ワシントン大学の研究チームは、”生きているIoTプラットフォーム”を作るために、蜂を小さなドローンに変える方法に挑戦しています。3種の蜂の実験では、およそ105mgまでの物であれば、蜂は持って飛ぶことができることがわかりました。この情報を用いて、研究者らはわずか102mgのチップを作りました。
データの収集に使用されている、従来のドローンでは、バッテリーの制限により1回の充電につき約30分しか飛行できません。一方、今回の70mgのチップは、約7時間の実行時間を備えた充電式リチウムイオンです。
研究者らは、「蜂は、自分自身で餌を与えたり再充電したりしてくれる、自然界で最も優れた飛行機だ。」と述べました。
重量の残りは、湿度、温度、および光強度を4秒に1回分析するマイクロコントローラ、アンテナ、およびセンサのためのものです。データは、約1,000ビット/秒の速度で転送されます。
また、監視も重要な点ですが、GPSコンポーネントは重量も増し、バッテリを急速に使い果たします。代わりに、研究者はビーコンとして機能し、80メートル以内にいる限り蜂を追跡することができる、特別な無線送信機を用いた新しい解決法を見出しました。
さらに、電池を満タンにするため、ミツバチが巣箱に戻ったときには無線充電が使われます。現在、研究者は、代替として太陽電池の使用を検討しています。
研究者らは、蜂にチップを付けることによって、”生きたIoTプラットフォーム”を達成できると信じています。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2018/dec/13/scientists-fit-bees-sensors-create-iot-platform/)