そもそもVRとは?
VRは「バーチャル・リアリティー(Virtual Reality)」の略で、日本語では「仮想現実」と言います。
コンピューターが創り出した仮想現実の世界を、私たち人間の視覚や聴覚など五感を使って、まるで「現実の世界」であるかのように体感できるという、技術・概念を指す言葉です。
たとえばロールプレイングゲーム(RPG)なら「ゲームの世界に入り込み、武器や防具を身につけて仲間と一緒にモンスターと戦うことができる」と考えると分かりやすいですね。
2016年は「VR元年」とも言われており、ハイエンドなヘッドセットやゴーグルなどが次々と発売されました。
似たような言葉でARやMRがあります。混乱してしまうといけないので、ポイントだけ簡単に押さえておきましょう。
ARは「オーグメンテッド・リアリティー(Augmented Reality=拡張現実)」の略で、現実世界をベースに仮想現実を創り出す技術や概念を言います。見慣れた街の風景の中に、突然モンスターが現れる…そんなイメージです。
MRは「ミクスト・リアリティー(Mixed Reality=複合現実)」の略です。VRやARがさらに進化した技術で、現実世界と仮想現実をより複雑にミックスさせた世界を創り出す技術や概念です。
VRヘッドセットとは?
VRヘッドセットは、VRの世界を体験するのに欠かせないデバイスです。
「HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)」「VRビューワ」「VRゴーグル」などのさまざまな呼び名がありますが、定義はなく、いずれもヘッドセットと同義で使われます。
VRヘッドセットを装着することで、正面はもちろん上下左右など360度、VRの世界に没入する(入り込む)ことができます。
たとえば3D映画を観ているとき、スクリーンから少しでも目を離せば、すぐに現実世界に連れ戻されてしまいます。ところがVRヘッドセットを装着していると、上下左右前後どこを向いてもVRの世界が維持されます。これにより、私たちは驚くほどの「没入感」を味わうことができるのです。
※従来、ヘッドセットは顔に装着する「ヘッドホン」と「マイク」を指していましたが、近年ではその定義も揺れ始め、ヘッドマウントディスプレイなどを指してヘッドセットと呼ぶことが多くなりました。この記事ではそうした概念に基づいて、ヘッドセットとして紹介しています。
大人気のVRヘッドセット、Oculusのラインナップをご紹介!
VRとヘッドセットの基礎知識をご理解いただいたところで、いよいよ、大人気ヘッドセット、Oculus(オキュラス)シリーズをご紹介していきます。機種ごとにおすすめのゲームにも触れていますので、ヘッドセットを購入したらすぐに遊べます。ぜひ参考にしてくださいね。
シリーズ最新のオールインワン型VRヘッドセット『Oculus Quest(オキュラス クエスト)』
Oculus Questとは?
Oculus Questはまさに「新次元」のVRヘッドセットです。オールインワン型なので、パソコンもスマホもケーブルも何もかも不要、ヘッドセットを装着してコントローラーを手にすれば、文字通り世界中があなたの「ゲームセンター」となるのです。
Questの特徴と機能
オールインワン型でPC接続も不要なので、ヘッドセットとコントローラーを装着すれば「いつでも」「どこでも」ゲームをプレイすることができます。
広い空間、狭い室内、立ったまま、イスに座ったまま…どんな環境でもプレイできるのが魅力です。加えて、ユーザーの体の向きに関係なく、動きをそのままVRに反映しますので、自分が常に中心となり、周囲を見渡したり、しゃがんで攻撃を避けたりして形勢逆転を狙うことも簡単にできてしまいます。
コントローラーを握ると、ゲーム内にプレイヤー(自分)の手が出現します。掴む、投げる、なぎ払うなど、あらゆる動きがまるで現実世界のように正確かつリアルに反映されます。
なお、Oculus Questにはヘッドホンはついていませんが、ヘッドセットに位置オーディオが組み込まれています。これにより、ヘッドホンを装着しなくても仲間の声や、背後に忍び寄るモンスターの足音などをリアルに聞き取ることができます。
Questのセット内容
気になるOculus Questのセット内容はこちら!ヘッドセットのほか、タッチコントローラー2機(左右)、充電用の電源アダプター(15W)、コントローラーに使用する単三電池2本、眼鏡スペーサーが含まれています。眼鏡スペーサーは人間工学に基づいて開発されたもので「ほぼ全ての眼鏡」にフィットするとされています。これなら、普段から眼鏡をかけている人も、そのままOculus Questで遊べますね!
Questのスペック
続いて、こちらがOculus Questのスペック表です。注目はQualcommのプロセッサー「Snapdragon 835」です。分かりやすく例えると「Xbox」や「PS3」レベルの処理能力を備えています。スマホでもよく採用されているチップですが、スマホのような狭い基盤に組み込まれているわけではないので、発熱などは大幅に抑えられます。
Oculus Questの主なスペック
発売日 | 2019年5月21日 |
PC接続 | 不要 |
メモリ | 64GB / 128GB |
一眼解像度 | 1440×1600(リフレッシュレート72Hz) |
ディスプレイ | OLEDディスプレイ |
プロセッサー | Snapdragon 835(Qualcomm) |
視野角 | 100° |
トラッキング | Oculusインサイトトラッキング |
コントローラー | Oculus Touch×2機 |
外部センサー | 不要 |
瞳孔間距離調整 | あり |
Questの価格
価格はストレージによって違いがあります。
64GB | 49,800円 |
128GB | 62,800円 |
※いずれも日本への標準配送料および税が含まれています。消費税増税にともない、価格が変動する可能性があります。
Questの専用アクセサリ・パーツ
持ち運び用のアクセサリや交換パーツなども気になりますよね。公式サイトではこんなアイテムがラインナップされています。
携帯用ケース5,000円
持ち運びに最適な、軽量・高耐久性のケースです。
インナーイヤー型ヘッドホン6,200円
没入には欠かせない、VR外からのノイズを最小限に抑えるインナーイヤー型です。
標準接顔パーツ3,700円
装着時の快適性や通気性を重視して開発された接顔パーツです。
15W USB-C電源アダプター2,400円
日本、アメリカ、カナダ、台湾でも使える電源アダプター。海外にも持ち運べますね!
タッチコントローラー各8,800円
いざというときのために、ぜひ各1機ずつストックしておきたいですね。
Questの設定方法
Oculus Questのセットアップには、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスを使用します。「Oculus」アプリをインストールして起動しましょう。
まずはアカウント作成が必要になります。すでに持っている人はそのアカウントで、またはFacebookアカウントでもログインできます。
ログイン後、プロダクトのラインナップから「Oculus Quest」を選択しましょう。もし表示されない場合、アプリのバージョンを確認してみましょう。アップデートが必要であれば、先にアップデートしておくことをおすすめします。
いよいよ、セッティングの準備が整いました。
続いて、Oculus Questの電源を2秒以上、白く光るまで長押ししてペアリングします。ディスプレイを覗き込むと、見えているVR世界の右下に5桁のコードが表示されているはずですので、そのコードをアプリ上に入力します。
次にコントローラーに電池を入れます。電池はセットに含まれていますが、市販の単三電池でもOKです。言語選択の画面に遷移しますので、日本語を選択しましょう。
ここまでセットアップが済むと、自動でソフトウェアのアップデートが始まります。完了後は再起動しますので、それまでしばらく(4〜5分程度)待ちます。再起動後、アプリ上にチュートリアルが流れます。Oculus Questをプレイするにあたって重要な項目ばかりですので、必ず目を通しましょう。
最後にプレイする範囲を設定して完了です。エリアの設定はヘッドセットを装着したまま、ディスプレイに映る現実世界を見ながら行えますが、狭すぎると自由度が低くなります。ルームスケール(部屋のサイズ)は、2m×2m以上が推奨されています。最後にチュートリアルを見終えたら、あとは何をするも自由です。ぜひ、おすすめのゲームで遊んでみましょう!
Questのおすすめアプリ・ゲーム5選
Oculus Questが手元に届いたら、すぐに遊びたいですよね。続いては初心者〜中級者まで楽しめる、Oculus公式サイトでも高評価のゲームを5つご紹介します。ゲーム選びに迷ったら、ぜひ参考にしてください。
グラフィックがポップなBallistaは、ビギナーに最適なVRゲームです。ファンタジーの国を舞台にしたアドベンチャーゲームですが、敵を倒し平和を取り戻す単純明快さ、操作の単純性など、Oculus Questを覚えるのにピッタリです。
開発:High Voltage Software, Inc.
日本語対応:あり
ジャンル:アクション、カジュアル、パズル
価格:1,490円(Oculus Store)
評価:星4.2(20件)
Keep Talking and Nobody Explodes
時限爆弾が仕掛けられた部屋にひとり、閉じ込められてしまったあなた。タイムリミットまでに時限爆弾を解除しなければなりません。手に汗握る時間との戦い、あなたは無事に生還できるでしょうか?英語版のみのリリースですが、十分楽しめるコンテンツです!
開発:Steel Crate Games
日本語対応:なし
ジャンル:パズル
価格:1,490円(Oculus Store)
評価:星4.9(47件)
ハマりすぎに要注意!迫り来る無数の武装勢力をやっつけて突き進んでいく、圧倒的な高評価を得ているSUPERHOT VRです。自分が動いている間だけVRの世界の時間も進みます。弾丸はスローで飛んでくるので、「こうやって避けて」「こう反撃だ!」など考えながら楽しむことができます。
開発:SUPERHOT
日本語対応:あり
ジャンル:アクション、シューティング、パズル
価格:2,490円(Oculus Store)
評価:星4.9(981件)
Oculus Questの大人気ゲームと言えば、こちらのBEAT SABERです。あらゆる方向から自分に向かってくるキューブを、リズムに乗りながらライトセーバーさながらのソードで斬っていく、爽快リズムゲームです。ケーブルレスの快適さを存分に味わえるコンテンツです。
開発:Beat Games
日本語対応:なし
ジャンル:カジュアル、スポーツ、音楽
価格:2,990円(Oculus Store)
評価:星4.6(2,342件)
圧倒的なスピード感とアクションを体感できるのがThumperです。障害物を乗り越え、ボスを倒しながら、ひたすら超高速ジェットコースターを突き進むリズム&アクションゲームです。思わず声を上げてしまうはずなので、夜中のプレイは控えましょう!
開発:Drool LLC
日本語対応:あり
ジャンル:アーケード、アクション、音楽
価格:1,990円(Oculus Store)
評価:星4.5(35件)
Oculus史上最強のPC接続型VRヘッドセット『Oculus Rift S(オキュラス リフト エス)』
Oculus Rift Sとは?
Oculus Rift SはQuestと違い、PC接続型のヘッドセットです。2019年7月の調査時点では、Windows PCかつOSはWindows10のみが対応となっています。Oculus史上最強を謳うOculus Rift S、まずは動画でその世界をチェックしてみましょう!
Rift Sの特徴と機能
Oculusストアにラインナップされている数百タイトルにも及ぶVRゲームや限定コンテンツなどをプレイしまくれるのが魅力です。タイトルは随時追加されて行きますので、遊び飽きるといったこともありません。
また、Oculus Rift Sは優れた光学技術を採用しているのも特徴です。
色がより明るく鮮やかに映し出されるだけでなく、VRヘッドセットのディスプレイでしばしば問題となる「スクリーンドア効果(ディスプレイに網目模様が見えてしまう現象)」も大きく軽減されています。
ヘッドバンドはヘイロ(汗が目に入らない)タイプで、人間工学に基づいて開発されています。速度を考慮した改良が加えられており、ダイヤルを回すだけでフィット感が調整できるため、素早く&激しく動くシーンにおいても抜群の安定感や快適さを実感できます。
もちろん、Oculusインサイトトラッキングが搭載されていますので、ユーザーの体の向きに関係なく、体そのものの動きをそのままVRに反映してくれます。
Rift Sのセット内容
Oculus Rift Sのセット内容はこちらです。Oculus史上最高のPC対応VRゲーミングシステムであるヘッドセット、Questと互換性があるタッチコントローラー2機、PCとヘッドセットをつなぐ5mのケーブル、コントローラーに使う単三電池、そしてビデオ出力用のアダプターが含まれています。
Rift Sのスペック
こちらがOculus Rift Sの主なスペックの一覧表です。PCの推奨スペックおよび最小スペックも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
Oculus Rift Sの主なスペック
発売日 | 2019年5月21日 |
PC接続 | 必要 |
メモリ | 8GB以上のROMが必要 |
一眼解像度 | 1280×1440(リフレッシュレート80Hz) |
ディスプレイ | LCDディスプレイ |
音声 | 組み込みオーディオ |
視野角 | 110° |
トラッキング | Oculusインサイトトラッキング |
コントローラー | Oculus Touch×2機 |
瞳孔間距離調整 | ソフトウェア側で調整する仕様のためなし |
PCの推奨スペック | PCの最小スペック | |
グラフィックカード | NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上 | NVIDIA GTX 1050Ti / AMD Radeon RX 470以上 |
代替グラフィックカード | NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上 | NVIDIA GTX 960 / AMD Radeon R9 290以上 |
CPU | Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上 | Intel i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200、FX4350以上 |
メモリ | 8GB以上のRAM | |
ビデオ出力 | DisplayPort™️ 1.2 / miniDisplayPort(同梱) | |
USBポート | USB3.0×1 | |
OS | Windows10 |
Rift Sの価格
Oculus Rift Sの販売価格は49,800円です。日本への標準配送料と税金も含まれていますが、消費税増税にともなって価格が変動する可能性があります。対応可能なPCも必要になりますので、持っていない人はさらにその分も考えなければなりません。PCを購入する場合、100,000円程度は見ておいた方が良いでしょう。
Rift S専用アクセサリ・パーツ
公式サイト上にラインナップされている、Oculus Rift S専用のアクセサリやパーツをご紹介します。パーツは消耗品なので、できればワンセットずつ、ストックしておけると安心ですね。
ヘッドバンド7,500円
長時間の装着がストレスとならないよう快適性や使いやすさを重視して開発されたバンドです。
標準接顔パーツ3,700円
同じく接顔パーツの交換部品です。フィット感、通気性、快適性などを考慮したデザインです。
タッチコントローラー各8,800円
Questとも互換性があるタッチコントローラー。ぜひストックしておきましょう。
Rift Sの設定方法
続いて、Oculus Rift Sの設定方法をご紹介します。USBハブや延長コードなどを使っている場合、正常に認識されないケースもあるようですので、そのときはPCに直接、接続するようにしましょう。
Oculus Rift Sヘッドセットから延びているケーブルを、それぞれ「USB3.0ポート」と「ディスプレイポート」に差し込みます。USB2.0は使用できませんので、ご注意ください。
接続が済んだら、公式サイトからアプリをインストールしましょう。利用規約の確認など、モニターの表示に従って操作すれば迷うことはありません。インストールは少々時間がかかる傾向にあるようです。余裕を持って30分程度、見ておくことをおすすめします。
インストールが完了したら、いよいよアプリを立ち上げてログインします。Questと同様に、OculusアカウントまたはFacebookアカウントでログインできます。
アプリ上に表示される指示に従って「ヘッドセットの接続」、ヘッドセット側の「ファームウェアアップデート」、タッチコントローラーの「ペアリング」を済ませましょう。
続いてチュートリアルが流れます。安全に使用するための注意点など重要な内容ですので、必ず目を通しておいてください。
チュートリアルを見終えたら、タッチコントローラーとヘッドセットを装着して、プレイエリアを設定します。設定したいエリアの中央に立ち、「正面」「床の高さ」「プレイ範囲」などを設定すれば完了です!
Questでも少し触れましたが、プレイ範囲が狭いと自由度が低くなるため、2m四方を確保しましょう。正方形ではないいびつな形状でもOKです。
Rift Sのおすすめアプリ・ゲーム5選
続いては、Oculus Rift Sを手に入れたらぜひ試してみたいゲームを5選、ご紹介します。若干、Questと比べると価格は高い傾向にありますが。その分Questよりも高画質のゲームがほとんどです。
ユーザーは、森を抜け出すという夢を持った若いネズミに扮し、VRの世界を探検するというアドベンチャーゲームです。ひょんなことから古代の魔法の封印が解けてしまい、世界を支配しようとする邪悪な存在が次第に大きくなっていきます。幾多もの危険を乗り越え、古代の悪を倒す、それが使命です!
開発:Polyarc
日本語対応:あり
ジャンル:アクション、アドベンチャー、探検
価格:2,980円(Oculus Store)
評価:星4.9(401件)
俯瞰的に戦場を見据え、戦局をコントロールしていくリアルタイムストラテジーゲームです。眼前に広がる広大な戦場に、Oculusタッチコントローラーで打撃系、遠距離攻撃系、飛行系などの各ユニットやタワーを設置することができる、超本格的VR・RTSです。
開発:Hidden Path Entertainment
日本語対応:なし
ジャンル:アクション、ストラテジーゲーム
価格:2,990円(Oculus Store)
評価:星4.9(394件)
ほぼ満点に近い高評価を得ているのが、Airtoneです。いわゆるリズムゲームですが、あなたは相棒ロボットとなってメインキャラクターとなるネオンとともに、リズムを“集めて”いくゲームです。ルーム内では、ネオンと触れ合うこともできるのでアニメやアイドル好きな人はハマるかもしれません。
開発:AMUSEMENT MEDIA ACADEMY INC.
日本語対応:あり
ジャンル:アクション、アドベンチャー、音楽
価格:2,990円(Oculus Store)
評価:星4.9(81件)
1970年代〜現代に至るまで、ヒットチャートを賑わした音楽タイトル32曲が、それぞれ2種類の難易度レベルに分けられています。トータル64曲分、踊り倒すことができるダンスゲームです。オンラインマルチプレイヤー同期モードが搭載されているため、友達と待ち合わせてダンスしたり、チャットしたりすることも可能です。アバターのカスタマイズもできます!
開発:Harmonix Music Systems, Inc.
日本語対応:あり
ジャンル:スポーツ、ソーシャル、音楽
価格:2,990円(Oculus Store)
評価:星4.8(84件)
Elite Dangerous: Commander Deluxe Edition
広大な宇宙空間で迫り来る危険を回避しながら宇宙船を操り、果てしない冒険の旅を続けていくスケール感あふれるシミュレーションゲームです。ごく軽度のバイオレンス的な描写も、ゲームへの没入感を高めてくれます。あなたはこのスリルと恐怖に打ち勝てるか!?
開発:Frontier Developments plc
日本語対応:なし
ジャンル:アクション、アドベンチャー、シミュレーション、探検
価格:5,990円(Oculus Store)
評価:星4.5(1,817件)
エンタメ向けに作られたオールインワン型VRヘッドセット『Oculus Go(オキュラス ゴー)』
3つめにご紹介するのは、Questと同じくオールインワン型のVRヘッドセットでありながら、エンタメに特化したデバイス、Oculus Goです。エンタメ向けとは具体的にどういうことか?詳しく見ていきましょう。
Oculus Goとは?
PC接続不要、移動中でも手軽にVRでエンタメが楽しめてしまうのが、Oculus Goです。ユーザーが、視聴しているエンタメ空間に入り込むことができるデバイスというわけです。ムービーでイメージしてみましょう。ワクワクすること間違いなしです!
Goの特徴と機能
PCが要らないだけでなく、ヘッドセットにスマホなどのデバイスをはめ込んだりする必要もありません。Oculus Goがあれば、あとはOculusのモバイルアプリで設定するだけで、いつでもどこでもエンタメが楽しめるのが最大の特徴です。コンパクトな設計のため、手軽に携帯できます。
大画面のディスプレイには、透明度が高く、鮮やかな色の再現やディテールの表現が豊かになるなど、業界最高水準を誇るレンズが採用されています。
また、コントローラーは1機しかないため、番組を観たいとき、ゲームの世界に入り込みたいときなどの操作も楽々おこなうことができます。ユーザーの手がVR内に映し出され、その動きは直感的かつ高い正確性を誇るとされています。
さらに、高精度のVRに欠かすことのできないサウンドに関しても、Oculus Goは優れた性能を持ち合わせています。
「スペーシャルオーディオドライバー」がヘッドセットに内蔵されており、ヘッドホンをせずしてシネマさながら、臨場感にあふれた極上のサウンドを体感することができます。
このように、あらゆる高度な技術がふんだんに組み込まれたOculus Go。まさにエンタメを楽しむための最高品質のVRヘッドセットが、ここに完成したというわけです。
なお、Oculus GoではVR内を自由に動き回ることはできません。360°動画を視聴したり、座る・寝転がるなどの姿勢でVRを楽しんだりすることができます。
Goのセット内容
Oculus Goのセット内容をご紹介します。PC接続不要、複雑な設定なども特に必要なく、届いたその日からすぐにエンタメを楽しめるVRヘッドセットです。そのほか同梱されているのはコントローラー1機、10W電源アダプター(USB充電器)、コントローラーで使用する単三アルカリ電池、そして眼鏡スペーサーです。Questと同じく、眼鏡スペーサーは人間工学に基づいて設計されたインターフェースで、普段から眼鏡をかけている人でもそのままVRの世界に没入することができます。
Goのスペック
続いて、Oculus Goの主要スペックをご紹介します。
Oculus Goの主なスペック | |
発売日 | 2018年5月2日 |
PC接続 | 不要 |
メモリ | 32GB / 64GB |
一眼解像度 | 1280×1440(リフレッシュレート60Hz) |
ディスプレイ | LCDディスプレイ |
プロセッサー | Snapdragon 821(Qualcomm) |
トラッキング | 方向トラッキング(360°ビューイング可) |
コントローラー | 1機 |
音声 | スペーシャルオーディオ組み込み(3.5mオーディオジャックも使用可) |
Goの価格
Oculus Goはストレージ容量によって価格が異なります。32GBモデルは23,800円、64GBモデルは29,800円となっています。いずれも日本への標準的な配送料金と税金が含まれた価格ですが、消費税増税などにともなって変動することがあります。今回ご紹介したOculusのヘッドセットの中ではもっともリーズナブルな機種です。エンタメ向けなので、QuestやRift Sとは若干主旨が異なりますが、Oculusを初めて購入するという人はGoから始めてみるのもおすすめです。
Go専用アクセサリ・パーツ
公式サイトで販売されているアクセサリやパーツをご紹介します。
専用ケース4,000円
外側には紫外線や衝撃から守るための素材、内側には本体とケーブル、コントローラーなどを分けて収納できるクッションが施されています。
引用元:https://www.oculus.com/go/
接顔パーツ(フィット)2,500円
標準パーツと異なり、鼻のサイズが小さめで頬骨が高い人にフィットするよう開発されたものです。素材は標準パーツと同じものが使われています。
度付きレンズ(サードパーティ製)8,676円
眼鏡をかけたままでもVRが楽しめますが、サードパーティ製の度付きレンズをヘッドセットに挿入して楽しむこともできます。
コントローラー3,000円
専用コントローラーの交換パーツです。ストックとして持っておきたいデバイスです。ただし、Oculus Goに同時に接続できるコントローラーは1機のみです。
接顔パーツ(ゆったり/標準)2,500円
デフォルトで同梱されている接顔パーツの交換用品です。高透湿性素材が用いられており、快適な装着感が得られます。
Goの設定方法
Oculus Goの設定はスマホを使います。まずはスマホにOculusアプリをインストールし、起動させましょう。これまでと同様、アカウントが必要になりますので、Oculusアカウントがある人はそのアカウントで、ない人は新規作成するか、Facebookアカウントを使ってログインしましょう。
あとは、アプリ画面の表示に従います。デバイス(Oculus Go)を選択したらOculus Go本体をアダプターに接続して電源をオン、スマホとペアリングさせます。
Oculus Goのペアリングが済んだらコントローラーに電池を入れ、右手と左手、どちらで使用するかといった情報や、言語の選択、支払い情報の入力、眼鏡使用の有無などの情報を入力していきます。
ひと通り終わるとチュートリアルが流れますので、最後までしっかり確認しておきましょう。これでセットアップはほぼ完了です。
さっそく、Oculus Goを装着してコントローラーを手にしてみましょう。操作説明や、コントローラーのキャリブレーション(調整)を行えば、遊べる状態になります。
Goのおすすめアプリ・ゲーム5選
続いて、Oculus Goでぜひ遊んでほしいアプリやゲームをご紹介します。基本的には動画を視聴するのみなので、Netflixなどは最初に入れておきたいアプリですが、Oculus Goでも十分、楽しめるゲームも多数ラインナップされています。価格も1,000円未満のものが多いため、手軽に購入できるでしょう。
引用元:https://media.netflix.com/ja/company-assets
映画やドラマ、さらにはNetflixのオリジナル作品など、とにかくコンテンツが豊富なNetflix。Oculus Goを手に入れたらぜひアプリをダウンロードしておきましょう!
開発:Netflix
日本語対応:あり
ジャンル:エンターテイメント
価格:無料(Oculus Store)
評価:星4.2(19,252件)
バーチャルリアリティーの世界で、さらなるバーチャルリアリティーを体感できる、そんな不思議なゲームがこちらのVirtual Virtual Realityです。もはや何がバーチャルの世界なのか、分からなくなってしまうかも!?
開発:Tender Claws
日本語対応:あり
ジャンル:アドベンチャー、探検、物語
価格:690円(Oculus Store)
評価:星4.9(1,646件)
主人公は、月面飛行士および修理工となり、月までのエレベーターを建設するハメになる…という一風変わった趣旨のコンテンツです。ストーリーは紆余曲折あり、ドタバタありとユーザーを飽きさせない工夫も施されています。エレベーター建設の命令に従うか、背くかは、あなた次第です。
開発:ROCCAT Games Studio
日本語対応:なし
ジャンル:アドベンチャー、パズル、物語
価格:490円(Oculus Store)
評価:星4.6(312件)
自分が選んだ決断によって物語が変わっていく、本格的なミステリーアドベンチャーです。「ソードアート・オンライン」のプロデューサー三木一馬氏を迎えて製作された本作は幼馴染の8人の高校生を中心に展開していきます。「誰を殺すか」、あなたはそんな究極の決断に迫られるかもしれません。
開発:MyDearest Inc.
日本語対応:あり
ジャンル:アドベンチャー、音楽、物語
価格:3,990円(Oculus Store)
評価:星4.9(154件)
急降下、暗闇への突入、崖から崖へのダイブ、断崖絶壁を猛スピードで駆け抜けるコースター、そして迫り来る海賊や無数の障害物…Oculus Goでもこんなに手に汗握るアクションを体験できるのが、Coaster Combatです。ぜひ試してほしいコンテンツです。
開発:Force Field
日本語対応:なし
ジャンル:アクション、カジュアル、ジェットコースター
価格:490円(Oculus Store)
評価:星4.5(635件)
【2020年10月追記】衝撃コスパでマストバイの『Oculus Quest 2』
画像引用元:https://www.oculus.com/quest-2/
Oculus Quest 2とは?
2020年10月13日に発売され、Oculus Questの後継モデルです。従来のOculus Questと同じく、スマホもパソコンも不要なワイヤレスのスタンドアロン型です。箱を開けたらすぐに遊べる手軽さはそのまま、性能が倍増しています。それにも関わらず大幅に値下げされた最新機種ということで、すでに予約殺到です。
Oculus Questの購入は公式サイト、Amazonと通販のみでしたが、Oculus Quest 2はビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店でも販売されます。購入前に実際に手に取り、体験できることから、ますます人気が出ることでしょう。
Quest 2の進化した性能
Oculus Questから進化した点をチェックしてみましょう。
・パワフルな処理性能
最新設計のプロセッサー、Qualcomm Snapdragon 865を採用し、処理速度が従来品の2倍になりました。Oculus QuestとOculus Quest 2では利用できるアプリが同じですが、Oculus Quest 2で起動した方がよりサクサク動き、グラフィックが向上します。
・圧巻のグラフィック
Oculus Questには片側1600 × 1440ピクセルの有機ELパネルが使われていましたが、Oculus Quest 2には片側1832 × 1920ピクセルの液晶パネルが採用され、解像度が1.5倍に向上しました。リフレッシュレートも72Hzから90Hzにパワーアップ。すでに使用した人のレビューでも、驚くほど映像が美しくなったという声があがっています。
Oculus Questは、ゲームは楽しめても、映画などの映像を長時間見るには画質が悪くて辛いと言われていましたが、Oculus Quest 2なら十分楽しめそうです。
・パソコンにも接続も可能
Oculus Linkケーブルを使ってパソコンに接続することで、Oculus Rift専用のソフトをプレイできます。パソコンへの接続はOculus Questでも可能でしたが、画質が良くなく最大限楽しむことができませんでした。Oculus Quest 2なら、PC用VRゴーグルと遜色ないVR体験を楽しめます。
・進化したコントローラー
人間工学に基づいて、コントローラーのデザインが一新されました。より自然な操作が可能になるといいます。従来のコントローラーにはなかった親指置き場ができたことで、ボタンの押し間違いが減りそうです。
・ハード面での変更
本体の色が濃いグレーから白に変更されました。また、重さも571gから503gとわずかですが軽くなっています。また、Oculus Questのヘッドバンドは硬いゴム製で、髪に引っかかって装着しづらいという声がありましたが、Oculus Quest 2では布製に変更され、扱いやすくなりました
Quest 2のセット内容
Oculus Quest 2には、ヘッドセット本体、タッチコントローラー2機、ヘッドセットケーブル、単三電池2本、10ワット電源アダプター、眼鏡スペーサーが含まれています。内容はOculus Questとほぼ同じです。
引用元:https://www.oculus.com/quest-2/
Quest 2のスペック
発売日 | 2020年10月13日 |
PC接続 | 不要 |
メモリ | 64GB / 256GB |
一眼解像度 | 1832 × 1920(リフレッシュレート90Hz) |
ディスプレイ | 液晶パネル |
プロセッサー | Snapdragon SD865(Qualcomm) |
トラッキング | 6DoF |
コントローラー | Oculus Touch×2機 |
外部センサー | 不要 |
瞳孔間距離調整 | 58/63/68mm |
・価格
Oculus Quest 2は、大幅に性能が向上したにもかかわらず、Oculus Questより1万円以上も安くなるのです。圧倒的コスパに驚きを隠せません。
64GB | 37,100円 |
256GB | 49,200円 |
Quest 2のおすすめアプリ・ゲーム
Oculus Quest 2は、Oculus Questと同じアプリを、より美しいグラフィックで利用することができます。Oculus Quest 2専用のアプリは今のところ発表されていません。
『Oculus Quest 2』『Oculus Quest』『Oculus Rift S』『Oculus Go』を比較
ここまで、Oculusが誇る人気のVRヘッドセットを4機種、ご紹介してきました。それぞれに特徴があり、どれもこれも欲しくなってしまいそうな魅力あふれるデバイスですが、ここで一度、4機種を並べて比較してみようと思います。迷っている人はぜひ、参考にしてください!
Oculus製品比較表
それでは、4機種の主要スペックや主な特徴などをまとめて見てみましょう。
Oculus Quest 2 | Oculus Quest | Oculus Rift S | Oculus Go | |
一眼解像度 | 1832×1920 | 1440×1600 | 1280×1440 | 1280×1440 |
リフレッシュレート | 90Hz | 72Hz | 80Hz | 60Hz |
ディスプレイ | 液晶 | 有機EL | 液晶 | 液晶 |
メモリ(PC要件) | 64GB/256GB | 64GB / 128GB | 8GB以上のRAM | 32GB / 64GB |
プロセッサー | Snapdragon 865(Qualcomm) | Snapdragon 835
(Qualcomm) |
接続するPCに依存 | Snapdragon821
(Qualcomm) |
トラッキング | 6DoF | 6DoF | 6DoF | 3DoF |
コントローラー | タッチコントローラー | タッチコントローラー | タッチコントローラー | 付属コントローラー |
音声 | 組み込みオーディオ | 組み込みオーディオ | 組み込みオーディオ | 組み込みオーディオ |
外部機器の必要性 | 不要 | 不要 | ハイスペックPC | 不要 |
VR内での自由度 | 高い | 高い | 高い | 低い |
『Oculus Quest』『Oculus Rift S』『Oculus Go』を比較
ここまで、Oculusが誇る人気のVRヘッドセットを3機種、ご紹介してきました。それぞれに特徴があり、どれもこれも欲しくなってしまいそうな魅力あふれるデバイスですが、ここで一度、3機種を並べて比較してみようと思います。迷っている人はぜひ、参考にしてください!
Oculus製品比較表
それでは、3機種の主要スペックや主な特徴などをまとめて見てみましょう。
Oculus Quest | Oculus Rift S | Oculus Go | |
一眼解像度 | 1440×1600 | 1280×1440 | 1280×1440 |
リフレッシュレート | 72Hz | 80Hz | 60Hz |
ディスプレイ | 有機EL | 液晶 | 液晶 |
メモリ(PC要件) | 64GB / 128GB | 8GB以上のRAM | 32GB / 64GB |
プロセッサー | Snapdragon 835
(Qualcomm) |
接続するPCに依存 | Snapdragon821
(Qualcomm) |
トラッキング | 6DoF | 6DoF | 3DoF |
コントローラー | タッチコントローラー | タッチコントローラー | 付属コントローラー |
音声 | 組み込みオーディオ | 組み込みオーディオ | 組み込みオーディオ |
外部機器の必要性 | 不要 | ハイスペックPC | 不要 |
VR内での自由度 | 高い | 高い | 低い |
トラッキングの「6DoF」「3DoF」というワードは初めて登場しましたが、これは次のような意味を持っています。
6DoF
頭の前後・左右の動き、回転、体の前後・左右・上下をトラッキングします。ポジショントラッキングとも言われ、VR内で標的に近づくことができます。
3DoF
頭の前後・左右の動き、回転をトラッキングします。360°見渡すことができ、真上や真下、背後の景色なども見ることができます。ただし、体の前後左右といった動きはトラッキングされないため、VR内で標的に近づくことはできません。
価格をおさらいしてみると
『Oculus Quest』49,800円〜62,800円
『Oculus Rift S』49,800円
『Oculus Go』23,800円〜29,800円
ということなので、価格だけを見れば、圧倒的に『Oculus Go』ですね。
ただ、お伝えしたようにQuestやRift Sとは主旨が異なり、なおかつ3DoFなのでVR内での自由度はあまりありません。Goは完全にエンタメを楽しみたい人向けのデバイスと言えます。
では、『Oculus Quest』『Oculus Rift S』を比較してみるとどうでしょうか?PC接続が不要な分、Questの方が持ち運びなどの自由度は高く、屋内外問わずあらゆるエリアがゲームの世界になるので、その点ではかなりポイントが高いと言えるでしょう。
また、数値だけ見るとQuestは Rift Sよりも「解像度が高い」「画質が良い」と思うかもしれません。ところが、実際には有機ELと液晶の違いや、使用するPCのプロセッサーといったスペックの違いなどによって、一概にそうとは言えません。
モバイル向けのプロセッサーを搭載しているQuestと、PCのプロセッサーを使用するRift S、と考えると分かりやすいのではないでしょうか?
つまり、より高品質のVRゲームや映像を映し出すことができるのは、『Oculus Rift S』というわけです(もちろんQuestでも十分、滑らかでキレイな映像が映し出されます)。
あとは、すでにハイスペックPCを所有しているか、持ち運びを前提としているかなど、ユーザーの利用環境や目的、好みなどによって分かれてくるでしょう。
Oculusシリーズに対して世間の反応は?
実際にOculusシリーズを使っているユーザーの口コミは、購入の判断材料になりますよね。良い口コミ、悪い口コミをピックアップしてご紹介しますので、参考にしてください。
Oculus Questの口コミ
良い口コミ
・とにかく場所を選ばずにプレイできるのが楽しい!しかもネット接続しなくても遊べるコンテンツもある!旅のお供決定!
・ケーブルレスのオールインワン型なので、例えば銃弾やサーベルなんかを大きなアクションでかわすことができます。そこから反撃に転じる際も、自分が考案したオリジナルの動きを加えられます(自分で必殺技などを編み出せます)!かなり自由度高いです。
・これが本当の没入感ですよね!ケーブルがないことでこんなに開放感があるVRを楽しめるとは思っていませんでした〜!Quest優秀すぎ!
・トラッキングの性能が高いですね。立ったりしゃがんだり、移動したりといった動きがホントに現実世界と変わらないほどリアルでタイムラグなんかも全然ないです。映像も思っているより全然キレイでドット感もないので問題なく没入できています。
・ケーブルがないのがこんなに快適だと思わなかった(笑)。最初に設定したプレイエリアから出ると外(現実空間)を映し出すカメラに切り替わるから、現実とVRが本当につながっている不思議な感じ。ヘッドセットつけたままちょっと用事を済ますこともできる(笑)。
悪い口コミ
・サイズ感が鼻の高い外国人向けなので、下に隙間が生じて光が差し込んできます。いったん気になってしまうとゲームに集中できず、没入したいのにできません。慣れるまでは仕方ないのかもしれませんが…。
・プラスチック樹脂やらクッションやらのニオイが苦手な私にとっては、ちょっと長時間プレイしようという気にはなれませんでした。それもあって、あまり遊ばなくなってしまいました。
まとめ
圧倒的な没入感、ケーブル&PC不要という自由度の高さなどは、やはり想像通り大好評のようですね。しかもネット接続不要で遊べるコンテンツがある、というのもプラスポイントではないでしょうか?ただ、サイズ感が合わないという口コミは意外と多く見かけました。しっかりフィット&固定させることがVRのキモですから、気になる人は量販店などで事前にお試し装着してみると良いかもしれません。
Oculus Rift Sの口コミ
良い口コミ
・Oculus Rift Sが届いてから毎日オキュラってます!画質もキレイだし、ホントに現実世界との区別がつかなくなっちゃいそう…笑!でも没入感ハンパない!まだまだ遊ぶよ〜〜!!
・Oculus Riftからの買い替えです。ディスプレイがかなりキレイになって網目状に映る現象も解消されています!トラッキングが変更になって外部センサー不要になった点も大きい!これからVR始める人には絶対おすすめ!
・普段メガネなのですが、Oculus Rift Sにはスペーサーが付属しているので思いっきり遊べるのが、かなり嬉しいです。Oculus Rift CV1を買わずに我慢した甲斐がありました。今週末からガンガン、プレイしまくります!
・Oculus Riftからケーブルが増えて2本になった&ゴーグル自体が6DoFトラッキングしてくれるようになったので、動き回れる!もちろんケーブルの長さは考慮しないといけないけど、そこまでじゃない!思っているより動けるよ!楽しい!
・発売前の誰かのレビュー通り、スクリーンドア問題が解消されていました〜(自分的には合格)!!イマイチVRの世界に入り込めなかったんだけど、これで本当の意味で没入できます!Oculus Rift S最高!
悪い口コミ
・もちろんゲームそのものは超面白いのですが、剣を振りかざすとほぼ毎回、ケーブルに触れてしまいます。自分の問題かもしれませんが、気になります。Oculus Questにすれば良かったかもしれないです(汗)。
・PC環境に依存するのかもしれないけど、突然ヘッドセットが真っ暗になって音だけが流れる、という現象にしばしばぶち当たる。PC再起動しないと直らないから、そこで冷める。
まとめ
概ね好評のOculus Rift S、やはり画質はOculus RiftやOculus Rift CV1、その他のOculusシリーズを含めても最上位と言って良さそうです。口コミにもあるように「これからVRを始める人」にはぴったりなデバイスです。ただ、個別のPC環境に依存することもあるようですね。再起動となると確かに冷めてしまうかもしれませんね。PCが十分なスペックか、購入前に今一度、確認しておく必要がありそうです。
Oculus Goの口コミ
良い口コミ
・衝撃的過ぎました。VRってこんなにすごいの?と超感動。まさにヘッドセット付けただけで世界中を旅できる時代がやってくると確信しました。画質も予想より良くて、コンテンツもたくさん(1000以上?)あるので、全然飽きないです。
・ケーブルとかスマホとかが不要で、寝転がっていてもVR体験できるデバイスなんて超欲しい!と思って即購入しました。週末しか楽しめませんが、また今週もVR体験できると思うと平日の仕事も頑張れます笑
・3Dアイドル動画、絶対オススメです。ホントにガチでアイドルが目の前にいるよ〜!大人向けコンテンツなんてどうなるんだろう…?とにかく今後が楽しみすぎるヘッドセットですね!
・いやいや、この価格でこのクオリティなら言うことないでしょ!そもそもVRヘッドセットの前に動画プレイヤーとしてもすごく優秀だと思います。音質も良いし、スクリーンの中に入り込んでいる感がすごいです。余分な機器が不要なのもポイント高いです。
・自分はOculus Rift Sとの2台持ちですが、実際、Oculus Goの方が遊ぶ割合が多いです。VR=ゲームと思っている人は、ぜひOculus Goを試してほしいです。コンテンツが多いのと、動画視聴アプリを選べるのも便利ですよ!
悪い口コミ
・んー、基本的には申し分ないんだけど、バッテリーの持ちが悪すぎ。2時間くらい。Netflixで映画観たら1本で終わり。物足りないです。それ以外はいいんだけど…
・視点が合いません。いろいろ調べてみましたが、どうしようもないようです。全くVRを楽しめません。安いだけが魅力だったのですが、これはちょっと問題です。
まとめ
ケーブルやスマホなしのオールインワン型で、なおかつOculus Questのように動き回るのではなく、寝転んでいても動画の世界に入り込めるなど魅力がたっぷりのOculus Go。動画再生デバイスとしての能力も高いと評判ですね。ただ、瞳孔間距離調整ができないため、ピントが合わない人は辛いかもしれないということがわかります。また、ゲームを楽しみたい人や、長時間じっくり遊びたい人には若干、不向きかもしれません。
QuestとRiftSとGo、結局どれがオススメ?
『Oculus Quest』『Oculus Rift S』『Oculus Go』について、基本情報からユーザーの口コミまで詳しくご紹介してきました。「VRが初めて!」という人も、基礎知識は身についたのではないでしょうか?
最後に「Oculusシリーズの基本的な部分はわかったけど、じゃあ結局どれがオススメなの?」という人に向けて、向いていそうな人をまとめてみました。どれにするか迷っている人、自分に合う機種がわからない人などは、後悔しないためにもぜひ、参考にしてください。
Oculus Questはこんな人におすすめ
・ゲームの世界に没入したい
・ガンガン動き回る激しいアクションが好み
・ケーブルの煩わしさから解放されたい
・旅先などにも持ち運んで遊びたい など
Oculus Questの売りはなんと言ってもケーブルレス&PC不要という自由度の高さです。アクションゲームやスポーツゲーム、ダンスゲームなど、比較的大きく動き回るゲームをケーブルなどの制限なしに楽しみたい!という人には最適でしょう。ケーブルも外部機器も要らず、設定なども難しくないので、メカニックに詳しくない人でも候補としておすすめです。
Oculus Rift Sはこんな人におすすめ
・VRがどんなものか体験してみたい
・より高画質のVRを楽しみたい
・ハイスペックPCをすでに持っている
・PCルームに一定以上のスペースを確保できる など
Oculus Rift Sの魅力はその画質です。スクリーンドアが大幅に解消されている点は特筆すべきポイントです。どんなに優れたVRヘッドセットでも網目状の線が視界に入っては没入しきれないですからね。ハイスペックPCを所有しているといったハードルはありますが、すでに持っている人ならVRを始める入門編としておすすめします。
Oculus Goはこんな人におすすめ
・とにかくリーズナブルにVRを始めたい
・動き回るようなVRじゃなくて良い
・ケーブルや外部機器などなしにすぐに始めたい
・動画を今までとは違う形で視聴したい など
Oculus GoはQuestやRift Sとは趣向が異なりますので、まったく別物のデバイスと考えると良いでしょう。リーズナブルな価格で購入できるうえ、無料も含めてコンテンツが多いのも魅力です。「こんな動画の視聴方法があったのか」と感動を覚える人は多いと思います。口コミにもありましたが、セカンド・ヘッドセットとして購入するのもおすすめです。
まとめ
Oculusの大人気ヘッドセット『Oculus Quest』『Oculus Rift S』『Oculus Go』をご紹介してきました。いずれも一長一短、それぞれに個性があり、ひとつに絞りがたい魅力がありますよね。
ただ、どのデバイスも「VRが初めて」という人でも容易に扱える設定方法や操作性になっていますので、それぞれの特徴さえ把握しておけば「買って失敗した!」ということもほとんどないでしょう。
価格ももちろんですが、持ち運び前提かどうかといった使い方も踏まえたうえで選びましょう。『Oculus Quest』と『Oculus Go』、『Oculus Rift S』と『Oculus Go』など“2台持ち”もおすすめです。