昨今、IoTデバイスの需要は増加を続けています。
Berg Insightは、携帯電話のIoTゲートウェイ、ルータ、モデムの市場に関する新たな調査結果を発表しました。
M2Mアプリケーションをセルラーネットワークに接続するためのスタンドアロンデバイスである、セルラーIoTゲートウェイは、2017年には、前年より22%増加の約320万台が出荷されており、年平均成長率(CAGR)18.2%で成長し、年間出荷は2023年には860万に達すると予測されています。
IoTマーケットの発展
Berg Insightの評価によると、北アメリカのベンダーが、携帯電話のIoTゲートウェイ、ルーター、モデム市場を支配しています。
「Cradlepoint」、「Sierra Wireless」、「Cisco」および「Digi International」は北米最大級のベンダー群であり、「Teltonika」は欧州市場の主要メーカーです。
これら5つのベンダーを合わせると、2017年にIoTゲートウェイの売上高において、年間売上高3億7500万ドルを占めます。
欧州およびアジア市場では中小規模のベンダーが数多く活動していますが、北米では、携帯電話デバイスに通信事業者の認定資格が必要なことがハードルになり、主要ベンダーに限られています。
IoT製品統合サービスのための見解
いくつかのベンダーは、特定の垂直市場向けの戦略を策定し始めており、IoTゲートウェイ、周辺ハードウェア、アプリケーションなどのソリューションを導入しています。そのため、顧客にとって、製品統合が厳しくなっています」と、Berg Insight のアナリストであるFredrikStålbrand氏は言います。
2017年、北米は世界で最も成長しなかった市場でしたが、予測可能な範囲の将来において、北米市場は最大の収益を維持すると、Berg Insightは予測しています。
(画像引用:https://www.telecomstechnews.com/news/2018/oct/23/internet-of-things-device-market-gains-momentum/)