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スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.09.01
2019.11.25

クラウドネイティブとは?意味やIT組織に与える影響をわかりやすく解説【テクノロジー・AI 入門編】

記事ライター:iedge編集部

<お詫び>
こちらの記事の内容の一部が読者・ユーザーの皆様の誤解を招くものでありました。
再度内容確認後、記事の追記修正を行ないました。
ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。

9月10日 iedge編集部
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IT業界において近年大きなトレンドとなっている「クラウド」。ユーザー側にとって非常にメリットの大きい仕組みですが、実はソフトウェアを開発する側にとってもクラウドというキーワードは注目されるようになってきています。なかでも象徴的なのが「クラウドネイティブ」です。

今回の記事では、そもそもクラウドネイティブとはどのような考え方のものなのか、そしてクラウドネイティブをソフトウェア開発に取り入れることによって、どのような変化が起こるのかを詳しく紹介していきたいと思います。

▼この記事でわかる!

  • クラウドネイティブとは何か
  • クラウドネイティブのメリット
  • クラウドネイティブ・アプリケーション開発が注目される理由

 

クラウドネイティブとは何か

クラウドネイティブのイメージ画像

そもそも「クラウドネイティブ」とは何なのでしょうか。CNCF(Cloud Native Computing Foundation)という団体ではクラウドネイティブのことを以下のように定義しています。

クラウドネイティブ技術は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境において、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらします。このアプローチの代表例に、コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミューダブルインフラストラクチャ、および宣言型APIがあります。

これらの手法により、回復性、管理力、および可観測性のある疎結合システムが実現します。 これらを堅牢な自動化と組み合わせることで、エンジニアはインパクトのある変更を最小限の労力で頻繁かつ予測どおりに行うことができます。

Cloud Native Computing Foundationは、オープンソースでベンダー中立プロジェクトのエコシステムを育成・維持して、このパラダイムの採用を促進したいと考えてます。 私たちは最先端のパターンを民主化し、これらのイノベーションを誰もが利用できるようにします。
(引用:https://github.com/cncf/toc/blob/master/DEFINITION.md)

つまり、ソフトウェアの開発にあたっては、従来のオンプレミス型に比べてクラウドネイティブのほうが効率が良く、サービスの提供規模が拡大した際にも柔軟に対応できる能力があるということです。

クラウドネイティブの定義は開発者や研究者によっても多少異なることもあるのですが、共通しているのは「クラウドの特性を活かしてソフトウェア開発を行う」ということが挙げられます。

ちなみに、このCNCFという組織はオープンソース型のソフトウェア開発手法であるクラウドネイティブを推進しており、AmazonやApple、マイクロソフトなど400以上の企業がこの団体にメンバーとして参画しています。

 

クラウドネイティブのメリット

ビジネスマンがクラウドを利用するイメージ画像

クラウドネイティブの開発手法は世界中の多くの企業で取り入れられていますが、そこにはどのような理由があるのでしょうか。CNCFが2018年12月に発表したKeynoteからの内容も併せて紹介します。
(参考:https://events.linuxfoundation.org/wp-content/uploads/2018/09/Evolving-Cloud-Native-Landscape-Dec-2018-ContainerDays-Japan.pdf)

サーバーリソースの向上

クラウドを活用することによってサーバーリソースの利用効率が上がるため、同じシステムやサービスを運用する場合であっても、クラウドネイティブによる開発のほうが少ないサーバー数での運用が可能になります。

インフラの調達スピード

クラウドネイティブにおいてはインフラの構築と運用をクラウド側で行うため、サービスを開発する側としてはその分開発効率が上がるとともにアジリティの向上につながります。
また、インフラを運用する必要がない分、サービスを提供するうえでのリスクも低下します。

スケーリングへの対応

冒頭にも紹介しましたが、クラウドネイティブはサービス規模の拡大やトラフィックの増大または縮小に合わせたスケーリングにも柔軟に対応できます。
たとえば、ある一定の時期のみユーザー数が突発的に増加するケースなどにおいては、当該時期以外はスケールダウンすることによってコストの削減にも貢献することでしょう。

安全性・回復性に優れている

後述するマイクロサービスやコンテナなどのアプローチ方法によってクラウドネイティブでのシステムを構築することにより、万が一セキュリティインシデントや障害が発生した場合においても、影響のある部分を切り離すことによって被害を最小限に食い止めることができます。
 

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