ウェアラブルデバイスで世界トップシェアを誇るFitbitは8月20日(日本時間8月21日)、同社の主力商品「Fitbit Charge」シリーズの新作となるスマートトラッカー(腕時計型活動量計)「Fitbit Charge 3」の発売を発表しました。欧米各国で10月、日本国内で11月に発売予定であることも併せて発表されています。
Fitbit Charge 3は、2016年発売の前作「Fitbit Charge 2」から約2年ぶりのアップデートとなり、すでに英語版公式サイトで予約受付中です。気になる価格は、通常版が前作と同じ1万9980円、NFCを搭載しモバイル決済が可能なスペシャルエディションは2万3630円(いずれも税込)となっています。
(Video:YouTube/Fitbit)
Fitbit Charge 3の外観を見てみると、前作とそれほど見た目が変わっていないように見えますが、実はディスプレイ周りの機能が大幅に強化されています。まずディスプレイがタッチパネル式に変更になり、テキストメッセージの返信がデバイス上で行えるようになりました(Androidスマートフォンのみ対応)。ディスプレイ自体の面積も、前作と比べて40パーセント拡大し、より視認性が増しています。
これまでのFitbit Chargeは防水に対応しておらず、水泳時の活動計測ができない他、入浴時に外す必要があるなど、水まわりでの使用には気を付ける必要がありました。しかし今回水深50mまでの防水に対応したことで、デバイスが水に濡れることを気にせず使用可能になっており、突然の雨の際にも使用できるのが嬉しいところです。
バッテリー持続時間も前作の5日間から最大7日間に拡大、一週間充電なしで過ごせるポテンシャルとなりました。さらに、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)の測定が、Fitbit製品で初めて測定可能となっています。SpO2は血中のヘモグロビンが酸素と結びついている割合を皮膚上から計測した数値で、96~99%が正常値です。この値が低いと、気管支喘息や肺気腫など、呼吸器系の疾患が疑われます。
既に英語版公式サイトからはFitbit Charge 2が購入できなくなっており、商品ページを閲覧しようとすると、Fitbit Charge 3のページにリダイレクトされるようになっています。
日本版サイトでも商品ページが公開されており、商品情報が確認可能ですが、記事執筆時点では「近日発売」ステータスになっており、まだ予約できない状況です。
大きな進化を遂げたFitbit Charge 3、実際に手元に届く瞬間が今から楽しみでなりません。