米Amazonは4月24日、自家用車のトランクに荷物を配達するサービス「In Car Delivery」を米国37都市において開始しました。
Amazonは2017年に配達員が玄関の鍵を開けて自宅内に配達するサービス「Amazon Key」を開始しており、今回のIn Car Deliveryもこのサービスの一環となっています。
Amazon Keyでは、配達員を自宅内に入れるために、スマートロックやスマートセキュリティカメラを必要としていましたが、In Car Deliveryでは自動車に組み込まれたスマートカー技術を使用します。まずはゼネラルモーターズ、ボルボの2社と連携し、サービスが展開されます。
サービスを利用できるのはAmazonプライム会員かつ、車載テレマティクスサービスOnStar(ゼネラルモーターズ)かVolvo on Call(ボルボ)ユーザーで、2015年以降に製造されたモデルの所有者となります。Amazonによると、今後他の自動車ブランドが追加されていく予定とのことです。
発送重量が50ポンド(約22.7キロ)以上、サイズが26 x 21 x 16インチ(66 x 53 x40センチ)以上、署名が必要な荷物、1,300ドル(約14万2000円)以上の注文、マーケットプレイス商品は、車内配送することができません。
In Car Deliveryサービスを利用するには、Amazon Keyアプリに車を追加し、配達員が車を見つけるための特徴を記載する必要があります。自宅から特定の範囲内であれば、自宅以外の場所に駐車していても配達可能です。。
配達員が車を発見して、荷物のバーコードをスキャンすると、自動車会社を通じて車のトランクが一定時間開錠されます。トランクを閉めると、再び施錠されます。
Amazonと自動車メーカー2社の契約は2年契約で、Amazonによると「互いのユーザーの利便性向上」がサービス開始の目的とのことです。