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スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.08.09

ホームアシスタントとは?最新のアシスタント機器の特徴を比較【テクノロジー・AI 入門編】

記事ライター:iedge編集部

ITが進歩し、私たちの身近にもITがどんどん取り入れられていますが、その代表がホームアシスタントです。ホームアシスタントはAIスピーカーとも呼ばれ、2017年はAIスピーカー元年と称されて、複数のメーカーからホームアシスタントが発売されました。

しかしホームアシスタントを持っていない方は、「ホームアシスタントは知っているが、具体的な性能などは分からない」と思う場合もあるでしょう。ホームアシスタントの魅力を知れば、あなたもホームアシスタントが欲しくなるはずです。

そこで今回はホームアシスタントとは何か、できることや実際の各メーカーから発売されているホームアシスタントの特徴まで解説していきます。

▼この記事でわかる!

  • ホームアシスタントの意味や区分
  • ホームアシスタントのできること
  • 各メーカーの特徴

 

ホームアシスタントとは

机の上に置かれたホームアシスタント

ホームアシスタントとは、「家庭での日常生活をサポートするために開発された「IoT(モノのインターネット化)」機器のことを指します。内部の「AIアシスタント」により人間の音声を認識し、ユーザーが音声で命令を入力するとそれに応じた対応を行います。

2014年11月にアメリカで「Amazon Echo」が発売されたのをきっかけに各メーカーがホームアシスタントを発売しました。日本にもその動きは徐々に広がり、2017年に「Google Home」など、たくさんのホームアシスタントが発売され市場がにぎわいました。そして日本でホームアシスタントが流行った2017年は「AIスピーカー元年」と呼ばれるようになりました。

現在でもホームアシスタントの開発は競争が続いており、注目のジャンルです。

 

ホームアシスタントができること

女性がホームアシスタントに話しかける様子

ホームアシスタントを使うと、次のようなことができます。

音声を通していろいろな命令ができる

ホームアシスタントの特徴は、何といっても音声を通していろいろな命令ができることです。

ユーザーはまずホームアシスタント購入後自分の声(声紋)をホームアシスタントに記録して最適化します。そして自分の声で命令を出すと、いろいろな処理を実行できます。

例えば「今何時、天気はどう?」とホームアシスタントに声をかければ、「今は18時19分、周辺の天気はくもりです」など、ホームアシスタントが適切な回答をしてくれます。

また声でアプリを起動させることもできます。各ホームアシスタントでよく使われるのはニュースアプリや音楽ストリーミングサービス(音楽をインターネット上でダウンロードしながら順次再生するサービス)アプリなどで、ホームアシスタントと各アプリが連携していればホームアシスタントに音声命令してアプリを使えます。

スピーカーとしても使える

本来の使い方とは違いますが、ホームアシスタントは通常のスピーカーとしても利用できます。Bluetoothなどでスマホとつなげればスマホで聴いている音楽や動画の音声などを再生できますし、スマートテレビ(インターネット接続機能を持ったテレビ)があれば音声をホームアシスタント側で出力できたりします。

ホームアシスタントに対応していない音楽ストリーミングサービスの楽曲を、高音質で聴きたい、といった用途に使える機能です。

一連の操作を予め覚えさせて声だけで実行できる

ホームアシスタントで複雑な処理を声だけで命令したいときは、自分で処理内容を予めプログラミングしておけば簡単です。プログラミングと言っても操作内容は難しくありません。

まず各ホームアシスタント専用アプリをスマホにインストール。専用アプリに処理内容を入力して、実行するためのキーワードを決定して紐づけるだけです。すると次から紐づけたキーワードをホームアシスタントに話しかけるだけで処理が完了します。

例えば「好きな楽曲のランダム再生」と命令すれば、ホームアシスタントがユーザーが好きなアーティストをアプリなどから探し、その楽曲をランダムでかけてくれたりします。

ホームアシスタント製品の特徴【Amazon】

Amazon Echoの製品画像
(画像引用:Amazon)
https://www.amazon.co.jp/Amazon-Echo-%28%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%BC%29-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B071ZF5KCM

ここからは、各メーカーのホームアシスタント製品を特徴とともにご紹介していきます。まずは「Amazon」のAmazon Echoです。

Amazon Echoは2014年11月にアメリカで第1世代が発売されました(第1世代は日本で本格的な販売はされていません)。2017年10月発売の第2世代からは日本版Amazonでも購入可能になり、現在は第3世代が最新です。

Amazon Echoの特徴はやはり、多彩なバリエーションがあることでしょう。

  • Echo
  • Echo Dot
  • Echo Plus
  • Echo Spot
  • Echo Show

 
通常のEchoはコストパフォーマンスが高い製品として人気がありますし、廉価でAmazon Echoを入手したい方には「Echo Dot」がおすすめです。さらに家電の操作ができる「Echo Plus」、小さいディスプレイ付きでカメラの映像などを確認できる「Echo Spot」、大画面で大迫力の動画も楽しめる「Echo Show」など、用途に応じて機種の購入ができます。

肝心のAIアシスタントですが、Amazon Echoには「Alexa」が搭載されています。精度も高いですが、「スキル」という追加プログラムで機能を追加できるのが魅力です。スキルは企業や個人レベルでも作成可能で、たくさんのスキルがAmazon上で配布されています。

 

ホームアシスタント製品の特徴【Google】

Google Homeの製品画像
(画像引用:Google Japan Blog)
https://japan.googleblog.com/2017/10/googlehome.html

「Google」ではAmazonに対抗するように、Google Homeを2016年11月にアメリカで発売しました(日本では2017年10月発売)。

Google Homeには「Android」スマホにも搭載されている「Googleアシスタント」が使われています。元々精度の高さで定評のあるGoogleアシスタントを搭載することで、柔軟な処理が可能になっています。さらに「ルーティン」として一連の処理を登録すると、1回キーワードを話しかけるだけで複数の処理が簡単に実行できます。

Google Homeには以下の2種類があります。

  • Google Home
  • Google Home mini

 
「Google Home mini」は家電量販店やネットショッピングサービスでもセールがあったので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。Amazon EchoはAmazonでの販売がメインになるのに対して、Google Homeは至るところで見る機会があります。

アプリとの連携も便利で、例えば「「Netflix」で「映画名」を再生して」というと、ホームネットワーク内のスマートテレビにNetflixの指定した映画名を自動で再生します。

ホームアシスタント製品の特徴【LINE】

LINE Clova WAVEの製品画像
(画像引用:LINE Clova公式サイト)
https://clova.line.me/wave/

「LINEアプリ」を提供する「LINE」も「Clova WAVE」を2017年10月から発売しています(LINEやアニメのキャラクターなどをモチーフにした「Clova Friends」も2017年12月から発売しています)。

Clova WAVEではAIアシスタントとして「Clova」を搭載しています。SNSであるLINEアプリと連携した機能が魅力で、LINEアプリのメッセージ読み上げや送信などが可能です。それだけではなく音楽の再生や「LINE MUSIC」を起動させての音楽再生など、たくさんの命令が音声だけでできます。

さらにEcho Plusなどと同じように、家電の操作機能も搭載しています。

ホームアシスタント製品の特徴【シャープ】

家電大手の「シャープ」では、スマートホーム(AIなどを駆使して、家庭内のあらゆるものをIoT化した利便性の高い家)を念頭において、ホームアシスタントの「ホームアシスタント(同名だがこちらは製品名)」を開発していました。

ホームアシスタントではシャープに限定せず家庭内のあらゆる家電を操作することにコンセプトを置き、赤外線をベースにテレビやエアコン、照明などのON、OFFなどが可能なように開発されていました。また通常のホームアシスタントと同じように、音声で命令して音楽を再生したりも可能なはずでした。

しかし残念ながら、AmazonやGoogleなどすでにホームアシスタント市場に参入している企業との競争は難しいと判断され、ホームアシスタントは開発が中断してしまいました。シャープではホームアシスタントに代わって、Amazon EchoやGoogle Homeなど他ホームアシスタントと連携するクラウドシステムや、関連のIoT機器開発に力を入れています。

海外と競争できるホームアシスタント製品の登場を待ち望んでいた方も多かったでしょうが、それだけにホームアシスタントの開発中止は残念です。

ホームアシスタント製品の特徴【その他】

Apple HomePodの製品画像
(画像引用:HomePod公式サイト)
https://www.apple.com/homepod/

上記の他にも、注目のホームアシスタントはあります。

例えばAppleの「HomePod」。日本での発売はまだですが、アメリカでは2018年2月に発売されています。

HomePodは「Siri」を搭載しており、さまざまな音声操作が可能です。日本で発売されるようになったとき、Amazon EchoやGoogle Homeなどとどこまで競り合えるか注目です。

また九州を代表する電力会社である「九州電力」では、日本発のホームアシスタントである「QUUN」を発売しています。人気声優のボイスを合成しており、キャラクターを選んで音声を変えたりできます。家族で楽しく使うことにコンセプトを置いたホームアシスタントです。

ホームアシスタントの今後は……

多機能を備えたホームアシスタントのイメージ画像

今回はホームアシスタントの概要、そしてできることや最新のアシスタント機器の特徴も比較しながらご紹介してきました。

ホームアシスタント市場は成長しており、各メーカーがホームアシスタントの開発や販売を進めています。また新しいホームアシスタント登場に伴い、関連のアプリ開発なども進んでいくでしょう。基本はアメリカなど海外で販売→日本で発売という流れですが、日本発のホームアシスタントも今後どんどん出てきてほしいものです。
シャープのような残念な事例もありますが、今後どんな会社がどんなユニークな特徴のあるホームアシスタントを世に出してくるか注目です。

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