米スポーツウェアブランド大手アンダーアーマーは3月30日、子会社が運営するフィットネスアプリMyFitnessPalがハッキングを受け、1億5000万件ものアカウント情報が流出したと発表しました。
流出したアカウント情報は、ユーザー名、メールアドレス、パスワードの模様で、クレジットカード番号や社会保障番号などは含まれていません。
アンダーアーマーは2015年、当時ユーザー数8000万人だったMyFitnessPalを4億7500万ドルで買収しました。それ以来フィットネストラッカーとの連携やアプリの改良を推し進め、登録ユーザー数は3年で約2倍になりました。
アンダーアーマー社は2018年3月25日にこの事態に気づいたようで、実際にハッキングされたのは2018年2月のことでした。同社はすでにデータセキュリティ企業と共同で調査を始めており、事態の解明に動いています。
ユーザーに対してはパスワードの変更を求めるなど、緊急対策措置が取られています。また、同社はMyFitnessPalだけでなく他のサービスのアカウントパスワードを変更すること、あらゆるアカウントに不正な動きがないか確認すること、不審なメールに警戒することを推奨しています。
今回の流出はアンダーアーマー社の株価にも影響を与え、3月30日時点で前日比4パーセントの下落を記録しています。
(画像引用:http://www.myfitnesspal.com/)