これまで、「良いマットレス」といえば、オーダーマットレスを想像する方が多かったのではないでしょうか?しかし近年アメリカでは、オーダーマットレスを上回るかもしれない「スマートマットレス」が登場しています。
マットレスもスマホと連携する時代
スマートマットレス市場の先駆者的存在である「sleep number」は、アメリカのマットレス企業です。
同社が販売するスマートマットレスの特徴の一つが、専用のスマートフォンアプリと連動していること。マットレス生地の心地よさはもちろんのこと、事前にアプリで設定したお気に入りの寝心地に合わせて、寝返ったり動いたりするとマットレスが自動で固さや反発をコントロールし、最適化します。
また、同社が開発する「SleepIQ technology」は、睡眠時間や眠りの深さ、室温、ベッドの温度、心拍数などのデータをスマートフォンのアプリに記録し、いつでもどこからでもチェック可能です。
睡眠が深くなる室温や自分の睡眠サイクルがわかれば、それらから逆算して自分にとって最適な睡眠環境を再現することもできます。また、いびきを認識すると後頭部が持ち上がるようにマットレスの圧や固さが変わり、いびきをしない体勢に促す機能まで搭載しています。
寝ている間だけじゃない。眠りに落ちるまでもしっかりサポート
安眠に適した状態を指す「頭寒足熱」。sleep numberを含め、多くのスマートマットレスは入眠時に足元を温め、リラックスして眠りに落ちやすい状態へと導きます、
また、sleep numberが提供する「Innovation Series」は体温が上がりすぎると熱を吸収する「Temperature Balancing」という機能も搭載しており、暑さで目が覚めることもありません。
睡眠を大切にすることは、自分を大切にすること
睡眠は、次の日に向けた充電の場だからこそ、丁寧に過ごしたい。
日本国内でも入眠・起床時間を記録するアプリやガジェットが次々登場したり、Apple Watchで睡眠のログを取れるようになったりと、「自分を大切にする」習慣への関心が高まっています。誰しも必要な「睡眠」の場に、身体をリラックスさせ、あくる日に向けて万全の状態に備えるのを後押しするスマートマットレスが国内で広まるのも、そう遠くはないのかもしれません。