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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2017.10.29
2019.05.01

「未来の家」のイメージがスマートホームの発展で具現化する

昨今のスマートホーム市場を見ていると、「未来の家」のイメージが果てしなく広がっていくのが実感できます。今回は、現在行われている最新の実証実験とともに、スマートホームの将来像をイメージしてみましょう。

記事ライター:iedge編集部

まさに日進月歩でイメージが膨らむスマートホーム市場

つい先週、最新のスマートホーム向けIoTデバイスが発表されたと思ったら、今日また別のデバイスが発表され、さらに翌月にはあっと驚くようなシステムが発表される……現在のスマートホーム市場はまさにそのような日進月歩の市場です。

日本では長らく、スマートハウスという「エネルギー・コントロール」に重きを置いたシステムの開発が進み、HEMS、ZEH、太陽光発電、自家用蓄電池、燃料電池、エネファームなどのシステムを備えた住宅が広く普及してきました。

2030年までに新築の全世帯にHEMSの搭載を義務化するなど、「グリーン政策大綱」と呼ばれる目標を掲げ、国を挙げて取り組んでいるところでもあります。

そんな中、近年ではエネルギー・コントロール以外の部分においてもスマート化が進み、私たちの生活を一変させるような様々なスマートホーム向けのIoTデバイスが開発され、販売されるようになりました。

日本におけるスマートホームについて、最新の情報とともに、今後のスマートホームのイメージを一緒に考えてみましょう。

 

スマートホームの将来像をイメージしやすい「未来の家プロジェクト」

2017年6月22日から実証実験が始まっている「未来の家プロジェクト」は、横浜市・株式会社NTTドコモ・and factory株式会社が共同で立ち上げたプロジェクトで、横浜市の「I・TOP横浜」プロジェクトの一環として行われています。

現在の日本は、少子化・核家族化・超高齢化が進み、単身世帯や高齢者世帯、介護世帯などが年々増え続けています。2053年には人口が1億人を切るとも言われており、2065年には65歳以上の割合が40%近くに達するとされています。

こうした状況を踏まえ、将来的に居住者が自分の生活・健康状態を把握したり、遠く離れて暮らす家族が居住者の生活ぶりを把握したりできるようにするというのが、大きな目的の一つです。

実証実験で用意されている「IoTスマートホーム」はトレーラーを改造して作られており、住宅内の様々な箇所にIoT機器やセンサーを設置したり、居住者本人にウェアラブルデバイスを装着してもらったりすることで様々なデータを収集します。

例えるなら「居住者を生活ごとスキャンする」といったイメージです。

収集されたデータは時系列ごとに蓄積・解析され、その情報を元にAI(人工知能)が自動制御によって快適な生活空間を創り出してくれるほか、健康管理も行ってくれるというものです。

居住者はアプリを開けば、自分の生活状態や健康状態を一目でチェックすることができ、アプリを通して設置されている各IoT機器やセンサーなども一括制御することができます。

 

スマートホームではあらゆるイメージを具現化できてしまう

もう少しスマートホームのイメージを発展させてみます。

「IoTスマートホーム」で収集されたビッグデータのうち、健康状態に関する情報をかかりつけの病院と共有できるとしたらどうでしょうか。

「Aさん、最近の健康状態が良くないから早めに診察を受けに来てくださいね」

と、病院の方から連絡してくれるようになるかもしれません。あるいはAIが判断して忠告してくれるということもあり得ます。

「冷蔵庫に玉子がないからネットで注文しておきましょう」

「今日は外気温が28度なのでエアコンをつけておきます。太陽光発電システムで発電した電気を使いますので電気代はかかりません」

「留守中に弟さんが訪ねてきました。メッセージをお預かりしていますので再生するときは声をかけてください」

「明日は月曜日なので7時に起床ですね。コーヒーを淹れてパンを焼いておきます。起床時の室内の温度は27度に設定しておきます」

そういったこともAI自ら判断して提案してくれるようにもなるでしょう。

あるいはその場にいなくても、GPSによる位置情報で自宅の1km手前になると給湯器からお湯が出始め、帰宅後すぐに入浴できるといったこともごく普通になることが考えられます。

IoT技術やAI技術の進歩、それらを活かしたスマートホームの発展によって、今後私たちの暮らしがどう変化しようとしているか、イメージできましたでしょうか?

便利さや快適さだけでなく、健康管理、エンターテイメントなど、あらゆるジャンルでAIが活躍し、私たち一人一人に最適な生活空間を創り出してくれる。

それが将来のスマートホームのイメージであり、それは確実に具現化されていくものだと言えます。

 

将来のスマートホームをイメージしやすいIoTデバイスをご紹介

最後に、現在発売されている様々なIoTデバイスの中でも比較的導入しやすく、かつ「スマートホームは将来こうなっていくだろう」というスマートホームの未来をイメージしやすい製品をご紹介します。

マウスコンピューターが開発し販売している「mouse スマートホーム」です(販売価格:税別24,800円)。

・ルームハブ
・モーションセンサー
・スマートプラグ
・スマートLEDライト
・ドアセンサー

これらがセットになったスターターキットは、専用のアプリをインストールすれば、それぞれのデバイスを簡単に制御できるようになります。

また、ルームハブには赤外線学習機能も搭載されていますので、今使っているエアコンやテレビ、オーディオなど、赤外線リモコンを使用する家電についてもコントロールできるようになります。

今後はPM2.5センサーや空気清浄機などのデバイスも追加されていくなど、ラインナップも充実してくるでしょう。

まずはスマートホームを体験してみたい、スマートホームのイメージを掴みたいという方には最適なデバイスと言えますので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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