「One Click」をはじめ、ポップなデザインのポータブルスピーカーを手掛けるデンマークのオーディオメーカーLibratoneは8月29日、無指向性ワイヤレススピーカー「Zipp」シリーズの新作として、「Zipp 2」と「Zipp 2 Mini」を発表しました。
両モデルはAmazonのAI音声アシスタント「Alexa」を新たに搭載しており、スマートスピーカーとして使用可能です。Amazon Echoをはじめとするその他Alexa搭載デバイスと同じように、音声でのスピーカーの操作、Amazonの注文、スマートデバイスの制御などが可能になっています。
また、12時間持続のバッテリーを内蔵しており、自宅内の複数の部屋や、屋外に持ち出しての使用も可能です。本体上部のぶら下げ用バンドを活用すれば、ビーチパラソル、自転車、木の枝など、様々なシーンでの使用パターンが生まれます。
Zipp 2は通常Wi-FiまたはBluetooth経由で接続し、AppleのマルチルームオーディオシステムAirPlay 2にも対応しているため、Apple HomeKitおよびSiriでの操作も可能です。
さらに、Spotify Connect、DLNA、3.5mmミニジャック、USBポートを搭載しており、幅広い拡張性で大抵のオーディオシステムへ順応できます。
複数台のZipp 2をリンクさせることも可能です。家庭内で最大10台のZipp 2を同期させ、同じオーディオが再生できます。前作Zippでは、この機能において多くの問題が報告されたようですが、スマートスピーカーに生まれ変わった新モデルでは改善されていることでしょう。
Zipp 2とZipp 2 Miniのカラーバリエーションは共通で、フロストグレー、ブラック、クランベリーレッド、パイングリーンの4色となっています。価格はZipp 2が279ポンド(約4万580円)、Zipp Mini 2が229ポンド(約3万3300円)です。どちらも近日中にAmazonで入手可能になるとのこと。
日本国内においては、2016年よりエコ・トラストジャパンが総代理店としてLibratone製品を販売していますが、2018年8月30日現在Zipp 2の発売はアナウンスされていません。今後の展開に期待していきましょう。