開していますが、製品に独自性が強くなるため、メンテンナンスがそのメーカーでないとできない可能性が高いということは肝に銘じましょう。
スマートホームメーカーはメンテナンスなどで長く関わることになるため、とにかく好みで、なおかつ付き合いがストレスにならない営業のいるメーカーを選ぶのがベストではないでしょうか。
それぞれに独自のブランドあり
各メーカーはそれぞれ独自のブランドを持っています。大和ハウスの「スマエコオリジナル」、積水ハウスの「Green First HYBRID」など、さまざまなブランドがあります。それぞれメーカーの統一されたブランドのもとでスマートホームが展開し、家中を便利にしてくれます。
こうしたブランドイメージは非常に重要なので、メーカーがどのようなスマートホームをイメージしているのか、それぞれのメーカーのオウンドメディアをチェックしておくのも良いでしょう。
また、スマートホームメーカーはそれぞれに独自色を出そうとしがちですが、関連会社がメンテナンスするため、あまりにクセのある商品は避けたほうが良いでしょう。日本のメーカーはそれぞれ独自性が強く、自社のやり方にこだわる傾向があるため、一社選んだらそれ以外の選択肢を捨てることになります。そのため、他のメーカーに乗り換えが効くタイプの製品でない以上、最初の検討が大切になります。
また、メーカー選びは基本的には直感で良いのですが、メンテナンスや万が一のことを考えて、できるだけ拠点が家から近いところを選ぶと良いかもしれません。
今回はさまざまなメーカーをご紹介しましたが、まずはホームページをチェックしてみて、気に入ったところに目星をつけていくと良いでしょう。