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5G提供開始間近!今のスマホで使える?料金や開始時期は

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速いだけじゃない!5Gのメリット

5Gの主なメリットは、「高速・大容量化」「多数端末接続」「低遅延」の3つです。例えば、大勢の人が同じ場所で、リアルタイムなスポーツやコンサートを、4Kなどの高精細動画でストリーミング視聴することが可能になります。

5Gは、正確には5Generationの略で日本語では第五世代移動通信システムとも呼ばれています。2020年1月10日時点では4Gがメインとなっていますが、次世代の通信テクノロジーとしてすでに高い注目を集めています。

最も大きな違いとしては、通信速度があげられます。4Gの通信速度は100Mbps~1Gbpsが限界ですが、5Gの通信速度は最大100Gbpsまでアップします。単純計算で通信速度は100倍以上早くなると予測されているために、高い注目が集まっているのです。

昨今、動画は4Kが当たり前になっていますが、それに連れてファイルサイズもアップしています。せっかくきれいな動画であっても、それを再生するだけのネットワーク環境がなければ宝の持ち腐れとなってしまうのです。

その点で、5Gの通信速度であれば4K動画もあっという間にダウンロードが完了して、なめらかな再生を実現します。また、Webページの閲覧やアプリのダウンロード時間の短縮も期待できます。

通信速度の次に5Gのメリットとして取り上げることができるのが、同時接続性能の高さです。基地局1台から同時に接続できるデバイスの数を、4Gに比べて飛躍的に増やせることができます。

これまでは、自宅のパソコンやスマートフォンなど数個程度の接続を想定していたものを、5Gによって100個程度の機器やセンサーを同時に接続できるのです。センサーも接続できるというのが、IoTでは最も大きなメリットとなります。

また、5Gの導入によって最もメリットを受けるのがIoTです。工場のスマート化、建設現場における建機の遠隔操縦、遠隔手術、セキュリティの強化など、様々な分野でIoT機器が重要な役割を担うようになります。

最後に、速度アップが期待できるだけでなく低遅延であるという点も大きな違いです。4Gの遅延は50ミリ秒未満でかなりの革新が見られているのですが、それでも自動運転などに利用するためにはまだまだ不十分な状態です。

そこで、5Gでは1ミリ秒の超低遅延を実現しており自動運転や医療の分野での活用も期待されています。

 

5Gのサービス提供開始は2020年から!

2020年1月10日時点で、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアは2020年春、楽天モバイルが2020年6月ごろから5Gの提供を開始する予定だと発表しています。

2020年に向けて、各社は5Gを用いた実験を行ったり、プレサービスの実施を予定していたりします。

ドコモは、5Gのプレサービスを2019年9月20日、ラグビーワールドカップ2019の開催と同時に開始しました。スタジアムやライブビューイング会場で、5Gに対応したスマートフォンを貸し出し、観客はリアルタイムにマルチアングル視聴を行えるといいます。

マルチアングル視聴とはいったい何なのでしょうか。まず、スタジアムに設置された複数のカメラで試合の様子を撮影し、その映像を元に自由視点VRが作成されます。

この自由視点VRは、5Gの特徴である「多数同時接続」「超高速・大容量通信」「低遅延」を最大限に活かして、観客が手に持つ端末にリアルタイムに配信されます。

ユーザーは、どの座席に座っていても、スマートフォンやタブレットでぐるぐると縦横無尽に視点を変えながら、自由に試合を観戦することができるのです。

さらにドコモは、スタジアムやライブビューイング会場以外の全国各地でも、プレサービスの提供を予定しています。スマートフォンだけでなく、カメラ、イヤフォン、AR、VRなどあらゆるデバイスを連携させた、5Gにしかできない新体験を提供するとしています。

auもまた、2019年11月にFAI Drone Tokyo 2019 Racing and Conferenceでもプレサービスを実施した実績があります。また、2018年6月に、沖縄でのプロ野球公式戦にてマルチアングル視聴の実験を成功させています。

ソフトバンクも同様に、2019年5月からプレサービスを提供しています。スタジアムの臨場感を体験できる、VRを用いたイベントを行う予定だとしています。

ちなみに海外に目を向けると、すでにアメリカでは商用の5Gサービスの提供がスタートしています。2018年にベライゾン・コミュニケーションズ(やAT&Tが固定ブロードバンドの代替というスタンスで、5Gのサービスを開始ました。

また、スイスやイギリスなどでもサービスが開始されており、日本は出遅れている感じは否めませんね。ただ、日本では東京オリンピックをメインターゲットとして、急ピッチで整備が進んでいます。

 

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