4つのボタンに機能を割り当て可能
Hue Tapは直径75mm、高さ25mmの小さな円筒型をしています。天井面にはフィリップスのロゴと、3つのボタンが配置されているだけのシンプルなデザインです。
ボタンは3つですが、天井面全体がボタンの役割を果たし、合わせて4つの機能を割り当てることが可能です。
Hueアプリで登録するだけ!超簡単設定
Hue Tapは既存のHueシステムに追加するように設計されているため、設定に手間取ることはほぼないと言っていいでしょう。
Hue Tapの初期設定で必要なのは、Hueアプリの起動と、数回のタップだけです。同期が完了したら、各ボタンに機能を割り当てます。設定の最初から最後まで、かかる時間は約1分です。
設定が完了した後は、設置する場所を決めるだけです。これにしても非常に簡単です。壁にただHue Tapを貼り付けるだけとなっています。電源コードも配線もないため、どこにでも一番便利だと思うところに貼り付けられるのが利点です。
壁に貼り付けずに、ポータブルスイッチとしても使用可能です。手に届く範囲においておけば、携帯電話が手元にないときでも、その場で照明を操作可能となっています。
面倒なカスタムライトもワンプッシュで簡単再現
4つのボタンのそれぞれには、異なる照明プリセットを起動するようにプログラムすることができます。最初にスマートフォンのHueアプリでこれらのプリセットシーンを作成する必要がありますが、一度設定すれば、後はボタンをひと押しするだけです。
これはHue Tapが手元にある限り、スマートフォンを開いて操作したり、音声で操作したりするよりも圧倒的に手軽です。基本的にHue Tapは、高度な機能へのアクセスだけでなく、迅速で便利なコントロールの両方を実現します。
ボタンを押す際のエネルギーだけで動作 電源やバッテリーは不要
Hue Tapで最も魅力的な点は、電源もバッテリーもなくても、すべての機能が使用可能なことです。Hue Tapはボタンを押すときに発生するエネルギーを利用して動作します。
押してから操作が完了するまでのタイムラグもほぼほぼ無く、非常に快適な操作性です。
Hue Tapはその小さなサイズにもかかわらず、Hueユーザーにとっては非常に大きな利便性をもたらします。
アプリ内の最も便利な機能をスマートフォンから切り離し、より簡単にアクセスできる物理的な場所に落とし込むそのアイデアは、現在のスマートホームのトレンドとは違う方向ですが、これは非常に効果的で、スマートライトの問題を見事に解決します。
たとえば、スマートフォンを立ち上げて、アプリを起動し、必要な操作までたどり着くことは、ただそこにあるスイッチを押すよりも遥かに時間がかかり、不便です。
そこで、Hue Tapを利用して、アプリで設定できる高度な設定に簡単にアクセスできるようにすることで、Hueのエコシステムを完成させるのに役立ち、他のスマートライトとの間に明確なアドバンテージを生みます。
小さくてシンプルなスイッチとしては5,400円(2018年5月現在のAmazon.co.jp、送料別)の値段は少々高いですが、Hueユーザーならば、ほぼ間違いなくその手軽さの虜になり、その価格を高く感じることはないかもしれません。