Samsungがディスプレイ折りたたみ式のスマートフォンを開発中であることは、長らく伝えられていますが、Huaweiがそれに先んじてディスプレイ折りたたみスマートフォンを発売するかもしれません。
Samsungは子会社のSamsung Displayにおいて、長年にわたりディスプレイ革新の主導権を握ってきました。Samsung Displayは7月26日に、開発中の「割れない」折りたためるディスプレイの耐久性を実演したばかりです。
一方Huaweiは、中国のサプライヤーBOEが開発したフレキシブルなOLEDパネルを利用して、折りたたみ式スマートフォン発売を計画しているようです。
北京オリエンタルエレクトロニクスとして1993年に設立されたBOEは、世界のテクノロジー業界においてそれほどよく知られている名前ではありません。ただしBOEは近年急速にディスプレイ事業を成長させており、同社はすでにAppleのiPhone用LCD製造を一部担っています。
BOEの次なる領域は、Huaweiが使用する折りたたみ有機ELパネルを製造することです。すでにBOEは5月末に開催されたディスプレイ業界最大のイベント「SID 2018」においてそのプロトタイプを公開しており、その様子は以下の動画で確認可能です。
(Video:YouTube/Charbax)
Huaweiが最新の機構を先んじて採用するのは、これが初めてではありません。2014年、iPhoneがサファイアクリスタルディスプレイを使用したモデルを発売するとの噂がささやかれていた中、HuaweiはAppleに先んじてAscend P7の限定モデル「Sapphire」を発表しました。
結局その時はiPhoneのサファイアクリスタルディスプレイモデルは発売されず、Huaweiは先走った結果となってしまいました。しかし1年後の2015年には、Huawei Mate Sのスペシャルエディションでタッチ圧力の感知機能を先に実装することで、Appleを出し抜くことができました。Huaweiは折りたたみスマートフォンにおいても、Samsungに先んじてリリースできるのか、要注目です。