MicrosoftとSK Telecomは、AI、5G、およびクラウドテクノロジのコラボレーションに関する覚書に署名しました。両社は、IoTのような技術を利用する分野で互いの野心を推進するために知識を共有します。
Microsoft AzureのエグゼクティブバイスプレジデントであるJason Zander氏は、次のように述べています。「SK Telecomとの戦略的パートナーシップを通じて、私たちは未来を形作り、私たちの世界クラスのネットワークと技術で電気通信業界のデジタル変革を加速する上で重要な役割を果たします。これは、クラウドとAIの力を強化して革新的な新しいサービスを顧客に提供する、深く多面的なパートナーシップとなります。」
Microsoftは、同社の毎年恒例のBUILD開発者会議で、Cortanaデジタルアシスタントのアップデートを発表しました。2019年の初め、CEOのSatya Nadella氏はCortanaについて、戦略を変更し、付加価値のある分野、特に労働者にとってのアシスタントの統合に焦点を当てることでGoogle AssistantやAlexaと直接競合しなくなったことを認めました。
The Vergeに対して、CortanaのAndrew Shumanチーフは、「2018年に私たちが取り組んできたことは、CortanaをMicrosoft 365の経験者、特に実際に参加しているユーザーに埋め込むことです。なので我々は彼らのカレンダー、彼らの仕事、彼らの仕事文書、彼らの親密な共同作業者とのインターフェースを理解しなければなりません。」と語っています。
SK Telecomは、自社のAIプラットフォームNUGUとCortanaの機能を組み合わせて、スマートスピーカーなどの消費者向けソリューションや企業向けのその他の製品を含む、新しいAI搭載製品およびサービスを提供すると発表しました。
SK Telecomの社長兼CEOであるPark Jung-ho氏は、「SK Telecomは、すでに競争が激しい5G市場でリーダーシップを発揮するためには、Microsoftのような世界的大手企業とのコラボレーションが不可欠であり、協力できることを嬉しく思っています。両社の強みと能力を組み合わせることによって、前例のない価値を生み出すために緊密に協力します。」とコメントしています。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/may/13/microsoft-sk-telecom-ai-5g-cloud/)