Microsoftは6月19日より、同社が開発しWindows 10に標準搭載されているWebブラウザ「Microsoft Edge」のiOS/Android向けアプリに広告ブロック機能を提供しています。
今回の広告ブロックの特徴としては、広告ブロッカーとして有名なAdblock Plusを直接組み込んでいることが挙げられます。ブラウザに直接組み込まれてた同機能は、設定から有効にすることが可能で、別のアドインをダウンロードしてインストール必要はありません。
MicrosoftがAdblock Plusと協力している背景には、モバイルブラウザで約65%のシェア(Net Applications調べ)を誇るGoogle Chromeへの対抗意識が見て取れます。
Googleはこれまで、Android用Chromeアプリで独自の広告ブロックを発表していますが、これはAdblock Plusほど網羅的ではなく、広告の大半をそのまま表示しています。
また、MozillaのAndroid版Firefoxでも、広告ブロッキングが組み込まれていますが、プライベートタブでは利用不可です。Samsung端末のユーザーは、標準ブラウザにおいてAdblockアドインをインストールして広告をブロックすることができます。
Microsoftによると、Android用Microsoft EdgeはGoogle Playストアですでに500万ダウンロードを達成しているとのことですが、10億ダウンロードのFirefoxや、デフォルトブラウザとなっているChromeとはまだ大きな差があります。
Microsoft EdgeがiOS上でどのくらいダウンロードされているかははっきりとわかりません。2017年11月にアプリ版がリリースされ、2018円3月にiPadやAndroidタブレットでも利用可能となったところです。
(画像引用:microsoft.com)