スマートハウスとは
実は日本でスマートハウスと呼ばれるものには、2種類のものがあります。
・スマートハウス・・・厳密にはエネルギーを効率的に活用できる住宅を指す
・スマートホーム・・・いわゆるIoT住宅で、利便性向上を目的にした住宅
スマートハウスとは当初、「「HEMS(Home Energy Manegement Service)」などの技術で効率よくエネルギーを使用できる住宅」のことを指していました。対してスマートホームとは、IoTにより住宅に住む人間の利便性を向上させる概念を指しています。このように本来、両者は異なるものでした。
しかし最近ではスマートホームでも人間の利便性向上とともにエネルギー利用効率化が可能なモデルも登場しており、日本ではスマートハウスというときは、スマートホームを指すケースも多くなってきました。今回の記事では、スマートハウスをスマートホームという意味合いでご紹介していきたいと思います。
スマートハウスのメリットとは
スマートハウスに住むと、次のようなメリットがあります。
日常のアクションだけでモノの操作ができるようになる
スマートハウスでは家のなかにあるモノの操作を一つにまとめたり、自動化することが可能です。
例えばスマートハウスネットワークを作った後、スマホアプリに紐づけられているモノの設定画面を表示して操作ができます。これにより、いちいち専用のリモコンを探さなくてもアプリだけで複数のモノのON、OFFなどが可能になります。
また「GPS(位置情報システム)」と連携させて、ユーザーのスマホが近づいたり離れたりしたときに自動的に鍵を開錠、施錠する、といった操作も可能になります。
このように従来モノを操作するときに必要だった煩わしいアクションがなくなるのが、スマートハウスのメリットです。
価格の安いものを導入すれば、手軽に試せる
自宅をスマートハウス化したいときは、大掛かりな設備は必要ありません。例えばスマートスピーカーとスマートリモコンを組み合わせれば、音声だけで赤外線にしか対応していない家電にも命令が出せるようになります。どちらも安いモデルを買えば、両方合わせて1万円しない価格で入手できます。
このように必要な機器を調達して設定をするだけで、簡単に住宅をスマートハウス化できます。
IT進化によりさらに利便性が向上する可能性がある
ITは進化スピードが速く、私たちも今後の予想が難しいほどです。
「AI(人工知能)」は「ディープラーニング」などの技術登場により、一気に精度が増して賢くなっています。将来的にはAIなどの最新技術とスマートハウスが組み合わさって、より個人に合わせたモノの操作や管理が可能になるでしょう。
このように将来的なIT成長で私たちの利便性がさらに向上する可能性があるのも、スマートハウスのメリットだと言えます。
スマートハウスのデメリットとは?