Oculus Goとは?
Oculusが開発、販売しているVRゴーグルの中でも、最も手軽に使えて、低価格なのが「Oculus Go」です。スタンドアロン型なので、PCやスマホとの接続も必要なく、ケーブルレスですぐにVR体験を開始できます。
コンパクトな本体ながら、業界最高水準のレンズがもたらす鮮やかでクリアな大画面が魅力です。人間工学に基づく設計で、頭を動かしてもずれにくく、隙間から光が入ってくることもありません。メガネをかけながら使うこともできます。
価格 |
32GB:23,800円 64GB:29,800円 |
サイズ |
190mm×105mm×115mm |
重さ |
468g |
ディスプレイ解像度 |
2,560×1,440m、538ppi(液晶) |
トラッキング方式 |
3DoF |
プロセッサー |
Qualcomm Snapdragon 821 |
オーディオ |
ヘッドセット内蔵型スペシャルオーディオドライバ (有線イヤホン、ヘッドフォンも使用可能) |
付属品 |
コントローラー、眼鏡スペーサー、USBケーブル、単3乾電池1本、レンズクリーナー |
発売日 |
2018年5月 |
Oculus Goのセットアップ
Oculus Goのセットアップはとても簡単です。基本的にスマホやPCとの接続が必要ないOculus Goですが、初回セットアップ時のみスマホを使います。
・ AppStore(iOS)、Googleストア(アンドロイド)からスマホ用アプリ「Oculus」をダウンロードします。
・ アプリを起動すると、ログイン画面が表示されます。新しいOculusアカウントを作成するか、Facebookアカウントを使用してログインします。Facebookアカウントでログインしても、許可なくFacebookに投稿されることはないので安心してください。
・ プライバシー設定の画面が表示されます。Oculus アクティビティが表示される相手などを設定できます。設定したら、完了ボタンを押します。
・ Oculus Go本体とのペアリング画面が表示されます。本体の電源ボタンを押して、電源を入れます。
・ スマートフォンがOculus Goを検出します。本体のシリアルナンバーが表示されるので、選択しましょう。シリアルナンバーは本体の左側に書かれています。
・ Wi-Fi設定画面が表示されます。接続したいWi-Fiネットワークを選択して、必要ならパスワードを入力します。
・ アプリに表示される説明に従って、コントローラーに単3乾電池(付属)を入れます。
・ コントローラーのトラックパッド上部にランプが点きます。次に、Oculusボタンと戻るボタンをランプの点滅が終わるまで押し続けます。
・ アプリ上で、コントローラーを左右どちらの手で使うか選択します。
・ 支払い情報の登録画面が表示されます。ここではスキップし、後から入力することも可能です。
・ 使用上の注意やお知らせが表示されます。例えば、レンズを拭くときは必ず付属のレンズクリーナーを使用しアルコール等を使用しない、レンズに直射日光を当てない、などです。必ずチェックしましょう。
・ セットアップはこれで完了です。
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Wi-Fiは必要?インストールの手順
Oculus GoにWi-Fiは必要?
Wi-Fi環境が必要になるのは、次の場合です。
・ セットアップ時
・ Oculus Goにアプリをインストールする時
・ 動画ストリーミングアプリやオンラインゲームなど通信が必要なアプリを使う時
Oculus Go自体はWi-Fiがなくても動作します。インストールしてあるゲームの中で通信が必要ないものなら、移動中などWi-Fiがない環境でもプレイ可能です。
Oculus Goにアプリをインストールする
さっそく、VRゲームアプリや、動画視聴アプリをインストールしてみましょう。
・ Oculus Goを装着すると、目の前にはホーム画面が広がります。コントローラーを使い、ナビゲーションメニューの中から「ストア」を選択します。
・ Oculusストアが表示されるので、下にスクロールし、気になるアプリを探します。
・ アプリを選択すると詳細が表示されます。対象年齢やユーザーからの評価などを確認しましょう。
・ 値段、あるいは「無料」と書いてあるボタンをクリックするとダウンロードが開始されます。
・ ダウンロード、インストールが終了すると通知が表示されます。これで完了です。
Oculus Goの具体的な使い方は?
ここからは、Oculus Goの設定が完了した後の、具体的な使い方について紹介します。
Oculus Goの使い方~コントローラー
Oculus Goも、他のVRゴーグルと同じように、使用中は周囲を確認できなくなります。
Oculus Goを使用する上でも、コントローラーを使用しなければなりませんが、使い方を理解しておかないと実際の操作を行うことはできません。
Oculus Goのコントローラーは、手の形にフィットした細長いデザインとなっています。
トリガーがあり、そこで決定やクリックの操作が可能となっています。
また、戻るボタンは戻る操作を、ホームを押せばホーム画面に移動することができます。
Touchサーフェスは、スマホのようにスワイプすることで、画面内のポインタが当たっている部分のページ送りをしたりスクロールしたりできます。
これによって、マウスのような操作が可能となります。
次のページ > 知っておくべきOculus Goの基本的な使い方をまだまだご紹介!
Oculus Goの使い方~スクリーンショットやデータをPCに保存する方法
Oculus Goでは、単にVR動画を楽しめるだけでなく、スクリーンショットやデータを保存する機能があります。
ゴーグルを覗いている人だけでなく、他の人にも雰囲気だけでもシェアすることができるのです。
ただ、Oculus Goで保存したデータなどは一度PCに保存しなければなりません。
PCへの保存方法としては、まずはOculus Goの電源をオンにしてください。
Oculus Goのスマートフォンアプリが開発モードになっている場合、Oculus GoとPCをUSBケーブルで接続しても認識できないので、一度アプリ上から使用しているOculus Goを選択します。
その他の設定ボタンを押して開発者モードに進み、開発者モードをオフにしてください。
開発者モードがオフになった状態でUSBケーブルとPCを接続すると、VR Headsetが自動でマウントされます。
ただ、これだけではまだOculus Goに保存されているデータを見ることはできません。
PCと接続した状態でOculus Goのゴーグルを覗くと、データへのアクセスの許可画面が表示されています。
問題ない場合は、許可するボタンを押すことで相互データ通信を許可できます。
許可が完了すると、PC画面でストレージの中身が出てきます。
後は、通常のフォルダと同じように写真や動画を移動することが可能となります。
Oculus Goの使い方~フリーズした場合の対処方法
Oculus Goはシンプルなソフトで構成されていて、基本的には動作不良は起こしません。
熱暴走も発生しにくく設計されているのですが、使用環境などによって稀にフリーズすることもあります。
フリーズした場合は、基本は強制終了して再起動することで回復する場合が大半です。
Oculus Go本体の上部についているボリューム調整ボタンの「-」と、電源ボタンを長押しすることで、再起動処理が完了します。
再起動は約30秒と時間がかかりますが、再起動後は通常通り利用できます。
但し、フリーズすること自体が正常ではなく、再起動もノーリスクではありませんのでフリーズした原因を把握して、自分で改善できることであれば改善することをおすすめします。
Oculus Goの使い方として、フリーズした際の対処法も事前に把握しておきましょう。
Oculus Goの使い方~コントローラーが使えなくなった場合の対処法
本体やコントローラーは乾いた布で軽く拭き取って汚れを落としてください。
いつもならディスプレイに出ている丸いポインタや白い線が全く出なくなったり、Oculusボタンのみしか反応しないということがあります。
この場合、原因として考えられるのはOculus Goの本体とリモコンのペアリングが切れてしまうという問題です。
その場合は、Oculusアプリを入れたスマートフォンを用意して、Oculus GO本体とBluetoothで接続してください。
そして、コントローラーのペアリングの解除を行い、新しいコントローラーをペアリングすると解決することがあります。
また、単純にコントローラーの電池切れという可能性もありますので、電池交換すると解消できます。
Oculus Goの使い方~バンドの調整方法
Oculus Goをはじめとして、VRゴーグルはフィット感が重要となります。
特に、長時間利用する場合はフィットしていないと疲れますし、映像を適切に見ることもできません。
Oculus Goはメガネ着用者でも使用できるようにメガネスペーサーが用意されています。
ヘッドセットのレンズとメガネレンズが接触しないようにするためのパーツとなります。
ただ、メガネをかけている方であってもスペーサーなしで装着できる場合もあるので、一度使ってみるというのも有効です。
また、スペーサーによってごくわずかにレンズと眼球の位置が遠ざかり、視野角が狭くなるというデメリットもあります。
スペーサーの使い方は簡単で、顔に当たるフェイスクッションを取り外してレンズの周りに固定しているプラスチックパーツを取り外します。
その後、スペーサーを取り付けて取り外しと逆の順で取り付ければ完成です。
装着感については、ゴーグル背面の後頭部と頭頂部の二箇所で調節できるベルトによって調整可能です。
ベルトの使い方としては、まずは頭頂部のベルトを若干ゆるめにしておき、後頭部のベルトは締め付け気味にして実際に装着します。
そして、ゴーグルがぴったりフィットするポジションを探していきます。
最良なポジションを見つけたら、ゆるめにしておいた頭頂部側のベルトをちょうど良い長さに調整します。
その後、後頭部側の締め付け度合いを調整することになるのですが、基本的に締め付け気味の方がずれにくく画面をしっかりと見ることができるのでおすすめです。
ただ、長時間使用していると徐々に疲れてきますし、締め付けが強いと顔に当たって跡になる可能性もあります。
よって、お好みの締め付け度合いに調整して使用することをおすすめします。
Oculus Goの使い方で疑問に思うことを徹底解説!
ここでは、Oculus Goを購入する上で多くの人が疑問に思うことについて解説していきます。
Oculus Goの使い方における疑問1:「パソコンへの接続」
もちろんパソコンに接続して利用することができます。
Oculus Goをパソコンに接続する方法としては、USBケーブルを接続して通信することができます。
接続することによって、例えばOculus Goに保存している動画やスクリーンショットを転送できます。
但し、接続設定を行う上でスマートフォンアプリが必要になります。
具体的には、Oculusアプリを立ち上げて開発者モードをOFFにして接続する必要があります。
Oculus Goをオンにしてパソコンと接続して、データへのアクセスを許可すると接続ができます。
イメージとしては、Oculus Goがデバイスの一つとして認識されて、内部のフォルダなどがパソコンで見えるので、データの転送を簡単に行えます。
次のページ > Oculus Goを使いこなすために知っておきたい疑問点を解決!
Oculus Goの使い方における疑問2:「ピント調整機能について」
装着具合によっては、どうしてもピントずれが発生してしまうものです。
VRゴーグルによっては、ピントを調整する機能があるのですが、残念ながらピント調整機能はありません。
よって、自分自身で装着感を調整したり、メガネスペーサーを入れて微調整することで対応可能となります。
Oculus Goの使い方における疑問3:「寝転がっての利用は可能?」
特に動画サービスなどを寝転がってみたいというニーズが多いですが、Oculus Goでは寝転がっての使い方も可能です。例えば、寝転がりながらNetflixなどの動画サービスなどです。
具体的な方法としては、VOID THEATERというモードを利用することで灰色のバックにスクリーンとスクリーン上のアイコンだけが存在するモードに切り替わり、寝転がっても最適な映像を楽しむことが可能です。
Oculus Goの使い方における疑問4:「スマホ画面との同期」
Oculus Goは基本1人で楽しむことができますが、スマホを通して同じ動画を他人にも共有したいと思うこともあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、ミラーリングです。
ミラーリングの使い方は、Oculus Goを設定したスマートフォンを使用して、アプリ上でミラーリング元をOculus Go、ミラーリング先をスマートフォンにすることで同期可能です。
もちろん、スマートフォン側の動画をOculus Goに同期させるという方法も楽しめますよ。
Oculus Goの使い方における疑問5:「リモコンは電池式?」
Oculus Goの使い方は理解できても、いきなりリモコンが使えなくなった際に慌てる人も少なくありません。Oculus Goのリモコンは電池式で、単三電池1本が必要となります。
最大4時間程度持たせることができます。
Oculus Goの使い方と併せてリモコンが電池式であることもしっかり把握したうえで使用していきましょう。
Oculus Goの使い方における疑問6:「フル充電までの時間」
5V2Aの充電器を使用することで、約2時間で充電することができます。
Oculus Goの使い方における疑問7:「長時間使用しても安定している?」
長時間使用していても、特に発熱は気にならないレベルと言われています。
熱暴走についても、特にパフォーマンスの低下が発生せず安定して利用することができます。
Oculus Goの使い方における疑問8:「入力時におけるコピー&ペースト機能」
Oculus Goでは、You Tubeを筆頭として日本語入力ができません。
そこで、コピペして入力する方法が頭に浮かびますが、残念ながらコピペもできない仕様となっています。
いずれは日本語にも対応するものと思われるので、それを待つ必要があります。
Oculus Goの使い方における疑問9:「手動でアップデートできるの?」
手動でのアップデートは対応しておらず、すべて自動でのアップデートとなります。逆に言えば、自動でアップデートしてくれるので、いつでも最新の状態で使うことが可能と言えます。
Oculus Goの使い方における疑問10:「初期化について」
パソコンやスマートフォン同様に、工場出荷状態に戻すモードが用意されています。
もし他人に譲渡する等の場合は、個人情報を削除した状態としなければならないため、とても便利な機能となっています。
Oculus Goの使い方における疑問11:「未使用時の保管場所」
直射日光に当たらない場所に保管しておくようにしましょう。
また高温多湿な場所に置くと劣化する可能性があるので、なるべく日陰で湿度の低い場所に保管することをおすすめします。
Oculus Goの使い方における疑問12:「メンテナンスの必要性」
精密機器でもありますから、定期的なメンテナンスを心掛けておきましょう。
本体やコントローラーは乾いた布で軽く拭き取り、レンズ部分は、光学レンズ用の乾いたマイクロファイバー製の布で軽く拭き取りましょう。
通常の布を使用すると、レンズに傷が付く恐れがあるので必ずレンズ専用のものを使用してください。
まとめ
Oculus Goのセットアップ、アプリのインストールの仕方を紹介しました。どちらも簡単で時間がかからないので、開封したらすぐに遊ぶことができるのが嬉しいですね。Oculus Goの豊富なVRコンテンツを思う存分楽しみましょう。
Oculus(オキュラス)シリーズについて詳しく知りたい方はこちら。