海外旅行って楽しいんですけど、ホテルに帰ってからが退屈じゃないですか?
現地のテレビ番組を観るのも楽しいものですが、寝る直前の時間くらいは見慣れた日本の番組がほしくなってしまいます。すくなくとも、日本語をインプットしたくなるものです。
11月に1週間、オーストラリアに行くことになった僕は、海外旅行でいつも感じでいたこのフラストレーションを解決するべく「Amazon Fire TV Stick」を持っていきました。
オーストラリアで宿泊した宿。コンドミニアムタイプでした。
これで海外でも日本語の映像が見放題じゃ!
……と思ったんですが、それほどうまくいかなかった顛末をお聞きください。
オーストラリアで使えるサブスク・使えないサブスク
まず、オーストラリアで使えるサービスについて確認しておきましょう。
メジャーどころだと、NetflixとAmazon Prime VideoはOKです。
一方、FOD、TVer、U-NEXTといった日本独自の配信サービスは接続できませんでした。
また、ちょっと意外なところでHuluも見ることができません。アメリカ本社のグローバルサービスですが、日本版は独立した国内法人(日テレ系)が運営しているのが理由でしょう。
サービス自体は使えても、日本語に対応していない作品も
というわけで、ネトフリとアマプラは問題なく視聴できます。
ただし、国によって見られる作品、見られない作品もあるようです。
たとえば、僕がオーストラリアでNetflixを開いたところ「結婚できない男」や「孤独のグルメ」といった日本のドラマは軒並み見られませんでした。
また、日本語字幕・日本語吹き替えが選べる作品も非常に少ないです。というか、もともと日本語で制作された作品以外にはないと言ったほうがいいかもしれません(膨大なリストすべてをチェックしたわけじゃありませんが、たぶん)。
……つまり、Fire TV Stickがあっても1日の終わりに日本語シャワーを浴びることとはできないのです。
忘れ物にご注意を
そして…非常に基本的なことなのですが、Fire TV Stickを海外で利用するために持ち出すときは、リモコンも忘れないようにしましょう。
多くの方が普段は音声操作かスマホからの操作で使っていると思いますが、新しいWi-Fi環境でFire TV Stickを使い始めるにはリモコンが必須なんです。
なんでこんなこと知ってるかって…? そりゃあ当然…忘れたからです。
結局、使い勝手がいいのはタブレット端末
というわけで… 残念な結果ですが、結局のところタブレット端末にダウンロードして見るのが一番確実でカンタンです。
HDMIでテレビに繋げば大画面で見ることもできますし、ネット環境のない飛行機の中でも見られます。
あ!でもひとつだけいいことがありました。
僕の大好きなシットコム「ビッグバン・セオリー」は(英語版のみですが)オーストラリア版のNetflixだと全シーズン配信(12シーズンまで)されてるんです。国内だとまだ9シーズンまでですからね。
というわけで、海外に行ったら語学の勉強も兼ねて現地の番組を見るのがいいでしょう。