AppleがiPhone、iPadにiOS12、アップルウォッチにwatchOS5、AppleTVにtvOS12と、それぞれ最新のソフトウェアバージョンをリリースしました。
ソフトウェアはここ数か月間ベータ版となっており、最新のiPhoneとアップルウォッチの発売は、今回のバージョンリリースが間近であった事と関係していたようです。
iOS12は2013年発売のiPhone5以降の全モデルと、全てのiPad Air、iPad Pro 、iPad miniは2以降の全モデル、iPad5、6、そしてiPod Touchは第6世代以降の全モデルで利用出来ます。
watchOS5はシリーズ1以降の全モデル(第1世代を除く)のアップルウォッチで利用可能で、TvOS12は第4世代AppleTVとAppleTV 4Kで利用できます。
最新のバージョンアップデートではデバイスのパフォーマンス性能と信頼性を重視した大幅な改善がなされました。それぞれの詳しいアップデート内容を確認していきましょう。
「iOS12」
旧型iPhoneモデルのパフォーマンス強化
・カメラ等のアプリが以前と比べて最大70%早く起動
・キーボードが以前の2倍の速さで表示される
AR(拡張リアリティー)体験
・新アプリ"メジャー"で現実の物体や周囲を測定可能
・複数人数でARゲームをプレイ
・複数人数でプロジェクトの共同作業
通知のグループ化
・アプリごとに通知をまとめ、スッキリした通知画面を実現
・タップする事でそれぞれの通知を個別に表示
Siriショートカット
・バーチャルアシスタントがルーティンを学習し、適切なタイミングでアクションを実行
・独自のルーティンをセットして頻繁に行うタスクを能率化
スクリーンタイム機能
・特定のアプリの通知受信に時間制限を設ける事が可能。制限時間が過ぎたらその日の通知は受信しない
・指定した時間、場所、アクションでロックされた画面に通知を表示させないよう設定可能
Memoji
・自分の3Dアバターを作成しメッセージアプリ内で使用可能(※iPhoneX、iPhoneXr、iPhoneXs、iPhoenXs Maxでのみ対応)
「watchOS5」
※アップルウォッチをOS5にアップデートするには、まずiPhone5sモデル以降のiPhoneを所持し、iPhoneをiOS12にアップデートする事が条件になります。
・アクティビティコンペティション
・自動ワークアウト検出
・ヨガとハイキングをトレーニングタイプに追加
・アプリ"Walkie-Taikie"でアップルウォッチを付けている友人とやり取りが可能
・グループ通知
・Siriショートカット
・Podcast
・手首を上げるだけでSiriに話しかける事が可能(※シリーズ3以降)
「tvOS12」
・AppleTV 4Kでドルビーアトモスオーディオを利用可能(※ドルビーアトモス・ホームシアターオーディオシステムが必要)
・iOS12にアップデート済みのiPhoneのキーボードからパスワード自動入力
・新しいスクリーンセーバー
(画像引用:https://www.iotgadgets.com/2018/09/apple-releases-ios-12-watchos-5-and-tvos-12-everything-you-need-to-know/)