Xiaomiの林斌社長は8月30日、”中国版Twitter”Weiboで自身のアカウントを更新し、同社のフラッグシップスマートフォン「Mi Mix 3」と思われる画像を投稿、10月に発売予定であると明かしました。写真を見るにMi Mix 3は、2018年6月にOPPOが発表、8月末から9月頭にかけてドイツで開催中のIFA(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)でもHuaweiが発表したことから、新たなトレンドとなりつつあるスライド式インカメラを採用している模様です。
林斌はMi Mix 3が10月にリリース予定であると明かしたものの、今のところ仕様や価格などの詳細はまだ明らかになっていません。しかし、画像を見てお分かりのように、ほぼ完全にフルスクリーン(ベゼルレス=狭額縁)のデザインが実現されつつあるようです。
XiaomiのMi Mixシリーズでは、2016年のシリーズ第1作以来、ディスプレイを囲むベゼルを可能な限り最小化しようと取り組んできました。スマートフォンメーカー各社がこぞってiPhone Xのようなノッチ(切り欠き)でディスプレイ割合を上げようとした際も、Mi Mixシリーズはあえてノッチに頼らず、それが逆に個性ともなりました。
この度、Xiaomiが現在のトレンドとも言えるスライド式インカメラを採用したことは、上述の流れに反すると見る動きもあるかもしれませんが、インカメラを残しつつディスプレイ割合を上げていくためには、スライド式は現状最も合理的な方式です。
もし本当に10月にMi Mix 3がリリースされるならば、近々さらなる追加情報が明らかになるのは間違いありません。そして、OPPO、Huawei、そしてXiaomiが互いに開発を続けることで、より洗練されたスライドカメラ機構が登場していくこともまた、可能性大です。期待しましょう。
(画像引用:https://m.weibo.cn/status/4278842510683997)