安すぎるショッピングサイト「wish」とは?
wishはアメリカ生まれの通販アプリです。この手のショッピングアプリの中でも世界最大規模と言われています。wishにはファッションから小物、家電、コスメにハンドメイド雑貨まで実に多種多様な商品が出品されています。
そうした膨大な数の商品が50%オフは当たり前、多くは80%オフ!や99%オフ!といった価格で販売されているというサイトなのです。売られているモノは日本では手に入らないような珍しいアイテムだったり、日本で買うと(Amazonやメルカリなどで買うと)そこまで安く手に入らないアイテムだったりもします。
すごいところでは「278,863円」のデジカメが「14,716円」で販売されていました。ゼロ、ひとつ足りなくない?と思わせられますが「94%オフ」なので確かにそれくらいですね。
安い理由は分かりませんが、出品者の詳細なプロフィールは確認できず、評価と購入者のコメントからしか判断できません。返品対応なども行ってくれるようですが、利用規約などが怪しい日本語なので不安が募ります。
ただ、実際に良い買い物ができた!という方も多いので、ギャンブル性のあるショッピングアプリなのかもしれませんね。ご利用は、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
「wish」で購入したInvisible Remote Door locksは無事に届いた!
ひとまず、wishで購入したInvisible Remote Door locksは無事に届きました。第一段階はクリアです。今回購入した商品はこちらです。
「Lock to invincible steal no door=無敵にロックしてドアを盗まない(盗ませない?)」と書かれていますね。中国ではドアが盗まれるのでしょうか。ちなみに、赤丸で囲ったリモコンは同梱されていませんでした。大丈夫なのか?不安がよぎります。
説明書は中国語(簡体字)と英語のみ、しかも英語による説明はごく一部分のみなので、中国語が読解できなければ終了です。赤丸「无线密码遥控器」はワイヤレスパスワードリモコンという意味ですが、これも同梱されていませんでした。
今回購入したInvisible Remote Door locksは、リモコンで解錠・施錠できるドアロックです。ドアの内側(室内側)に本体を、ドア枠にブラケットをそれぞれネジで取り付け、リモコンで施錠・解錠するというものです。本体はずっしりと重く、800g〜1kgくらいはあるように思えます。サイズは横15cm、縦10cm、厚み6cmといったところでしょうか。
不安を残しつつ、実際に使ってみましたのでレビューしていきます。
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Lock to invincible steal no doorを使ってみたところ…行き詰まった!
Lock to invincible steal no doorを使ってみたところ…行き詰まった!
開封の儀を終え、本体を取り出してみます。
こちらが本体です。そしてリモコンも4つほど入っていました。
ただ、テンキーはありません。施錠、解錠、スピーカーのマークが見えます。あとひとつ、稲妻はなんでしょうか(Bluetoothか?と思ったのですが違ったようです)。
左端は、使うために開封済みのリモコンです。このほかに同梱されていたものは、ブラケットとネジ、ドライバー、そして単6ほどの電池1本です。
スイッチらしきものがないので、いったん本体のカバーを外してみたところ…
電池入れる場所あるやん…。しかし付属は単6らしき電池1本。ということで、調達してセットしました!
右下に見えるむき出しのマイコンの一部らしきモノが気になりますが、いったんこれでカバーを閉じます。スマホアプリをインストールするのかと思い、説明書の手順に沿ってインストールしてみました。
おそるおそるBluetoothの使用を許可し、デバイス(Lock to invincible steal no door本体)を探します。
しかし、何度試してもこれしか表示されません。
何度か試したところでリモコンがあったのを思い出し、ひとまずリモコン操作をしてみることにしました。
解錠ボタンを押すと、「ピ〜」という耳障りなアラーム音とともに施錠されました!
右側の2本出ているのがロックです。解錠ボタンを押すと、同じく耳障りなアラーム音とともに、今度は解錠できました!
ロックが引っ込んだ状態です。ということで、アプリなしでもリモコンで施錠・解錠ができました。ところで、リモコンには電池を入れた訳ではありませんしペアリングしたわけでもありません。なぜなのか調べてみると、工場出荷時点ですでに本体とリモコンがペアリングされている、とのことでした。
ただ、アプリのほうは何度ペアリングを試みても、こうなります。
アプリを再インストールし、本体の電池も入れ直したうえで再度試したところ…
変わりませんでした。半日くらい経って再度アプリをインストールし、電池も入れ直してみましたが、結果は…
行き詰まりました。ということで、ペアリングできませんでした。とにかくデバイス(Lock to invincible steal no door本体)がペアリングできないとアプリはこれ以上操作が進まない仕様のため、今回は泣く泣く断念しました。いつまで使用可能なのか分からないリモコンで、とりあえずしのぎます。
「wish」が怪しい、というよりは…
結果的に、使えないことはありませんでしたが、同梱されていないパーツもありペアリングもできないなど「十分に使いこなす」ことはできませんでした。
とはいえ、wishは2017年に1,000億円以上の収益をあげています。ノーブランドのアイテムをとにかく低価格で消費者に届ける、というコンセプトにも沿っています。サイト自体が怪しいというよりも、出品者が怪しいのか?それとも怪しい出品者を野放しにしているwishもその程度なのか?答えは分かりませんが、こういったケースもあるということをお伝えできただけでも幸いです。wishのご利用は自己責任でお願いします!