2017年に設立された米スタートアップ企業Lighthouse AIは、自動運転やコンピュータービジョンの専門家によって設立された人工知能企業で、2月22日に初の一般消費者向け製品となるAIセキュリティカメラ「Lighthouse」の発売を発表しました。
Lighthouseは2017年5月に発表され、AmazonEchoやGoogle、Nestkaraが発売するスマートデバイスに興味を持っているか、既に所有しているガジェット愛好者を主な対象ユーザーとしています。
Lighthouse AIの首脳陣は、AIの精度と利便性において、彼らは上記の製品群よりもLighthouseを選択するだろうと自信を見せています。
公式ウェブサイトとAmazonにおいて299ドルで販売されているLighthouseは事実上、スマートホームのオールインワンAIシステムです。
フルHD1080pで24時間フィードを記録し、それを最大30日間保存、Lighthouseアプリで設定した顔の認識にも対応します。
アプリでは、家族や友人、ベビーシッターなどのユーザープロフィールを作成して、カメラが彼らの顔を認識すると撮影をやめることも設定できます。
LighthouseのAIコンパニオンサービスには月額10ドルかかりますが、200ドル払えばパーマネントアクセスを獲得できます。
LighthouseのAI機能は、Nestが顔認識システムで行っていることと非常によく似ています。このシステムは、写真で人を識別するためにGoogleが使用するのと同じ顔認識アルゴリズムを使用しているからです。
Lighthouseのアレックス・タイクマンCEOはかつて、Googleの副総裁セバスチャン・スランの研究チームの一員として、スタンフォード大学で7年間働いていました。
スラン氏はのちにアルファベット社のXラボを共同創設し、スタンフォードで研究していた自動運転の理論は最終的にアルファベット社の系列会社Waymoへと発展しました。
また、タイクマンCEOとともにLighthouseを共同設立したヘンドリック・ダーカンプは、代表を務めていたストリート・マッピング・ベンチャーVutoolを2007年にGoogleへ売却し、それはのちにGoogleマップのストリートビューへと発展しました。
AIやコンピュータービジョンの専門家として豊富な経験を持つ共同創設者2人は、自然言語処理やその他のAI分野の専門家も加え、カリフォルニア州パロアルトにおいて精力的な製品開発を続けています。Lighthouseは今後スマートホーム業界に旋風を起こすことが出来るのか、要注目です。
(画像引用:https://www.light.house/)