Microsoftは9月6日、同社が発売する家庭用ゲーム機Xbox OneがAI音声アシスタントによる操作に対応したと発表しました。対応アシスタントはMicrosoft CortanaとAmazon Alexaの2種類で、既に米国の少数ユーザーを対象にベータテストを行っているようです。
音声による操作が可能なのは、電源のON・OFF切り替え、ゲームの起動、ライブ配信の開始・停止、音楽再生、音量調整、スクリーンショットなど。例えば「Alexa,Player Unknown Battle Groundを起動して」と指示すれば、「PUBG」が起動します。コマンドはゲームをプレー中にも実行可能で、ハンズフリーでスクリーンショットや配信を開始可能です。
テストが行われているのは、Xbox Oneの会員制サービス「Xbox Insider」内で、会員には専用のAlexaおよびCortanaスキルが公開されています。Amazon Echoやスマートフォン、Sonos OneなどのAlexaデバイスか、Windows 10 PC、スマートフォンなどのCortanaデバイスでスキルを有効にして、所有のXbox Oneを登録すれば音声コマンドが使用可能です。
Microsoftは長年、Xboxの音声操作ツールとして同社が開発した「Kinect」を採用していましたが、Kinectは既に製造開発を終了しており、AlexaおよびCortanaに移行するのは自然な流れのように思えます。CortanaはAlexaと共存していく方針をとっていて、2018年8月にはアシスタント上での相互呼び出しが可能になるなど、連携姿勢を強めています。
また、MicrosoftはXbox Oneを他の音声アシスタントに対応させることも示唆しています。Microsoftのリリースによると「これを足掛かりに、デバイス、音声アシスタント、デジタルサービス間の音声統合を発展させていく」とのことで、今後の展開に期待です。
日本での対応については、まだ何も発表されていませんが、今後対応言語が拡大され、日本語もその対象に含まれる可能性は十分あります。Xboxユーザーは期待して待ちましょう。
(画像引用:https://news.xbox.com/)