“Lyft”はロンドンに本社を置く「Blue Vision Labs」社を買収し、自動走行車部門(レベル5)の英国の拠点としました。
「Blue Vision Labs」は、オックスフォード大学とインペリアルカレッジロンドンの卒業生によって2016年に共同設立された会社です。
同社は現在、コンピュータビジョンとロボット工学において世界で最も明るい人の一部を有する40人のチームで、この専門知識を組み合わせて、大規模なARおよびロボットアプリケーションを作成しています。
“Lyft”が「Blue Vision Labs」に興味を持った理由のひとつは、マッピング技術についてです。同社は、車載カメラ付き携帯電話だけで都市全体の詳細な3D地図を作成することができます。
詳細なマップは、自動走行車にとって不可欠であり、”Lyft”は、「Blue Vision Labs」の技術により、センチメートルレベルの精度で、車両がどこにあるのか、周囲の状況、そして次に何をするのかを理解できるようになると言います。
”Lyft”のディレクターでエンジニアリングのKumar Chellapilla氏はブログに
「地図は、自動運転技術を構築するための重要な要素であり、自律車両(AV)は、現在の普及している、ターン・バイ・ナビゲーションによるウェブ・マップ・サービスとは異なる、新しいレベルの高精細(HD)マップを必要とします。
これらのHDマップは、前例のないセンチメートルの解像度で世界を表現する必要があり、これは、現在ウェブ・マップ・サービスが提供しているおよそのメーターレベルの解像度よりも1桁から2桁高いものです。」と述べました。
”Lyft”は、自動走行車の他にも、「Blue Vision Labs」の技術と専門知識を活用して輸送を簡略化する新しいARサービスを提供したいと考えています。
「Luc Vision Labs」のチームを率いるリフト副社長Luc Vincent氏は、以下のように発言しています。
「自動走行車が、事故を大幅に減らし、米国だけで30 年以上に渡り35万人の命を救い、そして、何百万人もの人々が交通で時間を無駄にするのを避け、家族や友人、あるいは何かしたいことの時間を費やすのに役立ちます。乗り物の共有化もすすみ、汚染の減少、交通量の減少、コミュニティと緑地のための余地も増えるでしょう。」
“Lyft”の自動走行部門は、昨年7月に初めて作られました。この部門は驚異的な成長を見せており、現在、Google、Apple、Microsoft、Waymo、Teslaなどから取得した才能あふれる300人の世界的なエンジニアと研究者から構成されています。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2018/oct/25/blue-vision-labs-lyft-uk-driverless-cars/)