iedge
  • iedge
スマートホーム(スマートハウス)の記事
2019.07.04
2020.11.20

【2020最新】「5G」はいつから始まった?5Gの基礎知識とドコモ・au・ソフトバンク・楽天の現状を解説!

いよいよ「5G」時代の到来です。まだまだ黎明期と呼ぶ段階ですが、ドコモ・au・ソフトバンクそして楽天と、続々と5Gサービスを提供し始めました。今回は、5Gの基礎知識や各キャリアの最新情報、いつから全国的に使えるようになるのかなどの情報をお届けします。

記事ライター:iedge編集部

5Gって何?

「5G(ファイブジー)」とは、第5世代移動通信システムの略称で、1G、2G、3G、4Gに次ぐ無線通信システムです。現在日本国内で主流に使われているモバイル回線は4Gですが、世界中で5Gのサービス開始に向けた取り組みが進められています。

5Gには「高速・大容量化」「多数端末接続」「低遅延」という3つの特徴があります。これらの特徴については記事の後半で詳しく解説しますが、実際私達の生活にはどのような変化があるのでしょうか。

まず、通信速度が大幅に向上します。YouTubeやNetflix、オンラインゲーム等をより快適に利用できるようになるでしょう。また、超高精細映像のライブストリーミングを視聴できるようになったり、VRやARを利用してスポーツ観戦が劇的に進化したりと、新しいエンターテイメントも続々と登場すると言われています。

さらに、IoTの普及が加速し、生活の利便性が増すと考えられます。5Gが一度にインターネットに接続できるデバイス数は、4Gの10倍です。ありとあらゆるデバイスをインターネットに接続し制御できるようになるため、今後のIoT化に一段と拍車がかかるでしょう。

日本ではドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアが中心となり、2020年頃の5G導入を目指しています。

<最新情報:2020年11月20日追記>

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の各キャリアで5Gサービスの提供が始まっています。

 

5Gはいつから始まるの?2020最新情報!

ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアは、5Gサービスの提供開始をいつ頃に予定しているのでしょうか。各社が発表している情報をチェックしていきましょう。

<最新情報:2020年11月20日追記>

2019年7月時点ではまだはじまっていなかった5Gですが、いつの間にか始まっていたという感覚の方も多いかもしれませんね。実は5Gのサービスが正式に始まったのは2020年3月からです。都市部を中心に、一部エリアで提供が始まっています。各キャリアの現状を見ていきましょう。

ドコモ

ドコモは、2020年春から商用サービスを開始する予定です。

また、2019年9月20日からプレサービスを実施すると発表しています。同日から開催されるラグビーワールドカップ2019に合わせて、スタジアムやライブビューイング会場でのマルチアングル視聴などが提供されます。

プレサービスが展開されるのは都市部だけでなく、地方も含めた全国各地で、地域ごとに特徴のある「地域に根ざした」サービスを準備しているとのことです。5Gに対応した小型端末が貸し出される形で行われ、ユーザーは利用料金がかかりません。

<最新情報:2020年11月20日追記>

大手キャリアの中では最も早く、2020年3月25日よりサービスを開始しました。

総務省より【3.7G/4.5GHz帯(3.6GHz、4.5GHz)】【28GHz帯(27.4GHz)】が割り当てられています。最大受信速度はサービス開始時点で「3.4Gbps」でしたが、6月の時点で最大「4.1Gbps」まで向上しています。

ただし、まだ江東区晴海(東京)、富士スピードウェイ(静岡)、横浜国際競技場(神奈川)、名古屋市中区(愛知)などごく一部のみとなっており、2ヶ月後や5ヶ月後など時間をかけて順次エリアを拡大していく予定となっています。

au

2020年3月末までに、5G対応端末の販売を開始すると発表しています。開始当初のエリア展開は4Gと組み合わせた「ノンスタンドアロン方式」、2022年3月以降に5G単独の「スタンドアロン方式」を展開する見通しです。

2019年9月には一般ユーザー向けのプレサービスの提供を開始する他、ドローン警備や高精細映像配信の用途を対象に、一部エリアで導入予定であるとしています。

<最新情報:2020年11月20日時点追記>

auはドコモから1日遅れの2020年3月26日に5Gサービスの提供を開始しました。総務省からは【3.7GHz帯(3.7GHz、4.0GHz)】【28GHz帯(27.8GHz)】が割り当てられています。

受信の最大速度はサービス開始時点で「2.8Gbps」でしたが、夏場以降は最大で「4.1Gbps」まで向上しています。東京・大阪・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡などのエリアで5Gサービスを利用できますが、ドコモ同様まだまだ限定的ですので、今後の展開に期待したいところです。

ソフトバンク

ソフトバンクは、2019年度から5Gサービスを開始する予定であると発表しています。

スタジアムの臨場感をVRで体験できるイベントを2019年夏以降に実施する予定です。また、オリンピックが開催される2020年には、遠隔地からVRやスマホで競技を視聴できるサービスの提供を目指しています。

<最新情報:2020年11月20日時点追記>

ソフトバンクは3月27日に5Gサービスの提供を開始しました。総務省からは【3.7GHz帯(3.9GHz)】【28GHz帯(29.1GHz)】が割り当てられています。

受信の最大速度はサービス開始時点で「2.0Gbps」でしたが、その後の情報は入手できませんでした。

また利用可能なエリアは、ほかのキャリアと同様に東京や名古屋、大阪、神戸、福岡、札幌や金沢など主要都市のごく一部といったところです。

このあたりはどのキャリアも同じような状況となっていますので、特定のキャリアだけがエリアを拡大していく、ということはなさそうです。

楽天(2020年11月20日追記)

3大キャリアに遅れること半年、2020年9月30日より5Gサービスの提供を始めたのが楽天です。

総務省からは、ソフトバンクと同じく【3.7GHz帯(3.9GHz)】【28GHz帯(29.1GHz)】が割り当てられています。

新規参入&サービス提供開始時期が遅いこともあり、3大キャリアと比べるとより限定的なエリアとなっています。2020年11月14日時点、北海道・埼玉・東京・神奈川・大阪・兵庫のごく一部でのみ、5Gサービスを利用することができます。しかしその分、2,980円のプラン料金が1年無料など大胆な戦略も目立ちます。

全国的に使えるようになるのはいつから?

お伝えしたように、5Gは始まっているのですがまだ一部エリアでしか利用できません。そもそも5G対応の端末を持っている方もそれほど多くないため、利用可能なエリアは急拡大するというよりも徐々に広がっていくと考えておいたほうがよいでしょう。

ちなみにソフトバンクは、2021年12月までに人口カバー率90%以上を目標に掲げています。おそらくほかのキャリアも大きな差はないと思いますので、2022年頃にはほぼ全国的に5Gが利用できるようになる、と考えてよいでしょう。

ただし安定して利用できるかどうかとなると話しは別であり、未知数です。

 

「5G」の詳しい特徴は?

関連記事

Roborock S8 Pro Ultraにロボット掃除機の未来を見た

ロボット掃除機を買い替えた  2023年10月、コロナ禍で少しだけ流行った地方移住ブームに乗り切れなかった私は、今更になって都内から地方都市への移住を果たした。東京都の地区40年-14平米ワンルームマ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.12.04

着実な広がりを見せるスマートホーム市場〜最新の動向についてアクセルラボが発表〜

 スマートホームサービス「SpaceCore」(スペース・コア)などを手がけるアクセルラボが、消費者と不動産事業者を対象に「スマートホームに関する調査報告会」を行った。  同調査は、全国の18~69歳 ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.09.05

トラックボールとは?知れば知るほど根強い愛用者がいる理由がわかる!

パソコンでカーソルを操作するデバイスは、マウスだけではありません。トラックボールというデバイスがあります。多くの人が使っているわけではありませんが、根強いファンがいます。人によっては、トラックボールが ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2023.08.24

Qrio Smart Lockなら、鍵をシェアすることができて、スマホで解錠できる!

Qrio Smart Lockなら、まるで鍵を開けるかのようにスマホを操作するだけ Qrio Smart Lockは、スマートロックサービスです。 鍵をドアに設置する際の工事も不要です。鍵につけさえす ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

これからのスマートホームには欠かせないAIについて知っておこう!

そもそもAIって何? AI(Artificial Intelligence=人口知能)は、人間が行う様々な作業や活動をコンピューターなどで模倣し、人間と同じような知能の実現を目的としたソフトウェアおよ ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.11.28

人の感情に共感する次世代のAIロボット「JIBO」とは?

多くの可能性を秘めた新型AIロボット「JIBO」 JIBOは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)のシンシア・ブリジール准教授により開発されました。 その後、2014年にIndiegogoのク ...

続きを見る
スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.12.03

Copyright© iedge , 2024 AllRights Reserved.