Googleは3月22日、米国のGoogleアシスタントにおいて、個人間の送金機能を実装しました。同機能はGoogleの支払いサービスGoogle Payと連携して運用されます。まずは米国内限定での提供となり、言語は英語のみ対応です。
米国のユーザーがGoogleアシスタントに、例えば「ローレンに2ドル送って」と指示すると、アシスタントはGoogle Pay経由の送金を順に実行します。受取人は、自身のGoogle Payアカウントから資金を受け取り可能です。
既にGoogle Payアカウントを設定しているユーザーならば、特に何も設定しなくても、アシスタントに指示するだけでアシスタント内のGoogle Pay使用が可能になります。
Google Payアカウントを持っていない場合は、初めての送金リクエストの際アカウント設定を求められます。アシスタント経由で取引する際は、指紋やパスワードによる認証が必要です。
Googleによると、Google Home経由での支払いは、今後数か月以内に利用できるようになるとのことです。Google Homeでの課題としては、認証をどうするかということですが、この部分に関しての情報は明らかになっていません。
Googleは最近、Googleアシスタントでの商品購入や鉄道乗車券購入機能を実装しました。しかし、個人間送金に関しては、GoogleはAppleの後塵を拝しています。
Siriでは2016年にPayPal、2017年にApple Payでの個人間送金に対応しました。現在、GoogleアシスタントではGoogle Payのみを使用できます。
(画像引用:Google)