「IDC」の最新の統計によると、IoTへの世界的な支出は、2019年にほぼ7,500億ドルに達すると予想されています。
「IDC」は、「世界の半年ごとのモノのインターネット支出ガイド」の最新情報として数値を発表しました。同社のこれまでの分析によると、2022年までに1兆2,000億ドルの数字となるそうです。これは、今後数年間の減速と統合の前に、2019年の大きな推進力を示唆している可能性があります。
リサーチによれば、製造業が最大の浪費家であり、ディスクリート製造が1,180億ドル、プロセス製造が780億ドルとしている一方、輸送費(710億ドル)と公益事業(610億ドル)にとどまっています。
最もIoTに力を入れている国を見てみると、米国が1,940億ドル、中国が1,820億ドルとかなりの距離を占めているのは驚くにあたらないかもしれません。続いて日本(654億ドル)、ドイツ(355億ドル)、韓国(257億ドル)が上位5位になっています。
スマートホーム、ウェルネス、そして、乗り物に牽引され、2019年には消費者のIoT支出は1,080億ドルに達するでしょう。
「IDC」のIoTおよびモビリティ担当副社長、キャリー・マクギリブレイ氏は、次のように述べています。
「IoTの採用は、業界全体、政府、そして消費者の日常生活で起きています。コネクテッドデバイスによって生成されたデータがビジネスの効率化、ビジネスプロセスへの洞察の獲得、リアルタイムの意思決定をどのように支援しているかをますます観察しています。物理的なデジタル化を可能にすることから、IoTの次の章である、接続された世界での人間の経験を自動化し、強化することへの移行が始まったばかりです。」とMacGillivray氏は付け加えました。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/jan/04/global-iot-spending-reach-745-billion-2019-says-idc/)