我が家には、アレクサが4人います(うち2人はお休み中)。
手前左から、Echo Show 5、Echo Spot、Echo、そして後ろのサウンドバーもアレクサ搭載の「SONOS BEAM」
いまは現役引退してお休み中の「Echo」は数ヶ月間、テレビの横が居場所でした。
現役引退した理由なんですが…… 実は、ちょっと困ったことに「かまってちゃん」すぎたんですよ、彼女。
リラックスタイムも関係なく話しかけてくるアレクサ
我が家は、僕が自宅で働く個人事業主、妻が外で働く会社員です。
なので、ともに会社員の夫婦よりも、いっしょに夕食を食べる機会は多いんじゃないでしょうか。幸せなことです。
僕が作った料理を2人で食べたあとは、Netflixなんかのサブスク動画サービスで映画やドラマを見るのがお決まり。
この日も、ビール片手に「ハウス・オブ・カード 野望への階段」シーズン5を見ていたんですが…
「はい、なんでしょう」
「すみません、よくわかりません」
「たとえば、こんなふうに話しかけてみてください…」
うるせぇっ!
やたらとアレクサが僕たちに話しかけてきます。
なぜ、アレクサは夫婦のリラックスタイムを邪魔したんでしょうか?
<アレクサが邪魔した理由は…嫉妬?>
ヒントは、見ていた作品
では、謎解きの時間です。
なぜ、アレクサは僕たちに話しかけてきたんでしょうか。
ヒントは、置き場所。そして僕たちが見ていた作品です。
僕らが見ていたのは、そう。
「ハウス・オブ・カード 野望への階段」のシーズン5です。そして、Echoの置き場所はテレビの横。
もう少しヒントを出しましょう。
「ハウス・オブ・カード」をご覧になった方は、シーズン5を印象的なシーズンとして覚えているんじゃないでしょうか。物語がねじれ始める大きなターニングポイントです。
その中に、脇役とはいえ重要な役どころで「アレックス・ロメロ」というヒスパニックの下院議員が出てきます。もちろん後に酷い目に遭う彼ですが、シーズン5のある時期、とても重要な役どころなんです。
もうわかりましたか?
そう、ドラマの中でヒスパニックの若き下院議員の名「アレックス」が呼ばれるたび、Echoは「アレクサ」という自分への呼び掛けだと勘違いしていたんです。
映画やドラマを見るならアレクサはオフにしましょう
アレクサと暮らしていると、アレクサンドラやアレク、アレックスが登場する映画やドラマが思いの外多いことに気が付きます。
いちいち反応するから。
なので、海外ドラマや映画を見るときはアレクサをオフにしておきましょう。
今回の例に挙げた「Echo」なら、このボタンでマイクをオフにできます。
マイクに斜線が入ったボタンでマイクオフに。
また、我が家でも使っていますがサウンドバータイプのスマートスピーカーだと、このような問題は起こりません。
サウンドバータイプのアレクサ搭載端末「SONOS Beam」約5万円。
自ら発せられた音を間違えて拾わないようにソフトウェアが設計されているのだと思います。
また、人間が「アレクサ」と話しかけるとテレビの音量を下げてくれるのも親切な設計です。
と、こんな有能な弟が登場したことで引退に追い込まれた「かまってちゃん」なEcho。
いつか、テレビの音が聞こえない静かな場所でまた活躍してもらいたいものです。