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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.09.12
2019.12.20

【Apple発表会まとめ】iPhone 11に高級コンデジを突っ込んだような iPhone 11 Pro

記事ライター:Yuta Tsukaoka

さて、昨晩のAppleイベントから明けての今日、さまざまなメディアで新iPhoneのことが取り上げられています。

かくいう私も、このiedgeで「【これだけ読めば分かる!】iPhone 11についての、11のこと」という記事を投稿したばかりですが、合わせて発表されたiPhone 11のフラッグシップモデル「iPhone 11 Pro」についても触れないわけにはいかないでしょう。

ちなみに、発売日はiPhone 11と同じく9月20日、予約開始は9月13日21時からです。
明日までに決めるための手がかり、ご提供します。

iPhone 11の上位モデル

iPhone 11 Proは、位置づけとしては「iPhone 11」の高機能版とみていいでしょう。

iPhone XRに対するiPhone XR Maxのようなサイズ違いではなく、iPhone 11で取り入れられた新機能をさらに強化したモデルです。

AppleがiPhoneの発表で「通常版」と「高機能版」をあわせて発表したのは初めてのことでした。

それだけに、まずはiPhone 11について理解しておくとiPhone 11 Proのことも理解できます。どちらを買おうかと迷っているならその手助けにもなるでしょう。

なので、まずは「【これだけ読めば分かる!】iPhone 11についての、11のこと」をお読みいただくとスムーズです。

まずは価格を比較

価格は一番安いモデル(iPhone 11 Pro / 64GB)で106,800円一番高いモデル(iPhone 11 Pro Max / 512GB)では157,800円となります。

※2019/9/11時点でApple公式サイトに掲載されている価格を元に筆者作成(すべて税別)

一覧にして価格を比較してみると、こう。
いちばん大きく価格の離れている2つを比較すると倍以上の差があります。

この価格差を考えながら、iPhone 11とiPhone 11 Proを比較していきましょう。

写真に並々ならぬこだわりがあるなら「iPhone 11 Pro」は買い!

iPhone 11との価格差を受け入れる一番の理由になりそうなのが、カメラです。

iPhone 11は「広角」と「超広角」の2カメラ構成でしたが、こちらはそこに「望遠」を加えた3カメラ構成。

左から、望遠・広角・超広角の3つの画角による作例もお披露目されました。
これは… もはやコンデジいらいないんじゃね? というレベルです。

しかも、撮れる画のディティールもすごい。まつげどころか、産毛の1本ずつまで見えてます。肌の色、コントラストも完璧。コンデジ超えてるわ、これ…。

ごまかしの効きにくいモノクロでも、このディティール感!

明るい空と直射日光、そして影。
空が白飛びすることもなく、かといって顔はきちんと明るく撮れています。HDRの賜物ですね。

また、動画も妥協ありません。
iPhone 11と同じく4K60fpsでの撮影に対応していて、会場では撮影から編集まですべてiPhone 11 Proで行ったというサンプルムービーも流されました。

ここで会場は拍手喝采!

望遠レンズを持つiPhone 11 Proだからこそ、変化に富んだカットを撮影することができるため、まるで「ホンモノの映画」のような質感があります。

ここまで来ると、iPhone 11 Proは、iPhone 11に高級コンデジを組み合わせたような製品と言っていいでしょう。

いま人気のソニーやキヤノン、リコーの高級コンデジはおおよそ10万円〜15万円くらいの価格感ですので、これらを買おうと思っている方は代わりにiPhone 11 Proを買ってもいいかもしれません。

ただし、日本国内では法律で「シャッター音」を消すことが禁止されていることにご注意を
静かな場所では使いにくいでしょう。

とはいえ、iPhone 11 Proの発表パートは半分以上が「カメラ」についての内容だったことからも、iPhone 11に対するもっとも大きなアドバンテージであることは間違いありません。

 

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バケモノレベルのディスプレイ

iPhone 11 Proのディスプレイは「バケモノ」レベル

カメラの次に、iPhone 11 Proで注目すべきなのがディスプレイです。

iPhone 11の画面解像度が326dpiのLiquid Retina HDディスプレイであるのに対し(それでも十分すごい!)、iPhone 11 Proは458dpiのSuper Retina XDRディスプレイ。

さらに2,000,000:1の超高コントラストで、ディスプレイそのものにHDRが効いています。
これは、高級テレビに採用されるOLED(有機EL)を利用しているから。正直、やりすぎってくらいのディスプレイです。

とにかく映像をきれいに見たい、特に、iPhone 11 Proに搭載された最高のカメラで撮影した写真や動画を完璧な環境で編集したい場合にはこのディスプレイが活きてくるでしょう。

ディスプレイに関しては、iMac ProやMacbook Proを含めた全Apple製品の中で最高のスペックを備えています。

電池持ちはiPhone 11よりちょっとだけ良い

iPhone 11はiPhone XRよりも1時間長いバッテリー持続時間を謳っていましたが、iPhone 11 Pro MaxはiPhonne Xs Maxよりも5時間長いとのこと。

比較対象が変わっちゃってるので分かりにくいですが、表にまとめるとこんな感じ。

※2019/9/11時点でApple公式サイトに掲載されいる情報から筆者作成

メーカーの公称バッテリー持続時間なんて、ほぼ迷信に近いものであることは皆さんご存知かと思いますが、まぁ、参考程度に。

筐体の大きなiPhone 11 Pro Maxのバッテリー持続時間が長いのは当然として、iPhone 11 ProがiPhone 11よりも少しだけビデオ再生時間が長くなっているのは、画面が小さいからでしょう。

これについては、正直、誤差の範囲内かなと思いました。
いまはモバイルバッテリーも良いものが安く手に入りますし、これを理由に5万円以上の価格差を受け入れることはできないかなぁ。

CPU性能・防水防塵性能など他はほぼ変化なし

そのほか、CPUとGPUはiPhone 11と同じものを積んでいます。

また、防水防塵性能もIP格付けは同じIP68ですが、水深4mまで耐えられるとのこと。
ま、このあたりは一部のユーザー以外にはあまり気にならないことでしょう。どちらにしろ、お風呂やトイレに落っことしても大丈夫ということです。

結論:カメラとディスプレイのために10万円を払えるなら買い

iPhone 11は非常に魅力的な端末です。
そこへ高級コンデジをそのまま突っ込んだようなiPhone 11 Proも、同じく魅力的な端末です。

この2つを比較して、大きな差はカメラとディスプレイ。

すでに書いたように、高級コンデジを買うつもりでスマホの買い替えも検討しているのなら、iPhone 11 Proは非常にいい選択肢でしょう。コスパも良いと言えます。

一方、写真は別のカメラを使ってるという場合にはiPhone 11でも十分ということになります。

どっちを買うか… 明日(9/13 21:00〜)予約開始です。思う存分、楽しく悩んでください。

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