自動車大手の日産は2019年6月に上海で開催されたCES Asia 2019で未来的な「頭脳から車へ(brain-to-car)」の技術を実演する予定です。
brain-to-car技術は運転経験を改善するために脳信号を分析するものです。運転手の意図について何らかの考えを持つことによって、車両は操縦を手助けすることができます。同様に、気候が寒すぎたり暑すぎたりするなど、運転者が不快感を感じると、車両が自動的にコントロールを調整する可能性があります。このデモンストレーションは、運転技術を進歩させ、それらを社会に統合するための自動車メーカーのイニシアチブ、日産インテリジェントモビリティの一部となります。
日産のマーケティング担当副社長、Roel De Vries氏は、次のように述べています。
「我々は、将来のトレンドやテクノロジを予測するだけではなく、それらを定義していきます。私たちは、テクノロジーが現実の問題を解決し、できるだけ多くの人々に利益をもたらすべきだと考えています。これが、日産インテリジェントモビリティ、人々をより良い世界へと導くという私たちのビジョンの背後にある考え方です。」
私たちが合法的に一般道路において、brain-to-car技術を展開していくのには、しばらく時間はかかるでしょうが、誤解や規制上の障害からの潜在的な危険を克服することを除けば、自律走行車はドライバーの必要性を完全に排除しつつあります。
日産のデモンストレーションは、自動車メーカーが自動車の接続性を高めていくにつれて、これまではSFの世界と思われていたものでさえ探求していることについての興味深い洞察です。Pixar Carsの事後黙示録的ファン理論が実現しないことを願いましょう。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/jun/11/nissan-brain-car-tech-ces-asia-2019/)