レンズ全体が光る。雰囲気メガネとはどんなメガネ?
今回ご紹介する雰囲気メガネは、スマホと連動して、日常生活におけるさまざまな情報を伝達してくれるというメガネ型のウェアラブルデバイスです。
クラウドファンディングMakuakeで目標額324万円を倍以上も上回る734万円の調達に成功し、大きな話題となった雰囲気メガネですが、いったいどんなメガネなのでしょうか?
まずは搭載されている機能をご紹介していきます。
雰囲気メガネのフレームにはフルカラーLEDが内蔵されていて、スマホと連動して通知などが届くとレンズ全体が光る仕様になっています。
メール通知はグリーン、SNS通知はイエロー、着信はレッド、スケジュール通知はブルー、株価の変動通知はピンクなど、通知の種類に合わせて雰囲気メガネの色や光るパターンを自由に設定することができます。
これらの通知は光だけでなく、雰囲気メガネに搭載されている小型のスピーカーからサウンドでも知ることが可能です。
サウンドは本人以外には聞こえない程度の大きさで、周囲に迷惑をかけてしまわないように設計されている点も、まさに文字通り“雰囲気(を大切にする)メガネ”といえるでしょう。
なお、連携させるにはスマホに雰囲気メガネアプリをインストールして、Bluetooth経由でペアリングさせるだけですので、誰でも簡単にセットアップすることができます。
こうした機能や利便性もさることながら、雰囲気メガネはそのデザイン性も高く評価されています。
存在感がありながらも、シンプルでスタイリッシュな装いは主張が強すぎず、男性にも女性にも合うように考えられて作られていますので、ファッションの一部、メイクの一部としてもオシャレ度をアップさせてくれるでしょう。
雰囲気メガネアプリの機能をフル活用すれば日常がもっと便利で楽しくなる
雰囲気メガネアプリには、タイマーやテンポモードという機能が搭載されています。
タイマー機能を使えば、たとえ料理の煮込み中に別のことをしていても、設定した時間になれば雰囲気メガネが知らせてくれますので、煮込みすぎや吹きこぼれを防ぐことができます。
そして、普段から運動をする人や楽器を演奏する人にとって便利なのが、雰囲気メガネアプリのテンポモードです。
私たちは歩く、走るなどの動作を一定のテンポで行っています。テンポが崩れると疲労感が増したり、トレーニングの効果を十分に得られなかったり、怪我を招いたりなどのデメリットがありますが、そこで雰囲気メガネのテンポモードが役立ちます。
一定の間隔で雰囲気メガネを点滅させることができますので、テンポに合わせてジョギングやウォーキングを続けることができるのです。
もちろん、楽器を奏でる人にも雰囲気メガネのテンポモードは有用です。メトロノームやクリックなどは音ですので楽器の音と混ざり合ってしまいますが、雰囲気メガネは光のため、演奏が邪魔される心配もありません。
さらに、雰囲気メガネアプリのイルミネーションモードでは、カラーピッカー(色情報を取得したり色を作成したりできるツール)を操作してLEDの色を自由に変化させることができます。
雰囲気メガネ公式サイトの動画にあるパーティーモードのように、その場の雰囲気に合わせたライティングも可能なのです。
視界を邪魔することなく、さまざまな情報を色で教えてくれる雰囲気メガネは、スマホを常に持ち歩き、1日に何度も通知をチェックするのが当たり前になっている現代において、ストレスを大きく軽減してくれるデバイスと言えるでしょう。
実用性とエンターテイメント性を兼ね備えた雰囲気メガネで自分を演出しよう
雰囲気メガネ、いかがでしたか?
まさかここまでメガネ型ウェアラブルデバイスが進化していたとは思わなかったという方も多いのではないでしょうか。
すでにご紹介した以外にも、雰囲気メガネとスマホの距離が一定以上離れた場合に、光と音で教えてくれる置き忘れ防止機能、MIDIやOSC対応の楽器やアプリと連携させることで演奏に合わせて光らせる音楽同期機能などユニークな機能も満載です。
なお、デフォルトでは素通しレンズですが、フレームは一般的なメガネのフレームと同じ構造のため、メガネ店で度入りレンズを選ぶこともできるようです(※対応している店舗などに限ります)。
視力が悪くて普段からメガネが手放せない方でも装着できるのは嬉しいポイントではないでしょうか。
そんな雰囲気メガネは現在、「ブラック/ブルー」「ホワイト/グレー」「グレー/レッド」「ブラウン/イエロー」の4色が販売されています。
価格は、クラウドファンディングMakuakeはすでに終了していますが、オンラインストアで29,160円、Amazon.co.jpでも同じく29,160円で販売されています。
高い実用性とエンターテイメント性を兼ね備えた雰囲気メガネ、これまでとはひと味もふた味も違う自分を演出するツールとして、利用を検討してみてはいかがでしょうか?