2018年9月にAmazon社が発表したAmazon Echoの新機能、「Alexa Guard」が5月から利用可能になりました。現在は米国ユーザー向けで、日本ではまだサービスが開始されていませんが、将来的な浸透に向けてアメリカから学べることは多くあるでしょう。
今回は、Alexa Guardの登場から、家庭向けスマートセキュリティデバイスの可能性に迫ります。
Alexa Guardとは?
今回サービスが開始されたAlexa Guardは、出かける際に「Alexa, I’m leaving. (アレクサ、行ってきます。)」と言うだけで、Amazon Echoがセキュリティデバイスの機能を担うというもの。自宅を留守にしている間に、音や煙を探知すると、Smart Alertsという機能でスマートフォンに通知を送信します。
(Alexa Guard HPより)
またAlexa Guardは、新たに有料サービスに登録したり、Amazonから別のデバイスを購入・契約する必要もなく、Amazon Echoのアプリから数タップで利用を始められるのも魅力です。
アメリカでは近年新たな家庭向けIoTデバイスが続々登場しており、その中でも一軒家の多い同国においてホームセキュリティ分野は年々盛り上がりを見せています。そこに一石を投じるのがこのAmazon Guardです。
Away Lightningと連動すると、家に誰もいなくても、あらかじめ設定した時間には電気がつくようにすることで防犯対策になったり、Ring Alarmを設置すれば、月に$10で何か異常を検知した際の緊急対応を派遣することも可能です。Ring Alarmは解約料や最短契約期間の制限を無くした点でも、従来のセキュリティシステムと一線を画しています。
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