8月31日よりドイツ・ベルリンで開催中のIFA(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)において、HuaweiがAmazonのAI音声アシスタントAlexaを搭載したスマートスピーカー「Huawei AI Cube」を発表しました。
(Video:Huawei Mobile Belgium/YouTube)
同製品はHuaweiにとって初のスマートスピーカーとなり、2018年末に欧州で発売される模様です。政権による締め出し強化によりスマートフォン事業の撤退が噂される米国をはじめ、その他地域での発売に関しては明らかになっていません。
さて、Huawei AI 「Cube(立方体)」の商品名とは裏腹に、Google Homeを彷彿とさせる円筒型のデザインが特徴的なこの製品、スマートスピーカーとしては前代未聞のLTE通信に対応し、Wi-Fiルーターとしても使用できるのが驚きです。
最大300MbpsのWi-Fiテザリングが可能で、2.4GHzと5GHzのデュアルバンドルーターも内蔵。LANポートも搭載しており、スマートフォン以前はWi-Fiルーターの製造で大きく成長したHuaweiの面目躍如といったところでしょうか。
HuaweiはAI Cubeの音質について強くアピールしています。独自開発のサウンド効果「Huawei Histen」によりクリアな音質が実現できるとのことで、ワット数もGoogle Homeの10Wを上回る15Wとなり、パワフルな音声出力を実現しました。
また、音声認識能力に関してもHuaweiは自信を見せており、4つ搭載されたマイクアレイで部屋のどこからでも音声認識が可能になるとのことです。
価格やその他詳細はまだ明らかになっていませんが、日本国内での発売も含めて、まだまだ気になる要素はたくさんあります。続報に期待しましょう!
(画像引用:https://www.trustedreviews.com)