iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.11.01
2019.05.01

オンキヨーが発表したAlexa+DTS Play-Fi対応スマートスピーカー「P3」

盛り上がりを見せるスマートスピーカー市場にまた一つ、新たなデバイスの登場です。オンキヨーグループが発表した、Amazon Alexa・DTS Play-Fiなどに対応した「P3」というデバイスの魅力に迫ります。

記事ライター:iedge編集部

「音とAIの融合」をテーマに開発されたAI対応スマートスピーカー「P3」


今回ご紹介するP3は、2017年9月にベルリンで開かれた世界最大規模の国際コンシューマー・エレクトロニクス展「IFA2017」で発表されたスマートスピーカーです。

日本での発売については「積極的に展開できるよう検討を進めている段階」とのことでまだ未定ですが、アメリカではEliteブランドから「F4」の名で、イギリスとドイツではオンキヨーブランドから「P3」の名でそれぞれ10月下旬に販売を開始します(本記事では便宜上「P3」としてご紹介します)。

*なお欧州ではGoogle アシスタント搭載のスマートスピーカー「G3」も同時期に販売が開始される予定です。

Amazonが持つ音声アシスタント機能「Amazon Alexa」、そしてDTSのワイヤレス・オーディオシステム「Play-Fi(プレイ-ファイ)」を搭載したこのP3、具体的にどのようなことができるのか、詳しく見ていきましょう。

 

P3が対応している「Amazon Alexa」と「DTS Play-Fi」について

P3の魅力をお伝えする前に、Amazon AlexaとDTS Play-Fiについて、どのような機能なのか簡単にご紹介します。

*Amazon Alexa
Amazonが誇るクラウドベースの音声アシスタントサービスで「Alexa、~」と話しかけるだけで様々なコマンドを実行してくれます。AIを搭載していますので、使えば使うほど、より賢く的確なレスポンスを示してくれるようになります。

*DTS Play-Fi
世界で最も多くのブランドがサポートしている高音質のワイヤレス・オーディオ技術です。スマホやタブレットなどの端末から無線でサウンドデータを飛ばし、スピーカーで再生することができます。

P3は、これら2つの機能が搭載されているスマートスピーカーです。続いて、その機能を使って具体的にどのようなことができるのかをご紹介します。

 

P3では具体的にどんなことが可能なのか?

Amazon Alexaは便利で快適なスマートホーム・ライフを実現してくれますし、DTS Play-Fiは家中に極上の音楽空間を創り出してくれます。

具体的にどのようなことができるのかと言うと、例えば次のようなことです。

*Amazon Alexaの機能でできること

1.音声による様々な操作
ユーザーの質問に対して答えてくれたり、ニュースやスポーツの結果・最新の天気予報や交通機関の情報を教えてくれたりするほか、電子書籍の読み上げやピザのオーダー、Amazonでの買い物、Uberでの配車依頼などが可能です。

2.スマートホーム関連デバイスの制御
Amazon Alexaに対応している各サードパーティ製のスマートホーム関連デバイスのアプリもサポートしていますので、P3に呼びかけるだけで照明の点灯や消灯、エアコンのオン・オフ、玄関のドアの施錠・解錠など、様々なデバイスの制御が可能です。

*DTS Play-Fiでできること
Amazon Music、Spotify、TIDALなどのサービスや各端末のライブラリーをWi-Fi経由で家全体の対応オーディオ機器に送信することができます。Android、iPhone、iPad用のOnkyo Music Control/Pioneer Music Controlアプリをインストールすれば、そのアプリを通じてDTS Play-Fi機能を利用できます。

 

オンキヨーの名の通り「音響」にも非常に優れている

P3は、2.5インチフルレンジウーファー2基とデュアルパッシブラジエーターの搭載によって、広がりや厚みのある重低音を持つ極上サウンドを実現し、DPSスイッチングアンプの搭載によって、小型とは思えない迫力あるエネルギッシュなサウンドを体感することができます。

また、P3は操作性にも配慮されていて、高いユーザーフレンドリー性を誇ります。

例えば、音声で毎回音楽を再生・停止することが煩わしく感じる場面もあると思いますが、そんな時はP3本体の天面に設置されたボリューム調整・再生・停止などのボタンを使うこともできます。

さらに、ネットラジオを4局までお気に入りとしてプリセット登録しておくことができますので、キッチンでの作業中や、午後のブレイクタイムなどに優雅な時間を提供してくれることでしょう。

 

競争が激化するスマートスピーカー市場を制することができるか?

すでに発売されているAmazon Echo、Google HOME、LF-S50Gや、年内販売開始予定のApple HomePodなど、次々に魅力あるデバイスが登場し、スマートスピーカー市場は一気に競争が激化してきました。

「音とAIの融合」をテーマに一切の妥協なく開発されたP3、スマートスピーカー市場においてどのような活躍を見せてくれるのでしょうか?日本での発売と併せて、今後の動向にぜひ注目したいところです。

関連記事

未来の住まいがここに!スマホや声で家電を操作できる 大阪の最新スマートホームショールームに行ってきた

  大阪に新たなスマートホームの体験拠点が誕生した。 株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区)は、ハウスメーカーやディベロッパー、管理会社などの不動産事業者向けスマートホームサービス「Sp ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2024.05.14

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.