オートバイ向けのスマートヘルメットを手掛ける、2013年に設立された台湾企業JARVISHが、新作ARスマートヘルメット「JARVISH X-AR」を発表しました。正式な発売時期や価格はまだ明らかになっていませんが、2019年出荷開始で、価格は1000ドルを超える見込みになっています。また、公式サイトに事前登録しておけば、発売時に35%オフで購入可能です。
X-ARには、ARヘッドアップディスプレイ、GPS、Alexa、前後カメラが搭載されており、最新テクノロジーでライダーの安全運転をサポートします。
ARディスプレイは、バイザー部分上部に表示される形で、前方の視界を妨害しないように表示されます。現在のスピードや天気、交通状況など、走行に役立つ情報が表示されます。
前後のカメラ映像についても、ARディスプレイ上に表示されるため、振り返らずとも後ろを確認することが可能です。
もしこれらの機能にアクセスするのに、手を使う必要があれば、安全上大変な問題になりますし、停止時しか操作できないとなれば、スマートヘルメットとしての利便性も大きく減退してしまいます。
X-ARでは、この問題にAlexaを搭載することで対処しました。音声操作ならば、運転中にも手を離すことなく適切な情報を選択して表示することが可能になります。
まさに未来的なデバイスと言えるX-ARですが、日本国内での使用に関しては、各手法令等を遵守できているか等、慎重な確認が必要です。
また、ヘルメットに表示された情報に気を取られていた場合に発生する万が一の事故リスクについても認識していなければなりません。
このような注意点もありますが、身の回りの製品が隅々までテクノロジー化していく現代を象徴するようなスマートヘルメットX-AR。実際に登場するときはどのような形になるのか、今から期待せざるを得ません。