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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.09.12

IKEAが新ビジネスユニット「IKEA Home smart」を設立 これからどうなる?

記事ライター:Yuta Tsukaoka

IKEAはこれまで、スマート照明シリーズのTRÅDFRI(トロードフリ)や、Sonosと共同開発したWi-Fi搭載のスピーカー「SYMFONISK(シンフォニクス)」など、大手家具メーカーとしては最も意欲的にスマートホーム製品を投入してきた。

そんなIKEAが、スマートホーム事業を専門とするチーム「IKEA Home smart」を設立するという。

英文リリースから、重要な部分を抜き出そう。

IKEA Home smart was initiated as a project in 2012 with the ambition to enrich life at home by incorporating digital elements and technologies into products and solutions. Several launches within the smart home has followed since then and now IKEA has taken the strategic decision to invest even more in the home smart area by establishing IKEA Home smart as its own business unit within IKEA of Sweden.

IKEA Home smartは、製品にデジタルの要素とテクノロジーを組み込むことによって生活をより豊かにするため、2012年に設立されました。
いくつかのスマートホーム製品を発売してきたこのプロジェクトを、新たにビジネスユニット「IKEA Smart home」として社内に設置し、今後、より多くの投資をしていくことを決定しました。

IKEAのリリースより引用(邦訳は筆者)

これまでIKEAが発売してきたスマートホーム製品

では、これまでIKEAが発売してきたスマートホーム製品について振り返ってみよう。

スマート電球:TRÅDFRI(トロードフリ)

いま手に入るスマート電球のなかで最も安価、しかも性能のいいものといえば、私はこのシリーズを推す。
PHILIPSの「Hue」シリーズと比較して半額以下で、アプリの出来もいい。また、製品ラインナップも見劣りしない。国内でも購入できるので、スマート電球の導入を考えていればおすすめだ。

Bluetoothスピーカー:ENEBY(エネビー)

IKEAが発売した初めてのスピーカー製品が「ENEBY(エネビー)」だ。
2サイズ展開で、小さいもの(上写真の左)はバッテリーパックを搭載していて持ち運びもできる。

もちろん、Bluetooth接続なのでAIスピーカーとの組み合わせも可能だ。日本のIKEAでも購入できる。

Wi-Fiスピーカー:SYMFONISK(シンフォニクス)

IKEAがSonosとの共同開発で発売したWi-Fiスピーカーシリーズの「SYMFONISK」は、残念ながら日本未発売。
「本棚スピーカー(Bookshelf Speaker)」と呼ばれる長方形の製品と、テーブルランプと一体化した製品がある。

Sonosの音質に、IKEAの価格
発売当時は驚きをもって迎えられたが、今では素晴らしいタッグだと誰もが認めるところだ。

ただし、Wi-Fi接続できるスピーカーとして機能するが、AlexaやGoogleアシスタントなどのAIアシスタントは搭載していない。
自宅にあるAIスピーカーと組み合わせて利用することはできる。

これからのIKEAはどう変わる?

IKEA Smart homeのリーダー、Björn Block(ビョルン・ブロック)氏

IKEA Smart homeを牽引するリーダーは、Björn Block(ビョルン・ブロック)氏

ストックホルムの聖ヤコビ・ギムナジウム(16歳〜19歳の学生が通う学校)を卒業後、ITコンサルタントとしてエリクソンに入社。在職中に名門・シドニー工科大学の総合デザイン学部を主席で卒業した秀才だ。

その後はヨーロッパの大手キッチン関連会社、ノビアグループへ転職。製品開発部門を中心にキャリアを伸ばし、最終的には同社のイノベーション&デザイン担当上級副社長にまで出世している。

そんなビョルン氏がIKEAに転職したのが2012年。そう、IKEAがスマートホーム事業をスタートさせたのと同タイミングだ。

これは推測だが、おそらくビョルン氏はそのためにヘッドハントされたのだろう。
エンジニアリング、デザインの素地を持ちながらキッチンや家具を手掛けてきた彼を、スマートホーム事業を欲しがっているIKEAがリーダーとして迎えたというのは自然な連想だと思う。

そんなビョルン氏が牽引するIKEAのスマートホーム事業は、今後どう展開するのだろうか。
実は、最初の一手はすでに打たれている。これまで「TRÅDFRI」となっていたIKEAのスマートホームアプリが「IKEA Smart home」と名前を改めているのだ。

スマート照明の「TRÅDFRI」に加え、すでにスピーカー分野へと進出しているIKEAだが、今後はさらに領域を拡大していくのは間違いない。

IKEA Home smartアプリのアイコンが、電球ではなく「家」なのは、これから家庭内のより広い分野に進出することを暗示している。

たとえば、北米と欧州ではすでに、スマートブラインドが登場している。

さらに意欲的な製品として、可動式の家具「Rognan」を2020年に香港と日本(!)で発売予定だ。

これらを統括するものとして、すでにIKEAのTRÅDFRIアプリは生まれ変わっている。

これからが楽しみだ!

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