米メディアCNBCによると、Samsungは11月にもディスプレイ折りたたみ式スマートフォンを発表予定とのことです。
Samsungは2013年から折りたためるディスプレイの登場を予告しており、今回ついにその詳細が明らかになります。
SamsungモバイルのDJ・コー社長はCNBCの取材に対して、近年行った顧客調査の結果から折りたたみ式スマートフォンを受け入れる市場の余地は確かに存在するとし、「時は来た」と自信を見せていました。
コー氏は11月に開催される開発者会議「Samsung Developer Conference」においてデバイスの詳細を発表すると示唆していますが、実際の発売時期がその頃になるかについては何も触れていません。ただコ―氏は、同デバイスの開発は「ほぼ完了している」としています。
Samsungモバイルは、2018年第2四半期に売り上げを前年比20パーセント減少させており、売り上げを開発させる起爆材を欲しているのは明らかです。HuaweiやAppleとの競争が激化している現状において、折りたたみ式スマートフォンの投入は他との大きな差別化となり得ます。
コー氏はまた、ミドルレンジ機種に関する戦略の変化についても言及しました。それは主に若年層を取り込む目的で、今後は低価格帯の機種へ積極的に最新機能を導入していく方針のようです。
世界シェア1位を突き進むものの、現状を打破しなければその座も安泰ではないSamsung、いったい今後どんな刺激的な対策をとってくるのか、その動向に注目していきましょう。