airpods3とは
airpodsシリーズとは、Appleが発売している「Bluetooth」対応のワイヤレスイヤホンです。左右独立型で着用しやすく、機器との接続も簡単で、直感的に使えるのが人気の秘密。そして、airpodsシリーズの最新バージョンとして予測されているのがairpods3なのです。
はっきりとした価格は分かっていませんが、アップデートを行う分、従来のairpods3より高額になる可能性が高いです。発売時期がいつになるかも気になるところですが、アナリストなどは早ければ2019年の末ごろには発売されると見込んでいます。
<2020年10月時点最新情報>
新型コロナウイルスの影響によって2019年に発売日が延期となったため、これまでApple製品のリーク情報で人気のYouTuberは2019年末頃ではなく、2021年の上半期に発売されるだろうと予測されています。中には2020年6月に開催されたWWDCで発表されるのではないかと予想するリーカーもいましたが、残念ながら発表されていません。そのため2021年上半期の発表がさらに濃厚化したと言えます。
airpods3に対する関連業界の予測はどうなっているのか
ここからは、airpods3に関して関連業界の予測がどうなっているのかを解説していきます。
チップ小型化で省スペース化が実現、生産性向上?
従来のairpodsでは、データ処理などを行うチップが複数に分かれて搭載されていました。これは、省スペースの点ではデメリットとなります。
airpods3では、「SiP(System in Package)」を実装すると言われています。SiPだとairpods内部に1つチップを埋め込むだけで済むので、その分、airpods内部が省スペースになり新機能搭載も可能になります。また、組み立てが簡便になる分、生産性も向上する可能性があります。
2種類に分けてリリースか
アップルの情報予測で有名なアナリストMing-Chi Kuo氏は、「airpods3は純粋なアップデートの高価格帯が出る場合、第二世代からのマイナーアップデートである廉価モデルの2種類が発売される可能性がある」との予測を示しています。
もし本当ならば、ユーザーはairpods3を選ぶ際、完全に刷新されたモデルか、廉価版モデルかを選んで購入できます。
ただし「airpods3の種類は1つだけだが、第二世代airpodsも併売される可能性がある」という別の見立てもあります。
精密機器の基板を製造するUnitech Printed Circuit Board社では、第二世代airpods向けの基板生産を2020年度以降も拡大する予定です。
第二世代airpodsが発売されたときは、第一世代モデルは販売停止になりました。しかし、基板生産が2020年度以降も拡大する場合、第二世代のairpodsは引き続き販売される可能性が高くなります。
つまり、airpod3と第二世代airpodsが同時に発売される体制になる可能性があります。airpods3が2種類発売されても、第二世代との併売でも、購入予定者としては価格帯を選べるので嬉しいところではあります。
ノイズキャンセリングや防水機能を採用?
台湾と中華圏のIT専門日刊紙であるDigiTimesでは、「airpods3はノイズキャンセリング機能を搭載するだろう」と予測しています。
ノイズキャンセリングは、イヤホン以外の周囲から聞こえる雑音を打ち消して、クリアな状態で音楽再生ができるようにする機能です。
ノイズキャンセリングがairpodsに搭載されれば、ユーザーは満員電車など想像しい環境でも音楽に没頭できるようになります。ただし「airpodsの構造では密閉性が低いので、ノイズキャンセリング実装は望み薄」との声もあり、真偽は定かではありません。
<2020年10月時点最新情報>
2020年10月時点の情報によると、アクティブノイズキャンセリングやアダプティブイコライゼーションには非対応だと判明しています。これは後述するairpods proと性能が似ているため、差別化するために非対応にしたと予想できます。
ただ、非対応になる代わりに価格はairpods proよりも抑えられると思われるので、多少なりとも買い求めやすくなる可能性があるでしょう。
また、アメリカの情報サービス企業BloombergのMark Gurman氏は、「airpods3には防水機能が追加される」との見立てを発表しています。
防水機能が追加されれば、ランニング中にairpodsを利用していた際に雨で壊れてしまうなどのトラブルも少なくなるでしょう。実際「airpods3はスポーツ中でもしっかり使えるような機能とデザインになる」という声もあり、スポーツ中に音楽を楽しみたい方には朗報と言えます。
防水機能について情報をリークしたMark Gurman氏は、以前もリーク情報を的中させた経験があるので、今回も期待したいところです。
Hey Siriに対応
airpods 3はHey Siriに対応することが分かっています。ワイヤレスイヤホンなのにSiriを利用できるのはとても画期的な機能なので、airpods 3に積極的に話しかけることで手軽に分からないことを解決できるでしょう。
ただ、この機能を利用する場合はiPhoneでSiriが利用できるようにしておかなければならないので、実質的にiPhoneを持っている人だけが利用できる機能だと言えるでしょう。
耳でできる体温計機能
airpods 3には耳で体温を計る機能が搭載される予定です。
airpods 3を耳に装着することにより、センサーが体温を感知してiPhoneで体温がどのくらいなのか教えてくれます。ワイヤレスイヤホンだけで健康管理が手軽にできるようになるのも大きなポイントです。
最大5時間のバッテリー
airpods 3は充電すれば最大5時間もバッテリーが持つと言われています。
ケースを持ち運べることも考えれば、充電しながらだと24時間以上使えるので長時間の視聴が可能です。ここまで充電が長持ちすればもairpods 3ならではのメリットとなるかもしれませんね。
airpods3、今後の展開は?
airpods3の発売はまだ定かではありませんが、発売されれば新機能をたくさん搭載した魅力的なモデルになるでしょう。発表された当初は2019年末に発売されることが予想されていましたが、今現在では2021年上半期に発売されるのではないかと予想されています。
また、それと同時に発売が予想されている注目の製品が、airpods proです。airpods proは10月30日に発売するとされており、アクティブノイズキャンセリングを搭載した没入感のあるサウンドを楽しむことができます。
元々airpods 3はairpods proと似たような性能を持っていますが、airpods proは耳への抜群のフィット感、そしてつけていることを忘れるほどの軽さが大きなポイントになっています。
新次元の軽さ、密着感、装着感を提供するだけでなく、サイズが違う3種類のコンイヤーチップがついているので耳の形に合わせられるメリットもあります。これにより、快適な装着感と密閉感を実現してくれるため、より没入感のあるサウンドが楽しめるでしょう。
また、airpods proにはSiPも採用されています。これまでBluetoothに接続すると音の遅延が発生する問題を抱えていましたが、SiPを採用することで極力音の遅延を少なくするようになっているのが特徴です。
これはairpods 3にも採用されているので、音の遅延を気にすることなくサウンドに没入できるでしょう。