ちょうどいいサイズの女性向けスマートウォッチ
Kate Spade Scallop は、世界最大の家電見本市CES 2018で発表された、同ブランドでAndroid Wear OSを採用したスマートウォッチです。
同ブランドからは、人気のあるハイブリッドスマートウォッチがすでにリリースされており、今回のスマートウォッチにノウハウが活かされています。
295ドルで発売されたこのスマートウォッチは、審美性、機能性、多機能性において、女性を念頭に置いて開発されているとのことです。Kate Spade Scallopのシンプルなデザインは非常に魅力的です。
サイズも9mmの厚さ、42mmの直径と、手首にちょうど良くフィットします。なお、ほとんどのスマートウォッチよりはサイズ感は小さいですが、それでも一般的な時計よりは少し大きいです。とはいえ、スカラップ柄に装飾されたベゼルが、それを大きく感じさせない役割を果たしています。
カラーバリエーションとしては、ローズゴールドの本体にピンクか金属製のベルト、ゴールドの本体に黒のベルトが選択できます。
レザー製のベルトは、イタリアンレザーを使用しており、毎日身に着けていても、中々色褪せたり、疲れたりした感じになることはありません。
ベルトの着脱には、一般的な時計に多く採用されているクイックリリース機構が採用されているため、好みのベルトに付け替えることも可能です。
ほぼすべてのWear OSスマートウォッチと同様、ScallopはSnapdragon Wear 2100プロセッサを搭載しており、4GBの内蔵ストレージも搭載しているので、音楽を保存してBluetoothイヤホンで再生することができます。
全体的に、動作に関して不満はありません。メニューのスクロールはスムーズで、アプリも問題なく動作します。天気アプリやGoogle Playストアなどのいくつかのアプリケーションでは、多少動作がもたつく場面が見られるケースもありましたが、全体的にスムーズに動作します。
Kate Spade Scallopのディスプレイは、1.19インチで390×390ピクセルの解像度となっています。表示もかなり明るく、活気あふれるカラフルなグラフィックスが実現しています。
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Androidユーザーなら設定も操作も簡単!
Androidユーザーなら設定も操作も簡単!
OSはかつてAndroid Wearと呼ばれていたGoogleのWear OS 1.1を搭載しています。Androidの名前を削除して、これらのスマートウォッチがiPhoneでも動作することを強調していますが、iOSユーザーにはまだいくつかの制限があります。
Androidユーザーの場合、Wear OSのスマートウォッチを一度も使ったことがない状態でも、非常に使いやすいです。
スワイプして通知を表示し、下にスワイプして設定にアクセスし、左または右にスワイプして時計のスキンを変更します。左右にスワイプすると、通知をクリアできます。
一方、iPhoneと接続すると、Wear OSは少し制限されます。Androidの場合と同様に、Wear OSアプリをダウンロードする必要がありますが、バックグラウンドで常に実行しておく必要があります。
そうしないと、スマートウォッチへの通知を受け取ることはできず、毎回アプリを起動する必要が出てくるのです。
なお、通知に対してレスポンスを返すことはできませんが、通話に関しては着信拒否ができます。 Scallopでは、Google Fitを使用して歩数、移動距離、消費カロリーを追跡します。GPSや心拍センサーのおかげで、運動をさらに追跡するのに役立ちます。
ボタンを押し続けるとGoogle Assistantが呼び出され、リマインダの設定、メッセージの送信、天気の更新ができます。今後の更新で、さらにアップグレードされていく予定です。
バッテリー容量は300mAhで、約24時間の使用が可能です。現実的には、午前8時30分に100%で使用開始すると、午後11時30分頃には約5%に低下しています。この場合、すべての通知とアニメーションをオンにしています。
24時間は持たないにしても、実質的に1日バッテリーが持つということは、スマートウォッチとして及第点です。毎日充電するのが煩わしい人は、ハイブリッドスマートウォッチや、スマートバンドのように、数週間~数カ月バッテリーが持続するデバイスを選択するといいでしょう。
国内でも発売されているKate Spade Scallop、手に取ってみよう
いかがだったでしょうか。Kate Spade Scallopはスタイリッシュなデザインに、スマートウォッチとして必要な要素を兼ね備えた、魅力的なデバイスです。日本でも発売が開始されたので、興味のある方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。