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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2017.10.02

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

進化し続けるAI(人工知能)の分野ですが、ついに人の感情に共感することができる次世代のAIロボットが誕生したようです。今回は、「JIBO(ジーボ)」と呼ばれる次世代AIロボットについてご紹介していきます。

記事ライター:iedge編集部

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」

JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。

その後、2014年にIndiegogoのクラウドファンディングにより370万ドル(約4.5億円)を調達し、大プロジェクトへと発展しました。

1台あたりの生産コストは驚くほど安価で、先出のPepperと比較してみます。

Pepper:約100万円

JIBO:749ドル(約91,000円)

なんと、JIBO はPepper と比べて10分の1以下の金額なのです。

その理由は本体構成の違いにあります。

Pepperは手足があるヒューマノイド型のロボットです。そのため、複雑な構造の手足の指を製作するために、多くの資金を要したわけです。

一方、JIBOは手足のない2頭身のキャラクターです。顔も丸の中心に目が1つあるだけで、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる”目玉のオヤジ”をさらに可愛くしたような、ユーモアのあるシンプルなルックスをしています。

では、このJIBOにはどのような機能があるのでしょうか?

 

一家のマスコットになる可能性を秘めたJIBO

JIBOの公式サイトによると、JIBOの機能は以下のようです。

 

See(見る):2つのカメラによる顔認識、写真撮影、ビデオ通話が可能

Hear(聞く):360度対応のマイクロフォンで、自然な言語処理が可能

Speak(話す):ハンズフリースピーカーで予定やメッセージを通知

Learn(学習):人工知能によって、持ち主の好みを学習

Help(お手伝い):秘書のように、持ち主の仕事を手助け

Relate(理解):持ち主の感情をより自然に理解

 

さらに,もう一つ付け加えたい項目があります。それは、JIBO自身にHeart(感情)があることです。

丸い顔の中にある目が、上手に喜怒哀楽の感情を表現するのです。ここまでいくと、もはや人間と同じのように思えてしまいます。

価格も1台50,000円ほどで販売予定なので、近い未来、あなたの家にも「JIBO」が新たな家族としてやってくる日が来るかもしれません。

JIBO仕様

サイズ:H280mm

重量:2.7kg

バッテリー:ACアダプター、オプションでバッテリー追加可能

通信方式:Wi-Fi、Bluetooth

センサー:360度のサウンドローカリゼーションセンサー、タッチセンサー、ステレオカメラセンサー

 

リリースまでの道のり

当初、2015年に販売が開始される予定だったJIBOでしたが、開発プロジェクトが難解な課題に直面し、翌年の2016年春頃に延期されました。

延期の原因とされているのは以下の2つです。

1、音声認識(言語解読)の問題

アメリカで使われる標準的な英語に加え、英語圏の諸外国の英語を認識させたところ、推測していた期待値よりも低い認識結果だったようです。これにより、当初予定していた、日本語・韓国語・中国語などの計画も止まってしまいました。

2、サーバーの問題

JIBOはアメリカにのみサーバーを置く予定と発表しています。世界各国のユーザーを獲得するのであれば、その土地にサーバーを設置することが、当然好ましいのですが、各国のプライバシー保護方針が異なるため、一律に整理・整備して対処することが難しいようです。

2017年現在、JIBOは未だリリースには至っておらず、クラウドファンディングで投資した人からも多くの声が寄せられているようですが、JIBOプロジェクトに各国の大企業が資金を投入している経緯からしても、プロジェクトは少しずつではあるものの進んでいるように思われます。

ちなみに、アジア諸国の企業の一部を挙げますと、

 

・セガサミーホールディングス(日本)

・CAC Holdings(日本)

・電通ベンチャーズ(日本)

・KDDI(日本)

・Acer(台湾)

・LG UPlus(韓国)

・NetPosa(中国)

 

などがJIBOのプロジェクトに資金投入しています。

 

まとめ

昔の非常識が現在の常識になってきたように、JIBOのような極めて高いレベルのAI搭載ロボットが本格的に世に出てくることは必然でしょう。今は技術力がそのための障壁を越えようとしているところです。

JIBOが近い将来、新しい仲間として家にやって来ることを楽しみに待ってみてはいかがでしょうか?

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