クリスマスに向けて、アマゾンは数種類のアレクサ対応デバイスを発売するとのことです。CNBCの報道によると、アマゾンが発表するスマートホームデバイスには、電子レンジやアンプ、スピーカー、車内用品など、最低でも8つの製品が含まれているといいます。
どの商品も、Alexaの性能をより活かすような設計となっており、噂では2018年9月〜10月に発売予定だそうです。この製品が開発されることで、家や車、オフィスなどの場所を問わず、Alexaのサポートが受けられるようになります。
「私たちはお客様がどこにいても、Alexaは使えるようにしたいと考えています。現在では、世界150か国の数万人の開発者が、Alexaの音声サービスを利用した新しいデバイスの開発に取り組んでいます。去年と比較しても、Alexaが対応したデバイスの数は3倍にもなっています」と、アマゾンのCEOであるジェフ・ベゾスは話しています。
2018年に入り、アマゾンの会社としての規模は1兆円に達しました。世界でこれは2番目の企業となります。そのような意味において、2018年はアマゾンにとってエポックメイキングな年であったといえるでしょう。
Alexaに関しても同様です。2018年8月、アマゾンはマイクロソフトとパートナーシップ契約を結んだことを明らかにしました。これにより、AlexaとマイクロソフトのサポートソフトであるCortana(コルタナ)が、互いの技術を応用できるようになります。
マイクロソフトが使うクラウドアプリケーションとアマゾンの小売店システムが合体することで、アマゾン上の商品をCortanaで音声注文することが可能になり、それと同時に、Cortanaの十八番であるスケジュール設定やメールの返信を、Alexa対応のデバイスで利用できるといいます。
さらに、アマゾンはNetflix(ネットフリックス)などの動画配信サービスの可能性を広げるため、Alexa対応テレビの開発にも力を入れています。
今年の初めには、Alexaがアップグレードされることで、以前よりも自然な会話が可能になるとの発表もありました。今までのように、「アレクサ! 〜して」と毎回呼びかける必要がなくなるとのことです。
さらなる今後の展開として、Alexaを搭載したロボット開発などが噂されています。コミュニケーション、エンターテイメント、ホームセキュリティーをすべて兼ね備えたロボットが、アマゾンから発売される日もそう遠くないかもしれません。