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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2017.11.15

「自宅をスマートホームにしたい」と思った時に受けられる補助金などはあるのか?

自宅にスマートホームシステムを導入して「環境にやさしく経済性に優れた住宅に住みたい」と考えている方が増えています。いざそれらの機器やシステムを導入するとなると比較的高額になってしまうことが多いようですが、スマートホームに活用できる補助金などはあるのでしょうか?

記事ライター:iedge編集部

スマートホームとスマートハウスの違い

日本ではスマートハウスという言葉が広く普及しており、また受けられる補助金などの制度名もスマートハウスという言葉が使われていることが多いのですが、両者の違いを簡単に解説すると次のようになります。

スマートハウス

HEMS、太陽光発電などのシステムや機器を備えた「エネルギー・コントロール」重視の住宅を指します。

スマートホーム

エネルギー・コントロールシステムの有無に関わらず、家電や家具などあらゆるモノがインターネットに繋がっている家を指します。

「ハウス=住宅」「ホーム=家」と分けたのは「住宅」そのものを指すのか、暮らす人を含めたいわゆる「家庭」を指すのかといったニュアンスに微妙な違いがあるためです。

なお、広義でスマートハウスはスマートホームの一部と捉えることができますので、本記事では便宜上スマートハウスを含めたスマートホームという意味で「スマートホーム」に統一して記載いたします。

 

スマートホームに必要なシステムや機器の種類

スマートホームの補助金に関してご説明する前に、スマートホームに必要なシステムや機器に関連した知識をお伝えしておきます。

一般にスマートホームに関する機器は「創エネ機器」「蓄エネ機器」「省エネ機器」があり、システムには「HEMS」があります。

まずはシステムや機器にどのような種類があるのかを把握し、必要と思うものを選択することになります。

創エネ機器

太陽光発電システム
太陽熱発電システム
燃料電池システム
小型風力発電システム
ガスコージェネレーションシステム など

蓄エネ機器

家庭用蓄電池
EV(電気自動車)
PHV(プラグインハイブリッドカー)
V2H(EVおよびPHVに蓄えたエネルギーを住宅に供給するシステム)
H2V(住宅に蓄えたエネルギーをEVおよびPHVに供給するシステム) など

省エネ機器

HEMS
省エネ家電
スマート家電
スマートメーター など

なお、スマートホームの一般的な定義としては「HEMS+スマート家電」「HEMS+太陽光発電システム」「HEMS+家庭用蓄電池」など、HEMSに加えて何らかの機器を1つ以上導入していることとされています。

HEMSは「エネルギーを見える化」して住宅におけるエネルギーを一元的に管理するために必要なシステムのため、スマートホームには欠かせないものとされています。

スマートホームの補助金を考える前に、上記の条件を満たしているかどうかはあらかじめ確認しておきましょう。

 

スマートホームを導入する際に受けられる補助金の例をご紹介

創エネ機器、蓄エネ機器、省エネ機器の中から「何を導入するか」によってその費用や受けられるスマートホームの補助金の種類、限度額などが変わってきます。

また、自治体によってスマートホームの補助金制度そのものを設けていないケースもありますし、設けていても適用のための要件、その他の条件などが異なりますので、詳しくはお住いの自治体にお問い合わせください。

ここでは全国の自治体の中からいくつかの例をご紹介します。

*埼玉県さいたま市 「スマートホーム推進・創って減らす」機器設置補助金
さいたま市では、たとえば太陽光発電設備の導入に関しては、

・既築…2kW未満4万円/2kW以上8万円
・新築…2kW未満2万円/2kW以上4万円

であったり、V2Hに関しては一律5万円であったりと、ある程度のスマートホームに関連した補助金が受けられます。なお、補助を受けるには自ら入居する住宅であること、市税に滞納がないことなどの要件を満たしている必要があります。

奈良県広陵町 スマートハウス普及促進事業補助金

広陵町では、たとえば太陽熱発電システムに関しては、

・強制循環型…9万円
・自然循環型…3万円

といった補助金が支給されるほか、さいたま市と同じV2Hに関しては太陽光発電設備の設置などが必須ですが、一律10万円の補助を受けることができます。導入する設備の種類によって要件が細かく決められています。

広島県東広島市 スマートハウス化支援補助金制度

東広島市ではHEMSの導入に上限5万円まで、太陽光発電システムの導入に上限2万5000円まで、V2Hの導入に上限10万円までといった補助金を受けることができます。

特にHEMSの導入に対しても補助金を受けることができるのは、これからスマートホームの導入を検討している方にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。

神奈川県座間市 スマートハウス関連設備設置補助金

座間市では補助金の対象となる設備が他の自治体より少なめで、

・太陽光発電システム…1kWあたり1万2千円(上限4万円)
・エネファーム…定額4万円
・リチウムイオン電池…定額4万円
・HEMS…定額8千円

の4種類のみとなっています。それぞれ予定件数が決められていますので、座間市内で新たにこれらのスマートホーム設備の導入を検討している方は早めに申し込む必要があります。

静岡県三島市 スマートハウス設備導入補助金

三島市も座間市と同様に補助金対象となるスマートホーム設備は限られています。

・太陽光発電システム…kW×1万円(小数点以下第2位未満切り捨て/上限4万円)
・太陽熱利用システム…上限2万5千円
・家庭用蓄電池システム…上限5万円
・家庭用燃料電池システム…上限5万円
・HEMS…上限1万円

上記5種類になります。

なお、上記は一例となりますので、対象設備の詳細や補助金額、適用のための要件やその他の条件、申請方法、受け取り方法、受付期間などの詳しい情報についてはお住まいの自治体にお問い合わせください。

 

補助金を上手に活用してスマートホームを始めよう

自治体のスマートホームに関する補助金は上限額もそれほど大きくないため、それなりの設備を導入しようとすると400万円~600万円といった高額な投資が必要になってしまいます。

まずはスマートホームがどういった住宅なのか、試験的に導入してみたいという方は、今回ご紹介したような補助金をうまく活用して、

「HEMS+創エネ機器、蓄エネ機器、省エネ機器、いずれか1つ」

などミニマルなところから始めてみてはいかがでしょうか?

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